近年スパイスの健康効果が広まったことにより、インドカレーやタイカレーといった、豊富なスパイスが使用されているカレーがとても人気です。外国の方が調理するカレー専門店もよく見かけるようになりました。
カレーと一言で言っても、色々な名前のカレーがあることは皆さんご承知の通りです。今回は、カレーの種類の中の一つ「グリーンカレー」について詳しく紹介していきます。
「名前だけは聞いたことはあるけど、どんなカレーなのかは知らなかった。」という方も多いのではないでしょうか?そこで今回は、
- グリーンカレーってなに?
- タイカレーの種類
- 家でもグリーンカレーは作れる!
これらのテーマで紹介していきます。タイカレーの代表でもあるグリーンカレーの他に、レッド・イエローカレーについても紹介していきます。ぜひ最後までチェックして見てくださいね。
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目次
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グリーンカレーってなに?
そもそもグリーンカレーとはどのようなカレーなのでしょうか?食べたことがある方ならわかると思いますが、日本のカレーのようなドロドロとしたものではなく、かなり緩いスープですよね。どのように作られているのでしょうか。
タイのカレーの一種
日本人はグリーンカレーといえば「カレー料理」ですが、現地タイでは「スープ料理」を指します。タイ料理の汁物「ケーン」のメニューの中の1つが、グリーンカレーです。
日本で言うと「味噌汁のメニュー中の1つ、大根となめこの味噌汁」のようなイメージですね。カレーではなく汁物であったということには驚きですね。
このケーンの中にココナッツミルクやスパイス、野菜や海鮮類などを入れて煮込んだ料理を、外国人向けに便宜上「カレー」と呼んでいます。
とても辛い
グリーンカレーは、調味料としてココナッツミルクや砂糖などが入ります。風味はとても甘い香りがしますが、食べてみるととても辛いです。
辛さの原因はピッキーヌ
グリーンカレーの辛さの源は、使用される唐辛子「ピッキーヌ」によるものです。プリッキーヌやプリックキーヌーなどとも呼ばれます。
ピッキーヌは長さが2~3㎝程度と小ぶりで短いため、「プリックキーヌー(ネズミの糞のような)」という名前が付けられています。
名前と見た目からは想像できない程の辛さを誇る唐辛子で、辛さの数値を測る「スコビル値」は5万~10万です。洋食屋さんなどでよく目にする「タバスコ」が2500~5000ですから、単純にタバスコの10倍以上辛いということになります。
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タイカレーの種類
タイカレーと言えど種類は様々です。代表的なイエローカレー、レッドカレーについても詳しく紹介していきます。
イエローカレー
イエローカレーは見た目の通り、黄色いことからその名がつけられました。イエローカレーの黄色の原料は「ターメリック」です。日本のカレー粉にもよく使用されています。
ターメリックの風味とカルダモンの爽やかさ、クローブなどの甘さが合わさったスープ料理です。グリーンカレーよりもマイルドで、辛さが苦手な方でも比較的食べやすい種類です。
レッドカレー
レッドカレーも見た目の通り、赤い色をしたスープ料理です。レッドカレーの赤色は、熟した赤い唐辛子を使用することから、スープが赤くなります。
日本の赤い唐辛子を想像するととても辛そうに見えますが、タイの唐辛子の品種は逆に甘味が増します。辛味もありますが、熟すことによってマイルド甘味も強くなるため、それほど辛くないと感じるでしょう。
牛肉やタケノコ、ココナッツミルクなどを使用されることが多いですよ。
それぞれの違い
それぞれの違いはいくつかありますが、一番特徴は「それぞれ使用されるスパイスが違う」という点です。グリーンカレーは青唐辛子、レッドカレーは熟した赤い唐辛子、イエローカレーはターメリックやクミン、それぞれ違います。
使われるスパイスによって、スープの色がそれぞれ変わってきます。それに合わせて使用される材料もそれぞれ変わってきますよ。色々な種類のタイカレーを食べてみたいですね。
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家でもグリーンカレーは作れる!
グリーンカレーというととても難しいイメージがありますよね。グリーンカレーは市販のカレールーでは作ることができません。
ですが実は、グリーンカレーはご家庭でもとても簡単に作ることができますよ。実際の作り方について紹介していきます。
家でも簡単にグリーンカレーは作れる
グリーンカレーが難しいと感じる一番の理由は、スパイスのペーストを作る必要があるからです。スパイスペーストを手作りするとなると、様々なハーブや青唐辛子、にんにくやショウガなど、多くの食材をそろえる必要があります。
しかし実は、市販の「グリーンカレーペースト」と呼ばれる商品が販売されています。業務スーパーなどでよく見かけます。内容量400ℊで320円程度です。これを使えばとても簡単にグリーンカレーが作れます。
3人前程度で約30ℊ程度のペーストを使用しますから、一般的なご家庭であれば10回以上は家族分のグリーンカレーを作ることができます。コスパ抜群の商品ですね。
材料
材料はご家庭によって様々で正解はありませんが、一般的なグリーンカレーの材料を紹介します。
塩・こしょう
なす
パプリカ
たけのこ
グリーンカレーペースト
ココナッツミルク
砂糖
ナンプラー
油
お肉は牛肉や鶏むね肉などでも大丈夫ですし、お野菜はズッキーニやピーマンなどもおススメです。
作り方
作り方はとても簡単です。簡単な流れをまとめます。
- 材料を1口大に切る(少し大き目がおススメ)
- お肉→野菜の順番で炒める
- 炒めた食材を一度取りだし、グリーンカレーペーストを軽く炒めます
- 香りが立ってきたらココナッツミルクを入れて溶かします
- 取り出した具材を全て入れて10分ほど煮込みます
- ナンプラーと砂糖を入れて調味します
- 最後に塩加減を調節します
流れをまとめればとても簡単です。なんとなく物足りないという方は、ココナッツミルクの他に中華スープも入れて旨味を追加してみてください。
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まとめ
今回は、タイカレーの1つ「グリーンカレー」について詳しく紹介していきました。
この記事をまとめると
- グリーンカレーは現地では汁物料理
- グリーン・イエロー・レッドの違いは使われる具材やスパイスの違い
- グリーンカレーペーストがあれば過程でも簡単に作れる
いかがでしたか?興味のある方は、是非ご家庭でも作ってみてくださいね。
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