パン作りには欠かせない強力粉。使い切れなかったときはどこで保管していますか?スーパーでは常温で販売されていますが、家庭でも常温保存が適しているのでしょうか。粉ものは不適切な保存をしているとダニやカビが発生して、時には命にかかわるアレルギーを引き起こすこともあるので大変危険です。今回は、
- 強力粉の保存場所と保存期間は?
- 開封後にダニの侵入を防ぐ方法って?
- 強力粉を冷蔵・冷凍保存する場合は?
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目次
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強力粉の保存場所と保存期間
まず、小麦粉全般で湿気が苦手です。キッチン内、特にシンクの下や床下収納庫などの湿気がこもりやすい場所での保存は避けた方が良さそうです。
基本的に常温で保存
小麦粉は常温よりも冷蔵や冷凍が適しているとされていますが、強力粉は冷蔵庫での保存は向きません。というのも、冷蔵庫で保存すると
- 他の食品のにおいが移ってしまう
- 冷蔵庫の水分を吸ってしまい、使う時に水っぽくなる
というデメリットがあるのです。
揚げ物や麺づくりに使うだけであれば問題ありませんが、パン作りでは風味を損ねる原因となりますので、常温での保存をおすすめします。常温保存する場合は、直射日光の当たらない涼しい冷暗所で、温度は20℃以下、湿度は50%以下の場所が適切です。
強力粉の保存期間
強力粉の賞味期限は未開封で半年です。開封したら1~2カ月以内に使い切るようにしましょう。ちなみに、薄力粉の保存期間は製造から1年、中力粉も同じく製造から1年です。グルテンが多いほど劣化しやすいため、強力粉は保存期間が短めです。
・キッチンの机の上に置きっぱなし
・袋の口をクリップで留めておく
・シンク下やコンロの近くで保管
・直射日光が当たる場所での保管
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開封後にダニの侵入を防ぐ方法
ダニは体長0.3~0.4mmと目に見えないほど小さいため、ほんの少しの隙間でも入り込みます。
密閉容器などで保存
強力粉のパッケージはビニール製か紙製が多いと思いますが、開封後に袋の口が開いていると隙間からダニなどの害虫が侵入する可能性があるため、密閉できる保存容器に移し替えるか、購入時にジッパー付きの商品を選ぶようにしましょう。
ダニが強力粉を食べて繁殖し、それが人の体内に入ってしまうと、最悪の場合、アナフィラキシーショック症状を起こして死に至ることもあり得ます。必ず隙間のでない容器等で保存してください。
100均で売っているタッパーやガラス製の容器でも構いません。ガラス製の密閉容器なら中身の量を把握しやすいため便利です。理想はパッキンがついている容器です。パッキンがあれば気密性が高まり強力粉をより安全に保存できます。
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強力粉を冷蔵・冷凍する場合は?
強力粉は常温保存が最も適しているとお伝えしましたが、高温多湿を嫌うため、時期や環境によっては冷蔵や冷凍保存する方が適していることもあります。その際の注意点を説明しましょう。
湿気を防ぐ
冷蔵または冷凍保存する場合、湿気を防止するために密閉できるタッパーなどの容器を使いましょう。さらにしっかり対策するのであれば、タッパーの中に乾燥剤を入れ、その中にひと回り小さいタッパーを入れます。そこに袋ごと強力粉を入れてしっかり蓋をするといいでしょう。
小さめのタッパーがなければ、代わりにジップロック等の保存袋に強力粉を入れて空気を抜き、乾燥剤の入ったタッパーに入れても大丈夫です。
使用後はすぐ戻す
冷蔵庫または冷凍庫から出し入れする際、温度差で結露が発生しそのまま放置するとカビが生えてしまいます。使う分だけ出したら残りはすぐに冷蔵庫へ戻しましょう。特に冷凍保存した場合は温度差が大きいため結露のリスクが高いです。使うときはすばやく冷凍庫から出し、速やかにしまいましょう。
他の粉ものは冷蔵・冷凍が必須
強力粉以外の薄力粉、中力粉は常温より冷蔵か冷凍保存が適しています。低温なので傷みにくい、夏場でも管理しやすいためです。強力粉と同じく、必ず密閉容器に入れて保存するようにしましょう。
まとめ
今回は強力粉についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
この記事をまとめると
- 強力粉は基本的には常温保存が適切。開封したら1~2ヶ月で使い切ること
- 開封後にダニの侵入を防ぐには隙間のでない密閉容器へ移し替えること
- 強力粉を冷蔵・冷凍保存する場合は必ず密閉容器へ入れる。使ったら冷蔵庫・冷凍庫へすぐに戻すこと
おうち時間が増え、パン作りをはじめた方もいると思います。強力粉を正しく保存してパン作りLIFEを楽しんでくださいね!
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