サフランの代用品として使えるスパイスは？味や匂いや色を比較･調理方法も |

スペイン料理の代表格パエリアによく使われるのが「サフラン」です。パエリアの黄色いお米を色付けしている香辛料になります。ところが、このサフランは実はちょっと高級なスパイスなので、手に入らない事もあるでしょう。そんな時には何か別の物で代用できないでしょうか？

今回はサフランの代用品について、以下のような事をまとめていきます。

サフランとはどんなスパイス？
サフランの代用品って何がある？
サフランを使う時の注意点とは？

こんな内容となっています。この記事を読み込んで頂き、サフランを上手に使う方法や代用品について理解を深めましょう。

スポンサードリンク

1 サフランとは
- 1.1 サフランとは
- 1.2 サフランの味や匂いや色
2 サフランの代用品として使えるスパイスは？
3 サフランの調理方法
- 3.1 サフランの使い方
- 3.2 ほかのスパイスで代用する場合の注意点
4 まとめ

サフランとは

サフランとは一体どんなスパイスなのでしょうか？初めにサフランについて解説していきます。

サフランとは

サフランとは「サフラン」という植物の花からとれるスパイスの事です。花の花柱の部分を手で摘み取って乾燥させたもので、一輪の花からたった3本しかとれない貴重なスパイスになります。10gのサフランを作るのに、1,500本以上の花が必要とされているほど、希少性の高いスパイスなのです。

サフランの味や匂いや色

サフランと言って殆どの人が思い浮かべるのが「サフランライス」でしょう。黄色く色づいたお米は、スペイン料理のパエリアによく使われます。魚介類や野菜と合わさって非常に美味しく見える特徴があります。またサフランはスパイスなので、独特な香りもします。

イメージすると、漢方薬のような香りで、日本人にはあまり馴染みのない香りかもしれません。ただ、サフランを上手に使う事で、食欲を促進させることは可能です。

スポンサードリンク

サフランの代用品として使えるスパイスは？

そんなサフランですが、前述した通りかなり高価なスパイスです。そのため、実際にスーパーに買いに行って、手に入らない事もあるかもしれません。そんな時には何か代用になる食材がないのでしょうか？いくつかご紹介していきます。

スパイスごとに固有の匂いや色があるため、全く同じスパイスは存在しない

ただ、注意しておきたいのが、サフランが見当たらなかった場合は、100％サフランを再現することは出来ません。スパイスにはそれぞれ、その食材でしか表現できない香りがあります。なので、100％の再現は出来ませんが、サフランを使ったような仕上がりにすることは可能。

では「匂い編」と「色編」にわけてご紹介していきます。

サフランの代用品〜匂い編〜

サフランの「匂い」の代用品ですが、実は適したスパイスがありません。サフランの漢方薬のような香りを忠実に再現することは出来ないのです。漢方薬の中に似たような香りの物があれば、代用してもいいかもしれませんが、中々探し出すことは出来ないでしょう。

サフランの代用品～色編～

サフランの黄色い色を代用したいのであれば、以下の食材で代用できます。

ターメリック
カレー粉
クチナシの実

まず、日本では「ウコン」と呼ばれる、ターメリックはサフランの代用品にピッタリです。カレーの黄色い色を付けるのに使われているスパイスなので、多少カレーに似た風味になってしまいますが、粉状で簡単に使えるので大変おすすめです。

また、ターメリックも無い場合は、「カレー粉」を使いましょう。カレー粉の中にもターメリックが入っているので、同様の効果が期待できます。ただ、カレー粉にはその他のスパイスも沢山入っているので、量をかなり少なめに入れないと、カレーの風味は強くなってしまうでしょう。

さらに、クチナシの実を砕いて使っても、黄色い色付けが出来るので、サフランの代用品にはなります。

スポンサードリンク

サフランの調理方法

では、サフランを使ってサフランライスなどを作る時は、どうすればいいのでしょうか？使い方を簡単にご紹介していきます。

サフランの使い方

まずは、サフランを使ってサフランライスを作るやり方です。お米は炊飯ジャーに通常通りセットしましょう。そこにサフランを一つまみとってお水の上に浮かべます。そのまま炊飯ジャーに蓋をしてご飯を炊けば、黄色いサフランライスが仕上がっているでしょう。

また、サフランを別の用途で使いたい場合は、ボウルに水を張り、そこにサフランを浮かべ一晩寝かせておくといいです。サフランの黄色い色素は水に溶ける性質があります。なので、一晩でサフランの色素が浮かんだ水が出来るはずです。

サフランライス以外にも使えるので、是非チャレンジしてみましょう。