春になると食べることができるようになる「花咲いたわさび」を皆さんはご存知ですか?花わさびはあまりメジャーな食材ではないものの生産地である長野県や静岡県などでは春の食べ物としてとても有名です。
そんな花わさびですが通常のわさびと比べて、味が全然違うのでわさびとは思えないという声が多く聞かれます。しかし加工方法によってはわさびの特徴的であるツンとした辛さを引き出すこともできるんですよ!
今回の記事では花わさびとはどのような食材なのか、旬の時期や生産地、辛味を引き出す方法について解説していきたいと思います。
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目次
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花わさびってなに?
花わさびとは、わさびが春に付ける「花」のことです。わさびの株は春になると芽を出し花を付けます。その花も「花わさび」と呼ばれ食べることが出来るのです。見た目は菜の花の新芽に似ています。
辛さよりも苦味が強い
花わさびは、通常のわさびと比べてちょっと苦いです。通常のわさび同様に鼻に抜ける辛さもあるのですが、それにプラスして苦みを感じる特徴があります。この苦みが病みつきになって、毎年花わさびを探し求める人はかなり多いのです。
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旬の時期はいつ?生産地は?
花わさびの旬の時期は2月から5月くらいまでです。春になってわさびが芽を出す頃に一気に咲き乱れます。花わさびを手に入れたいのであれば、その時期にスーパーなどに行ってみるといいでしょう。
生産地
花わさびの主な生産地は「長野県」「静岡県」「岩手県」「島根県」などです。自然が豊かで水がきれいなところでないと、なかなか育てることは難しいのです。
これらの生産地近くのスーパーであれば、春になると花わさびを販売しているお店は多いでしょう。近くにお住まいの方は、是非買ってみましょう。
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花わさびは生で食べられる?
花わさびはサッとゆでてもいいですし、生で食べることも出来ます。生の花わさびは、湯通しする物よりも若干苦みが強くなりますが、春の香りを楽しめます。新玉ねぎなどと合わせて、サラダにして食べるといいでしょう。
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花わさびは刺激を与えると辛くなる!
花わさびは基本的には苦味の強い食材なのですが、適切な刺激を与えると辛味が強く出てとても美味しく食べることができるんです!
花わさびを辛く仕上げるコツは「80℃」のお湯で茹でること!80℃の温度が低くなってしまったり高くなってしまうと一気に辛味がなくなってしまうので注意しなければなりません。
ではツンと辛い花わさびの作り方について解説していきます。
ツーンと辛い花わさびのおひたし
<材料>
- 花わさび:一束
- 砂糖:大さじ1
- 塩:小さじ1
- 保存用の瓶:300㏄程度のもの
<作り方手順>
- 鍋にお湯を沸かす
- 花わさびを洗い、マッチ棒くらいの長さに切る
- ボウルに花わさびを入れ、80℃のお湯を入れて40秒から1分くらい優しくかき混ぜる
- ザルに上げて塩と砂糖をふりかける
- 細胞壁を壊すつもりで30秒ぐらい強くもみこむ
- 砂糖と塩をサッと洗い流す
- 水をひたひたに入れて保存瓶に入れて一晩以上置く
- 完成!
このようにしっかりと花わさびの細胞壁を壊し、中の辛味成分を引き出してあげるとツンとくるとてもスパイシーな花わさびのおひたしを作ることができます。
しっかりと細胞壁を壊せないと苦みの強い菜の花のような味になるので、辛味が苦手で菜の花のほろ苦い味が好きな方は細胞壁を壊さないように慎重におひたしを作れば、全く辛味のない花わさびのおひたしをつくることもできます。
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花わさびはどこで手に入るの?
花わさびを購入するには、生産地付近のスーパーなどがいいですが、遠くに住んでいる方は中々買いにくいです。
そこでおすすめなのは「通販サイトでのお取り寄せ」です。通販サイトであれば、わざわざ生産地まで行かずに自宅で手に入るので非常に便利です。
ただ、花わさびが取れる時期は決まっているため、その期間しか通販されていないため注意しましょう。通販を行っている会社の中には早くから予約を受け付けている会社もあるので、チェックしてみてください。
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おひたし以外の花わさびの食べ方
天ぷら
生の花わさびに水で溶いたてんぷら粉を付け、サッと油で揚げるだけで花わさびのてんぷらの完成です。天つゆを付けて食べると、ほろ苦い春の香りを堪能できるはずです。
醤油漬け
花わさびは、醤油漬けにしてもおいしいです。5㎝くらいにカットした花わさびをお湯で10秒程度茹でます。そこに「醤油」「料理酒」「みりん」「砂糖」を加え、しばらく冷蔵庫で漬け込むと完成です。ご飯のおかずにはピッタリの一品となるでしょう。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- 花わさびとは、わさびが春に付ける「花」のこと
- 花わさびは通常のわさびと比べてほろ苦く、辛味が弱い
- 花わさびの主な生産地は「長野県」「静岡県」「岩手県」「島根県」
- 花わさびは生で食べることができる
- 細胞壁を壊してあげると辛味がしっかりと感じられるようになる
- 花わさびはおひたしだけでなく天ぷらや醤油漬けにするのもおすすめ
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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