魚を生で食べるお刺身、これはあまり外国にはない文化で、日本ならではの食事とも言えます。鮮度や衛生面に高い意識がある、日本人がなせるならではの技ともいえるかもしれませんね。
今回は、そんなお刺身の健康効果について詳しく解説していきます。魚は生で食べたほうが良い!焼いた魚の方が良い!など様々な意見がありますよね。
これらについて、含まれる成分などの観点から紐解いていこうと思いますよ。今回紹介していくテーマは、
- 刺身の栄養素・カロリー
- 刺身の健康効果
- 刺身のデメリット
- 食べる際のポイント
これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてみてくださいね。
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目次
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刺身の栄養素・カロリー
お刺身の栄養素やカロリーなどを詳しく紹介していきます。選ぶ魚や、それぞれの魚の割合などによっても大きく変わってきますから、一般的な刺身の盛り合わせを例にとって紹介していきます。
カロリー・栄養素一覧
- 刺身の盛り合わせ100gあたりのカロリー:155㎉
- 含まれる代表的な栄養素:タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラル・食物繊維など
一般的な刺身の盛り合わせは、550g程度の商品が多いようです。そのため刺身の盛り合わせ1皿を食べると、約880㎉程度になります。
加熱した魚と比較
焼き魚にした場合のカロリーや栄養素を見ていきましょう。今回は、サケの切り身を使った焼き魚を例にとってみます。
- 鮭の焼き魚100gあたりのカロリー128㎉
- 含まれる代表的な栄養素:タンパク質・脂質・ビタミンなど
特にタンパク質の量が多く、他にもビタミンD・ビタミンB群・ナイアシン・パントテン酸・葉酸・ナトリウム・カリウム・リン・マグネシウムなどの含有量が多い傾向にあります。
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刺身の健康効果
ここからは、刺身の健康効果について詳しく紹介していきます。身体にどのような影響が出るのか、どんな病気のリスクを下げるのか、紹介していきます。
DHA・EPAを豊富に含む
魚の油は不飽和脂肪酸の一種であることが分かっており、EPAやDHAなどを多く含んでいます。サプリメントなどでもよく目にする成分ですよね。
これらの栄養素は、心臓病、脳中風などの成人病リスクを低減する効果や、乳児期の頭脳発達、成人の記憶力低下予防などに効果的と言われています。
ダイエット効果
刺身には豊富なたんぱく質や不飽和脂肪酸が含まれています。タンパク質は人間の筋肉を作る際にとても大切な成分です。筋肉が増えれば身体の代謝が上がり、痩せやすい体質になります。
不飽和脂肪酸はコレステロールの濃度を低める効果があるなど、全体的にダイエットに向いている食材といえるわけです。
病気のリスクを下げる
お刺身に含まれる栄養素は、心臓病、脳中風などの成人病リスクを低減する効果などが期待できます。他にも乳児期の頭脳発達、成人の記憶力低下予防、心血管疾患の予防効果などに効果的と言われています。
特にいい魚は?
その中でも特におすすめな魚は、サバやマグロといった青魚です。青魚には豊富なたんぱく質や不飽和脂肪酸が含まれていまいます。どちらかというと癖の強い魚の部類で、苦手という方も多いのではないでしょうか?
しかしこれらの青魚には、豊富な栄養素が含まれているということになります。
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刺身のデメリット
身体にとって様々なメリットがあるお刺身ですが、美味しいからと言って食べ過ぎてしまえば様々なデメリットを招く可能性もありますよ。詳しく解説していきます。
痛風に注意
痛風という病気をご存じでしょうか?通称「贅沢病」などともいわれており、美味しいものばかり食べていると発症する病気ともいわれています。この原因の一つが「プリン体の過剰摂取」と言われています。
プリン体は体内に入ると肝臓で分解され、尿酸となります。人間の身体は、尿酸は1日に約700㎎程度であれば体外に排出できると言われています。この数値を超えていくと体内に蓄積され、痛風となるわけです。
刺身にもプリン隊は多く含まれているため、食べ過ぎには注意しましょうね。
食中毒・寄生虫に注意
刺身などの生モノには食中毒はつきものです。夏場などは毎年注意喚起されています。また、使われる魚介類によってはアニサキスなどの寄生虫が付着している可能性もあります。注意しましょう。
上記記事では、アニサキスがいる魚といない魚、そして腐ったお刺身を食べてしまった場合の食中毒症状などについて詳しく紹介しています。あわせてチェックしてみましょう!
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食べる際のポイント
刺身を食べる際のポイントをいくつか紹介していきます。商品を購入する際や、食べる際の参考にしてくださいね。
鮮度のいいものを
お刺身はやはり鮮度が一番です。魚の身に包丁が入った時点で細菌が付着します。あとは時間と温度との戦いになります。温度が高い状態で時間が経過すれば、どんどんと細菌は増殖し、食中毒のリスクがあがります。
鮮度が悪くなると色や艶などが悪くなりますから、商品を選ぶ目利きも重要となります。わからない場合は、販売している店員さんに聞いてみるのも手です
胃腸が悪いときは避ける
胃腸が悪いなどの体調に異変がある際は、生モノはできる限り避けた方が良いです。もともと体には抵抗力が備わっていますが、風邪などで体力が落ちている際は抵抗力が弱まります。
風邪などの病気の際に、できる限り消化に良く、温かいものを食べるようにする、というのはここからきています。おかゆやうどんは消化に良く、体に負担が少ないわけです。
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まとめ
今回は、お刺身の健康効果や、身体への影響について詳しく紹介していきました。
この記事をまとめると
- 刺身にはビタミンやタンパク質など体に必要な栄養素が豊富に含まれている
- 食べ過ぎると過剰摂取となるため注意する
- 体調が悪い時は刺身は控える
いかがでしたか?お刺身は生で食べるため、栄養素をそのまま摂取することができます。適量であれば体にとてもメリットのあるメニューですから、たまに取り入れていきたいですね。
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