たらこを購入した際に、どのような食べ方をしますか?生で食べる方法と、焼いて食べる方法、大きく分けて2つの食べ方をする人が多いです。たらこは生食をする場合には注意が必要であるといわれていますが、なぜなのでしょうか?
この記事ではたらこを生食する場合の注意などについて紹介します。
- たらこの生食は可能なのか?
- 生食をすることの危険性とは?
- たらこのおいしい食べ方
気軽に食べることができるたらこではありますが、注意をする必要もあるようです。食べ方や危険性に注意する方法について、勉強していきましょう。
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目次
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たらこは生食できる?
たらこは生の状態で販売されていることが多いです。生で食べても問題がないと思いますよね?しかし、生で安心して食べることが可能なのは、「生食用」とされているたらこになります。
生食用とそれ以外のたらこをおいしく食べる方法には、どのような種類があるのでしょうか?
生食での食べ方
生で食べられるたらこは「生」とはいえ、塩漬けをされています。そのまま、ごはんに乗せたりおにぎりにしたりして食べるのもおいしいです。生食用の場合は、冷凍してある場合もありますが、その場合には冷蔵庫などで解凍することで、他の生食用と同じように食べることができます。
焼く
加熱用の場合には、焼いて食べる方法がほとんどになります。焼いて食べることで、風味も良くなり生のたらこよりも傷みにくく、日持ちをするのが特徴です。
皮は食べてもいい?
たらこの皮を食べるか食べないか?好みもあるかもしれませんし、地域によって食べる食べないが分かれる部分です。基本的には食べても問題はない部分になるので、食べ方によって皮を外して食べても、皮ごと食べても良いでしょう。
皮は嚙み切りにくい部分でもあるので、子どもやお年寄りなどは外して食べたほうが食べやすいです。
たらこの生食の危険性
生のたらこは注意をする必要があるといわれたことはありませんか?生食でも問題ないとはいわれていても、注意をする必要がある理由には何があるのでしょうか?
ニベリニア
ニベリニアは「タラ」などに寄生する寄生虫です。タラに寄生するものなので、たらこに寄生していてもおかしくはありません。
人には寄生することがありませんし、健康被害の心配はありませんが、小さな寄生虫がたらこから出来てきたら、ちょっと気持ちが悪いかもしれませんね。
リステリア菌
生食で心配をする必要があるのが「リステリア菌」です。リステリア菌は生ハムやスモークサーモンなど非加熱の食品に含まれている食中毒菌です。嘔吐や下痢の症状を起こすことがありますが、妊婦が感染すると流産や死産などの確立が高くなるといわれています。
魚卵アレルギー
魚卵(イクラ、タラコ、ししゃもの卵、ワカサギの卵、数の子など)によってアレルギー反応を起こす人もいるので注意が必要です。魚卵アレルギーは卵アレルギーとは別物であり、魚卵アレルギーを起こす人は特に生で食べるとアレルギーを起こしてしまうようです。
特に消化機能がしっかりしていない乳幼児の場合は、アレルギー反応を起こしやすいので、アレルギーの有無に関係なく食べさせないように気をつけてください。
妊婦さん、赤ちゃんは注意
リステリア菌は加熱処理をしていれば問題ないものでありますが、生食に関しては、妊娠中の方や乳幼児はたらこを食べることを控えたほうが良いでしょう。注意を必要とする食品であるので、安心できる時期になるまではしばらくガマンをしてください。
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たらこをよりおいしく食べる方法は?
生食でもおいしいたらこですが、たらこをよりおいしく食べる方法を紹介します。
塩抜き
たらこは塩分が含まれており、ちょっとしょっぱいと感じる人もいるかもしれません。
塩気が気になる場合は「塩抜き」をしてから食べるようにしましょう。
塩抜きの方法
- ボウルに氷を入れた水の中にたらこをそのまま入れる
- 20分ほど水に入れて塩抜きをする
- 水から取り出し、ペーパータオルなどで水気をふき取る
表面だけ焼く
おにぎりの具やお酒のおつまみなどに表面だけを焼くというのもおいしい食べ方の一つです。
皮がフライパンなどにくっ付いて、はがれやすくならない程度に焼いてください。
(ボロボロになってしまうと料理の種類によっては使いにくくなります)
パンに塗る
パンに塗って焼くのもおいしいですね。
材料
- パン 1枚
- たらこ 適量
- マヨネーズ 適量
作り方
- たらことマヨネーズをお好きな量合わせて混ぜます(皮は外した方が使いやすいです)
- パンに塗って焼き目が付く程度に焼くとできあがり
パスタ
たらこパスタなども人気があります。
材料(3人前)
- スパゲッティ 300g
- たらこ 100g(2腹程度)
- 牛乳 120cc
- 薄口醤油 大さじ1
- マヨネーズ 小さじ1
- 砂糖 小さじ½
- バター 30g
- 大葉(または細ネギ) 好みの量
作り方
- パスタを茹でる
- パスタを茹でている間にたらこ・牛乳・薄口醬油・マヨネーズ・砂糖を混ぜて、ソースを作る
- パスタが茹で上がったら、バターを入れたフライパンに入れてバターと混ぜます
- バターが絡んだところで、火を点け(中火)パスタを炒める(30秒ほど)
- 火を消して、たらこソースを入れて混ぜ合わせ、混ぜったら中火にかけて水気を飛ばす
- ソースがとろっとしてきたところで完成
お好みで切った大葉や細ネギをかけると、よりおいしくなります。
ドレッシング
材料
- たらこ 1腹
- マヨネーズ 大さじ4
- 薄口醤油 大さじ3
- 酢 大さじ2
- 砂糖 小さじ1
- 白ごま 大さじ1
作り方
- たらこは皮を外しておきます
- 全ての材料を混ぜ合わせれば完成です
味に好みがあるので、お好みで調整をしてください。
まとめ
たらこの生食、おいしい食べ方について紹介しました。たらこは生でも食べることのできる食品ですが、食べる時には注意が必要です。
この記事をまとめると
- たらこは生食が可能であるが、食中毒や寄生虫などが発生することもあるので、乳幼児や妊婦は食べない方が良い
- 生食をする場合は生食用を食べる
- たらこを使った料理はたくさんあるので、紹介した以外でもおいしく食べることができる
生でたらこを食べる時には、注意が必要ではありますが、生食用を食べる時などは食べ方のルールを守って食べることで、安心して食べることができます。
おすすめの食べ方をご紹介しましたが、他にもたくさんおいしい食べ方があるので、いろいろな調理法にチャレンジしてみるのはいかがでしょうか?