健康食品の1つとして注目されている塩麴。しかし、塩麴を食べると体に不調が出ることがある。
もしかしたら、アレルギーかも?そうお困りの方、実は塩麴にはアレルギーを引き起こす原因が多く含まれているのをご存じですか?
アレルギーだけでなく、赤ちゃんや喘息持ちの方、高齢者の方も、塩麴の摂取には注意が必要なのです。今回は、
- 塩麴アレルギーかも?
- どんな症状がある?
- 症状がでたらどうしたらいい?
スポンサードリンク
目次
|
|
塩麴アレルギーかも?
塩麴には、アレルギーの原因となる成分が多く含まれています。
米
塩麹は米麹と塩を混ぜ合わせて作られますので、米アレルギーの方はアレルギー症状を引き起こします。
米に含まれるタンパク質や糖質がアレルゲンになります。麦麹や豆麹を代替品として塩麴を作れば、アレルギーの心配はありません。
コウジ菌
麹に含まれるコウジ菌はアレルゲンになります。この場合は麹自体がアレルギーの原因になりますので、麹全般口にしないようにしましょう。
喘息持ちは注意!アルコール
喘息疾患のある方は、アルコールが原因で喘息を誘発してしまいます。塩麴にも、酒精というエチルアルコールが含まれています。
これは殺菌作用や麹の発酵を止め、二酸化炭素の発生を抑える効果があり、特に市販の塩麴によく含まれています。アルコールを分解する際、体内ではアセドアルデヒドという物質がでます。
それによってアルコール誘発喘息が起き、気道炎症を引き起こします。喘息持ちの方は、塩麴などの麹食品に注意しましょう。
赤ちゃんは注意!塩分
体にいいからといって離乳食に塩麴を使う方もいますが、この際に気を付けたいのが塩分です。塩麴には多くの塩分が含まれています。
肝臓機能も未発達の赤ちゃんには、塩分過多の原因になります。薄めて使用するか、離乳食用の塩麹が販売されていますので、そちらを使用するようにしましょう。
イーストコネクション
アルコールやイーストが原因で消化管内のカンジダが増殖し、毒素を出すことで人体にさまざまな症状、病気を引き起こすことをイーストコネクションといいます。ゆっくり自然発酵されているものはイーストコネクションが起きにくいといわれていますが、塩麴は味噌などに比べて麹の量が非常に多いため、アレルギーを引き起こします。
亜硫酸塩
酸化防止や漂白効果のある添加物「亜硫酸塩」は、アレルギーや喘息持ちの方には発作を引き起こす原因になります。頭痛や胃痛など、二日酔いのような症状が特徴です。ただ、ワインやドライフルーツなどその他の食品にも使用されている添加物のため、安全性は高いので健康な人が摂取する分には問題ありません。
スポンサードリンク
どんな症状がある?
発疹
アレルギー反応が起きると、全身が赤くなり発疹が出ます。
かゆくなる
発疹が出たあと、全身のかゆみが出てきます。イーストコネクションによるアレルギー反応では、アレルギー性皮膚炎や乾癬に繋がり、全身のかゆみが非常に強く出ます。
アナフィラキシーショック
さまざまなアレルギー症状が急速に全身に現れることをアナフィラキシーショックといいます。
蕁麻疹、赤み、かゆみなどの皮膚症状から、息苦しさなどの呼吸器症状、腹痛や嘔吐などの消化器症状など、現れる症状はさまざまです。
急速に現れ、血圧低下などのショック症状も引き起こすことから、命に関わる危険な状態といわれています。
下痢
アレルギー症状の1つで消化器症状があります。下痢はその代表的な症状の1つです。腹痛を伴うことが多く、下痢の頻度が多いと脱水にもつながります。
嘔吐
下痢と同じく消化器症状の1つ。複数回にわたり嘔吐が起きると、気道の炎症や脱水にもつながります。
口に中のただれ
唇や口の中がピリピリとしたかゆみや腫れといった粘膜の炎症が起こります。
スポンサードリンク
症状が出たらどうしたらいい?
呼吸困難の場合は119
アナフィラキシーショックや呼吸器症状が強い場合にはすぐに救急車を呼びましょう。アレルギーによって気道が腫れたり、喘息発作を誘発したりして呼吸困難を引き起こしてしまうと、命に関わる非常に危険な状態です。
アレルギー検査
事前に自分が何のアレルギーを持っているかを知ることは大事です。特に、体の小さな子どもがアレルギー反応を起こすのは非常に危険です。事前に検査を行い把握しておくことで、アレルギー発症の原因を避けて生活を送ることができます。
食べないようにする
アレルギー検査をして、アレルギーの可能性のあるものは食べないようにしましょう。特に喘息持ちの方は、日ごろから喘息誘発の可能性があるアルコール類は口にしないようにしましょう。
スポンサードリンク
まとめ
「塩麴のもたらすアレルギー原因、症状」などについてお話しましたが、いかがでしたか。
この記事をまとめると
- 塩麴に含まれる成分がアレルギー反応を引き起こす
- アレルギーにはさまざまな症状がある
- 呼吸困難の場合は早急に救急車を呼ぶ
体に良いといわれている食材でも、含まれる成分や摂取する人によっては体に危険をもたらします。持病がある方や、赤ちゃん、高齢者の方は特に注意して取り入れるようにしましょう。
含まれているものをよく知り、自分のアレルギーに対する体質を事前に把握しておくことが、より健康に生活するための第一歩です。