「グリーンボール」って聞いた事がありますか?見た目はキャベツとそっくりですが、キャベツよりも栄養価が非常に高い野菜になります。
スーパー等で見かけた事がある方も多いのではないでしょうか。そこで今回は
- グリーンボールとはどんな野菜なのか
- グリーンボールにはどんな効果があるのか
- グリーンボールのお勧め調理法
これらのテーマについてご紹介していきたいと思います。この機会に是非、グリーンボールの魅力を知ってください。
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目次
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グリーンボールってなに?
丸玉というキャベツの銘柄の一つ
「グリーンボール」とはキャベツの一種です。キャベツには「寒玉」「春玉」「丸玉」などの種類があり、グリーンボールは「丸玉」と呼ばれるキャベツの総括名です。
見た目はキャベツにそっくりですが、キャベツの重さは約1.2~1.5㎏。グリーンボールは約1㎏と小ぶりとなります。
旬の時期
旬の時期は4月~6月頃です。日本では茨城県や長野県で多く栽培されています。寒さに弱い野菜ですので、冬に出回る事はほとんどありません。さらにキャベツより出回る量は少なめになります。
葉が柔らかいのが特徴
鮮やかな緑色と丸い形が特徴です。葉は内側までしっかりと巻き込まれているため肉厚ですが、触感は柔らかいため生で食べる事も炒める事もできます。煮崩れもしにくいため煮物やスープにも合う万能な食材です。
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グリーンボールの栄養価がすごい
グリーンボールとキャベツに含まれている栄養素は同じものです。しかし、キャベツと比べてグリーンボールの栄養価は非常に高くなります。
キャベツよりも小ぶりなため、購入する際に割高には感じるかもしれませんが、栄養価が高いため好んで買われる方も少なくありません。
カロテンが通常のキャベツの2倍
キャベツに含まれるカロテンは50㎍に対して、グリーンボールは110㎍と2倍含まれています。カロテンには抗酸化作用があります。これにより免疫を強化してくれます。
また油に溶ける性質があり、油を使って料理をすればカロテンの吸収率が高まります。
カリウムが通常のキャベツの1.2倍
キャベツ100gに対して270㎎のカリウムが含まれていますが、グリーンボールには310㎎含まれています。カリウムの働きは、ナトリウムとバランスを取りながら体内の状態を正常に保つ事です。
ナトリウムの過剰摂取は高血圧の原因になりますが、カリウムの「ナトリウム排出機能」によって、高血圧を予防する効果もみられます。
その他、「水分や塩分の調節機能」によってむくみの予防・改善も期待できます。さらにカリウムには筋肉の弛緩調整作用もあるため、健康を維持するために重要な栄養素となります。
ビタミンが豊富
グリーンボールには、「ビタミンK」「ビタミンC」が含まれます。キャベツ100gに含まれるビタミンの割合はグリーンボールと大きく変わりません。
グリーンボールもキャベツも同様に、ビタミンCの含有量が多いのが特徴です。100gで一日の摂取目安量の半分を摂取できます。
ビタミンKには「血液凝固作用」「骨の健康を保つ」「動脈硬化を防ぐ」などの効果があります。
ビタミンCには「抗酸化作用」「コラーゲンの合成を促す」「腸内で鉄分の吸収を助ける」「ガンを予防する」「血管・歯・骨などを健康に保つ」などの効果があります。ビタミンCは老化を防止し美肌作りにも欠かせない栄養素です。
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グリーンボールのおすすめの食べ方
葉の内側まで鮮やかな緑色でつやがあり、肉厚なのに柔らかいため、「サラダ」「煮物」「スープ」さらに「炒め物」と様々な料理に活用できます。
そんなグリーンボールのおすすめの料理をご紹介したいと思います。
コールスローサラダ
春キャベツと冬キャベツの中間のような触感のグリーンボール。葉が柔らかいため、小さなお子様にも食べやすいサラダになります。
グリーンボールは粗みじん切りにし、塩で揉んで10分程放置した後はしっかり水分を絞ってください。その後はお好きな味付けで召し上がってください。
葉の柔らかいグリーンボールは、他の食材ともよく馴染みます。
ロールキャベツ
グリーンボールは葉が柔らかいため、ロールキャベツにお勧めです。
小さいものであれば、芯をくり抜いてそのまま茹でる事もできます。また肉厚な葉は長時間煮込んでも煮崩れしにくいため、仕上がりが綺麗ですよ。
回鍋肉
ゴマ油で豚肉と炒める回鍋肉もお勧めです。春キャベツが出回る時期に旬となるグリーンボール。春キャベツで回鍋肉は触感が物足りないと言う方は、グリーンボールを選んでください。
グリーンボールの触感を残すため、炒める時間は短めにしましょう。油で炒めるとカロテンの吸収率もアップするため効率的に栄養を取る事ができます。
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まとめ
「グリーンボールとはどんな野菜なのか、その特徴とおすすめの食べ方」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- グリーンボールは「丸玉」と呼ばれるキャベツの一種
- グリーンボールのカロテンはキャベツの2倍
- グリーンボールのカリウムはキャベツの1.2倍
- グリーンボール100gで一日のビタミン摂取目安量の半分を摂取できる
- グリーンボールの葉は肉厚なのに柔らかいため、様々な料理に活用できる
グリーンボールはキャベツと比べて非常に栄養価が高く、また春先にしか出回らない貴重な野菜です。
スーパー等で見かけてもつい、いつものキャベツを買われていた方は、この機会に是非グリーンボールを購入してみてくださいね。
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