季節の行事やお祝いごとなどにいくらがあると、艶のある赤色で彩りも美しく、華やかな食卓となりますよね。お寿司のネタとしても人気の高いいくらですが、ご家庭で保存をする場合、どのくらいの期間保存が可能なのでしょうか?そこで今回は…
- いくらの保存期間はどれくらい?
- いくらを冷凍するデメリット
- いくらは腐るとどうなる?
- いくらの醤油漬けとは?
についてご紹介をいたします。
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目次
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いくらの保存期間はどれくらい?
それではまず、それぞれの保存期間についてです。いくらは高級食材のため、スーパーなどで売られていても結構お値段がしますよね。買ってみたら思ったより量が少なく感じることも…
そんないくらを無駄なく食べ切るためには正しい知識が必要です。
常温
20~30℃ほどの常温で保存をすると、細菌が繁殖してしまう可能性が高くなります。そのため、なるべく冷蔵庫へ入れることをおすすめいたします。
万が一冷蔵庫に入れられない場合には、発泡スチロールなどの容器に、保冷剤と一緒に入れ、日光のあたらない冷暗所で保管するようにしましょう。
常温の場合は適切な方法で保存した場合でも1日が限界です。保存環境によっては1日ももたない可能性もありますのでなるべく早く使いきるようにしましょう。
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冷蔵
何も加工をしていない生のいくらは、冷蔵の場合ですと2~3日保存が可能です。保存の際はタッパーや瓶などの容器に入れ、しっかりと密封します。空気に触れないようにすることが大切です。
また、塩漬けや醤油漬けにしたいくらの場合は3~5日程保存が可能です。
冷凍
いくらを長期間保存したい場合には冷凍保存がおすすめです。生のいくらを購入し、自宅で冷凍をした場合の保存期間は2週間~1ヵ月ほどとなります。
保存の際は小さなカップなどに食べやすい分量を入れて小分けにし(1度で食べ切れる量だと良いかもしれません)、ラップで包んでから保存容器に入れ冷凍庫へ入れましょう。
▼豆知識
お店で冷凍された状態で販売されているいくらは、保存期間が1ヵ月~2年以上もつと記載されているものもあります。これは、家庭では行えない特殊な冷凍技術で冷凍されているため。
そのため、長期保存が可能となっています。家庭で生から冷凍をするのとは保存期間が異なりますので注意するようにしましょう。
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解凍方法
冷凍をしたいくらは前日~半日前に冷蔵庫に移し、自然解凍をします。解凍後は細菌が増えやすくなるため、1~2日で食べ切るようにしましょう。
また、自然解凍をすると美味しく食べられるのですが、実は解凍の仕方を誤るとせっかくのいくらが台無しになってしまうことも…。
それは、解凍をする際に電子レンジを使用してしまうこと。電子レンジの解凍機能を使用して解凍しようと思う方も多いかと思いますが、これが落とし穴。
電子レンジの解凍は熱が伝わってしまい、いくらが煮えて火が通ってしまうのです。また、流水解凍もNGですので、覚えておくようにしましょう。
賞味期限切れはいつまで食べられる?
まず賞味期限と消費期限の違いをお伝えしますね。
- 賞味期限…未開封の状態で美味しく食べられる期間
- 消費期限…安全に食べられる期間
となっています。そのため、賞味期限が過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではありません。しかしこれからご紹介するような変化があった場合には食べずに破棄することをおすすめします。
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いくらは腐るとどうなる?
いくらが腐ってしまった場合には下記のような変化が起きます。
腐った場合の変化 | |
見た目 | 表面が白く変色し、糸を引くような粘りがでる |
臭い | 生臭い悪臭がする |
味 | 酸っぱくなったり苦くなったりする |
このような変化があった場合には食べずに破棄するようにしましょう。
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いくらを冷凍するデメリット
長期間の保存に便利な冷凍ですが、デメリットも。
白くなる
いくらを長い間冷凍しておくと、白く変色することがあります。これはいくらの成分が変化したことによるもので、食べることはできますが、美味しい生のいくらの味は落ちてしまいます。
解凍後に潰れる
いくらは冷凍をすると霜がつき、解凍中にいくらの皮に刺さることでいくらが潰れてしまうこともあります。そうすると全体が水っぽくなってしまうのです。
冷凍をするときはなるべく小分けにし、食べる際に出た水分はキッチンペーパーで拭き取って食べるようにすることで、水っぽさを軽減できます。
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いくらの醤油漬けとは?
いくらの醤油漬けとはいくら、醤油、酒、みりんを混ぜて、冷蔵庫で寝かしたもののこと。ご飯にのせて食べたり、パスタに合わせたりしても美味しく召し上がれます。
冷凍方法
醤油漬けの場合も生と同じように、小分けにしてからラップに包み、保存容器に入れ保存することができます。
解凍方法
解凍方法も生の場合と同様に自然解凍となりますが、あたたかいご飯にのせる場合には冷凍のままのせてもOK!ごはんのあたたかさで解凍されます。※熱々のご飯など、高温の場合はNG
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まとめ
いくらの保存の仕方から解凍後の食べ方、保存期間について詳しくご紹介をしましたが、いかがでしたでしょうか。この記事の内容を下記にまとめてみました。
保存期間(生のいくら) | |
常温 | 1日 |
冷蔵 | 2~3日 |
冷凍 | 2週間~1ヵ月 |
保存方法(生のいくら・醤油漬けのいくら)
- 冷蔵の場合…タッパーや瓶などの容器に入れ、しっかりと密封してから冷蔵庫へ入れる
- 冷凍の場合…小さなカップなどに食べやすい分量を入れて小分けにし、ラップで包んでから保存容器に入れ、冷凍庫へ入れる
解凍方法
- 前日~半日前に冷蔵庫に移し、自然解凍する
- 醤油漬けなどの場合、あたたかなご飯に乗せる場合には冷凍のままのせてもOK(熱すぎる場合にはNGです)
※醤油漬けの場合は生のものより少し長く日持ちする
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解凍後
- 解凍後は細菌が増えやすくなるため、1~2日で食べ切る
- 長期間冷凍保存をしておくと、冷凍により白く変色したり、霜ができることにより潰れて水っぽくなることもある(⇒こういった場合には水気をペーパーで拭き取ってから食べるようにする)
賞味期限が切れていてもこのような変化がなければ食べられる!
- 表面が白く変色したり、糸を引いている
- 生臭い悪臭がする
- 酸っぱくなったり苦くなったりする
注意※上記のような変化がある場合は食べられません
プリッとしたいくらはご飯が進む美味しさですよね。ご紹介した保存方法・解凍方法を参考に、より美味しい状態をキープして召し上がってくださいね。
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