甘くて美味しいフレンチトーストを離乳食で作ろうと思ったとき、牛乳やバターなどが使用されているため何歳から食べられるのか判断が難しいですよね。そこで今回は
- 赤ちゃんは何歳からフレンチトーストを食べられるのか
- フレンチトーストを離乳食に取り入れる際の注意すべきポイント
- 赤ちゃんが食べるフレンチトーストの作り方と保存方法
- 赤ちゃんにフレンチトーストを食べさせる際の注意点
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目次
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赤ちゃんは、フレンチトーストを何歳から食べられる?
フレンチトーストに使用される材料は食パン・砂糖・牛乳・卵・バターなどが一般的です。卵については卵黄であれば、これまで中期(生後7〜8ヵ月)からを推奨していましたが、現在は初期(生後5〜6ヵ月)から試すよう改定されています。全卵は卵黄が食べられるようになった1〜2ヵ月後には食べられるようになることが多いです。離乳食の進み具合にもよりますが、生後9ヵ月くらいから与えることができますね。
卵や牛乳に気をつけて
卵と牛乳はアレルギーが重篤化しやすい「特定原材料7品目」に含まれる食品なので、初めて食べさせる際には注意が必要です。フレンチトーストを初めて食べさせる前に卵と牛乳にアレルギーがないかを別々に調べておくと良いでしょう。低月齢で気になる場合は、アレルギーを起こしやすいと言われる卵白は避けて、卵黄のみで作ったフレンチトーストから初めてみるのも良いですね。
また、卵にはサルモネラ菌がついている可能性も考えられます。中までしっかりと加熱して火を通したものを与えましょう。
9~11ヶ月の場合は少し注意
この頃からはしっかりと加熱した牛乳であれば与えることができます。また、卵の摂取量も全卵の1/2程度になるので、しっかりと加熱しやすいように薄く卵液を付けたフレンチトーストであれば大丈夫です。もし牛乳が心配であれば、粉ミルクや豆乳で代用することも可能なので試してみると良いでしょう。
1歳を過ぎれば大丈夫!
1歳から牛乳の飲用も大丈夫になるので、しっかりと火を通していれば安心して与えられるようになります。フレンチトーストらしいフレンチトーストを楽しめます。アレンジもしやすくなりますが、2歳まではしっかりと加熱することと、食品アレルギーには気を付けておきましょう。
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離乳食にフレンチトーストを食べさせる場合は?
それぞれの食材でアレルギーが出ないかを別々に確認できたら、フレンチトーストを作って食べさせてみましょう。作り方や保存方法を紹介します。
粉ミルクを代用
月齢が低く心配な場合や牛乳のアレルギーがあった場合は、牛乳を粉ミルクで代用することも可能です。普段飲んでいる粉ミルクであれば、アレルギーなどの心配もなく食べさせることができますね。
作り方
1歳の赤ちゃんと食べられる基本的なフレンチトーストの作り方を紹介します。
【材料】・食パン 2~3枚 ・卵 2個 ・牛乳(豆乳) パン1枚につき50㎖ ・塩 ひとつまみ ・バター 10g ・砂糖、ジャム、はちみつなど お好みで
- 卵と牛乳を合わせて塩をひとつまみ入れる
- しっかり混ぜて卵液を作る
- パンに卵液をつける(しっかりと加熱できるように軽く薄くつける程度)
- フライパンを火にかけバターを溶かしたら、中火で焼く
- 両面を焼いて程よい焦げ目をつける
- 食べやすい大きさに切る
- 大人用のフレンチトーストにはお好みでジャムやはちみつをかける
保存・冷凍方法
手軽に作れるフレンチトーストですが、毎回作るのは大変だと思います。フレンチトーストは冷凍保存が可能なので、時間があるときに多めに作って冷凍庫にストックしておくのも良いでしょう。冷凍保存は加熱済みのものが適しています。
粗熱が取れたら1食分ずつラップで包み、密閉容器やフリーザーバッグに入れて冷凍庫に入れましょう。解凍は500〜600Wのレンジで20〜30秒加熱するだけでOKです。加熱ムラがある場合は追加で10秒ずつ温めながら様子を見てください。
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フレンチトーストを赤ちゃんに食べさせる時の注意点
簡単に作れて美味しいフレンチトーストですが、アレルギーが重篤化しやすい「特定原材料7品目」が主な材料となっているので、注意すべきポイントがいくつかあります。フレンチトーストを赤ちゃんに食べさせる際には、しっかりと確認してからにしましょう。
手作りならしっかり加熱して
注意すべきポイントの1つ目は、しっかりと加熱することです。卵液がパンの中まで浸っていると、中のほうが生焼けになってしまうことがあります。生焼けだとサルモネラ菌による食中毒の危険性や、アレルギー反応が出やすくなってしまうため、手作りをする際にはしっかりと加熱できているかを確認しましょう。
アレルギーに注意
初めてフレンチトーストを食べさせるときは、念のためかかりつけの小児科が開いている午前中が良いでしょう。卵や牛乳をあらかじめ試していても、しっかりと火が通っていなかったり、体調が優れない場合にはアレルギー反応が出ることもあります。
栄養バランスも大事
フレンチトーストの栄養素は主に炭水化物とタンパク質です。メインメニューにする場合にはビタミンやミネラルが不足してしまうので、具だくさんの野菜スープを付け合わせにしたり、刻んだ野菜を添えるなど、バランスを考えて工夫すると良いでしょう。
はちみつはダメ
フレンチトーストと言えば、はちみつをかける人も多いのではないでしょうか。赤ちゃんにフレンチトーストを食べさせる場合には、はちみつをかけてはいけません。1歳未満の赤ちゃんがはちみつを食べると「ボツリヌス症」にかかってしまうリスクがあります。このボツリヌス菌は熱に強い特性があり加熱しても死滅しないので、一緒に食べるときにも気を付けてくださいね。
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まとめ
今回は「赤ちゃんにフレンチトーストを食べさせても大丈夫なのか」というテーマについて紹介しました。
この記事をまとめると
- 赤ちゃんは早ければ8ヵ月頃からフレンチトーストを食べられる
- 事前に牛乳や卵のアレルギーがないか確かめておく
- しっかり加熱したものを与える
- はちみつには要注意
簡単で美味しくてママやパパも一緒に食べられるフレンチトーストは休日の朝食にもぴったりですね。卵や牛乳が食べられるようになったらぜひ作ってみてください。
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