ライムは果汁を料理やジュースに入れるのが一般的な食べ方ですが、レモンのように皮も食べることはできるのでしょうか?皮の食べ方や栄養について着目しました。今回は、
- ライムの皮の食べ方と注意点
- 皮に含まれる栄養と効果
- ライムの日持ち・保存方法
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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ライムとはどんな食べ物?
ライムの原産地はインドの北東部〜ビルヒマラヤにかけた地域で、その後地中海→西インド諸島→メキシコへと西へ分布していきました。
柑橘類に分類され、料理やカクテル・ジュースなどの香り付けに使用されます。特に東南アジアではライムをレモンのように料理に使う風習があり、強い酸味を加えるためのアイテムです。皮は緑色、果肉は淡い黄緑色をしているのが特徴です。
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ライムの皮は食べられる?
ライムは果汁をジュースに絞ったり、ゼリーにしたり、カクテルなどのお酒、シロップ、エスニック料理などに使うことが多いです。そのため、皮をそのまま食べる食べ方はあまり知られていません。
しかし、 皮に毒性があるわけでもなく危険性はないので、皮も食べることはできます◎ 皮の食べ方としては、はちみつ漬けがオススメです。
ライムのはちみつ漬け
ライムのはちみつ漬けは、皮ごと輪切りにしたライムを容器に入れ、全体が浸かるくらいのはちみつを入れます。数日置いておくと、ライムから水分が抜け柔らかくなります。
そのまま食べたり、炭酸水を注いでしゅわしゅわジュースにしたりとアレンジ方法は色々あります。
ライムの皮を食べる時の注意点
ライムを皮ごと食べる時は、付着している残留農薬や防カビ剤に注意が必要です。特に外国産のものは農薬が使用されているため、しっかり洗わないとそのまま食べることになります。
残留農薬は洗っても完全に落ちないことがあるので、 安全に食べるには国産のライムを選びましょう。 日本に流通しているライムのほとんどはメキシコをメインとする外国産ですが、中には愛媛県や香川県など日本国産のものも存在します。
また、残留農薬を落とす専用の食品洗剤もあるので、国産ライムが手に入らない方はこちらを使ってみるのも良いかもしれません。
ライムの皮に含まれる栄養成分と効能
栄養素
ライムの皮には、他の柑橘類と同様にビタミンCや食物繊維が含まれています。また、カリウムやカルシウムといったミネラル類も含まれています。
- ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
- カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
- カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。
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効果・効能
ビタミンCが有害な活性酸素の働きを阻害します。また、カリウムによる高血圧予防・むくみ解消効果や、カルシウムによる骨を丈夫にする効果などもあります。
- 美肌効果
- 便秘解消
- 高血圧予防
- むくみ解消
- 骨や歯を丈夫にする
ライムの賞味期限・日持ちはどれくらい?
ライムの日持ち日数の目安は、常温・冷蔵・冷凍それぞれ下記の日数となっています。
- 常温保存…約2週間
- 冷蔵保存…丸ごと:約1ヶ月 / カット:約3日
- 冷凍保存…約1ヶ月
ライムは丸ごと1個の状態であれば常温保存で2週間ほど日持ちします。カットした使いかけは必ず冷蔵庫に入れ、3日を目安に使い切りましょう。丸ごと冷凍保存も可能で1ヶ月ほど日持ちします。
ライムジュースの賞味期限は?
ライムを絞ったライムジュースの賞味期限は、1〜2日となっています。絞った後は日持ちが長くないので、できるだけ早く消費しましょう。
ライムの保存方法
ライムは、どう保存すれば良いのでしょうか?常温・冷蔵・冷凍それぞれの保存方法は下記になります。
常温保存
丸ごとライムを常温保存する約2週間日持ちします。
- 乾燥しないようビニール袋に入れる
- 直射日光が当たらない場所に置く
- 多湿の場所に置かない
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冷蔵保存
丸ごとライムは冷蔵保存で約1ヶ月、カットしたものは約3日日持ちします。
- 丸ごとの場合は乾燥しないようビニール袋に入れる
- カットライムはラップに包んで冷蔵庫に入れる
冷凍保存
冷凍する際は、丸ごととカットどちらも可能です。
- 丸ごとの場合は密閉袋に入れて冷凍庫へ
- カットライムはラップに包んで密閉袋に入れる
ライムは腐るとどうなる?
ライムは腐るとどうなるのでしょうか?腐ったライムの特徴・まだ食べられるライムの特徴を、それぞれ確認してみましょう。
- 断面が茶色くor白っぽく変色している
- 果肉がぬるぬるして水っぽい
- 腐敗臭がする
- 果肉がどろどろ溶けて白い汁が出ている
- 白カビが生えている
ライムは皮が分厚いので、腐っている状態は果肉に見られることが多いです。特にカットしたライムが腐りやすく、 断面が茶色く変色するか白っぽく変色 していきます。そして 表面は溶けたようにどろどろ で、触るとぬるぬるしています。
また、酷い場合には 白カビが生えたり黒く変色 したりする生えることもあります。
ライムは元々柑橘系の香りがする果物ですが、腐ったものは 腐敗臭 がします。
まだ食べられるライムの見分け方
ライムが腐っているのかどうなのか、わかりにくいライムを見分けるポイントを見てみましょう。
❶ カットしたライムから水気が出ている
❷ 果肉が乾燥してパサパサしている
❸ カットライムが黄色っぽく変色している
まだ腐ってはいませんが、傷んだライムはこんな状態になります。カットしたライムは傷みやすいので、数日経つと水気が出ることがあります。水気が出ていても腐敗臭がしたりぬるぬるしてなければ、まだ食べることができます◎
また、時間が経ったライムは溶ける他に果肉が乾燥することもあります。水分が抜けてパサパサしたレモンは食べることができますが、風味や味は落ちてしまっているので早めに消費しましょう。
断面が通常の黄緑色から黄色っぽく変色することもありますが、ドロドロになったりカビが生えていなければギリギリ食べることができます。
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まとめ
この記事をまとめると
- ライムの皮は食べることができる!オススメははちみつ漬け
- 外国産は防カビ剤や農薬が付着しているので注意
- 皮にはビタミンCやカリウム、食物繊維などの栄養が含まれている
- すぐに食べない時は冷凍保存も可能
ライムに皮ごと食べるイメージはないかもしれませんが、はちみつ漬けなどで柔らかくすることで食べることができる部位です。農薬などの問題もあるので、できれば国産のライムを選ぶようにしましょう。
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