普通の玉ねぎはいつもお店に並んでいるけれど、新玉ねぎは季節限定なの?いつ出ているの?そんな疑問を持たれている方もいらっしゃるでしょうか。新玉ねぎのことをもっと深く知りたいという皆さまに今回は…
- 新玉ねぎってどんな玉ねぎ?
- 新玉ねぎに含まれる栄養素と効果
- 新玉ねぎの美味しい食べ方
についてご紹介をいたします。
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目次
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新玉ねぎってどんな玉ねぎ?
まずは新玉ねぎの旬の時期や特徴について、詳しくご紹介をしていきます。
特徴
新玉ねぎは水分量が多く、みずみずしいのが特徴です。辛味は少なめで甘みが強く、やわらかな果肉で生で食べるのが美味しい品種です。
普通の玉ねぎとの違い
普通の玉ねぎとの違いは、貯蔵期間にあります。通年出回っている玉ねぎは、収穫されてから保存性を高めるために1ヵ月ほど乾燥させ、その後出荷されます。
しかし新玉ねぎは収穫されてからすぐに出荷されるために、水分量が多い状態でお店に並ぶことになるのです。水分量が多い分あまり日持ちはしません。
乾燥させた普通の玉ねぎはしっかりとした固い茶色い皮に包まれ、中身の果肉も栄養濃度が上がり、深見のある味わいになります。その反面新玉ねぎは薄くやわらかな皮に包まれ、軽やかなみずみずしさが持ち味です。
貯蔵期間の違いから大きく変わってくるのですね。
旬の時期
普通の玉ねぎは5~6月に収穫されますが、新玉ねぎは3~5月と早取りされるため、旬を迎えるのが春となります。早いものですと1月頃からスーパーにも出はじめます。
新玉ねぎはなぜ春だけ?
春に店頭に並ぶ新玉ねぎは、主に白玉ねぎという品種で、通年出回っている玉ねぎは主に黄玉ねぎという品種になるそうです。白玉ねぎは水分が多いことから、乾燥させるのに不向きな品種。そのため、新玉ねぎは春にだけ見られるのですね。
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新玉ねぎに含まれる栄養素と効果
玉ねぎというと、身体に良イメージはありますが、実際はどういった栄養と効果があるのか、また、新玉ねぎは普通の玉ねぎと違いがあるのかなどをみていきましょう。
栄養成分
新玉ねぎには糖質、カリウム、カルシウム、ビタミンB1・B6・C、食物繊維などが含まれます。その他に「硫化アリル」「ケルセチン」といった栄養成分があります。
硫化アリルとは、玉ねぎを切ったときにツンと香る匂い、辛味の成分のこと。ケルセチンとはポリフェノールの一種です。
効果
今回特に注目したいのが「硫化アリル」「ケルセチン」の2つの成分です。
硫化アリルとは?
玉ねぎ特有のにおい、辛味の成分である硫化アリルは、血液を凝固させ、血液をさらさらにしてくれる効果をもちます。
硫化アリルは体内へ取り込まれると「アリシン」という物質に変化するのですが、このアリシンはビタミンB1と合わさることにより疲労回復効果を高めてくれるのです。
また、硫化アリルは血栓の予防やコレステロールの増加抑制、胃液の分泌を促進してくれるなど、様々な効果が期待できます。
ケルセチンとは?
ケルセチンとは、ポリフェノールの一種で、抗酸化作用があり、血中コレステロールを下げる効果や、関節痛の和らげる効果があります。
もともと玉ねぎを紫外線から守る役割をもつケルセチンは、肌を紫外線から守ってくれることが期待されており、身体の内側からできる紫外線対策として注目が高まっています。
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新玉ねぎの美味しい食べ方
続いて、新玉ねぎを美味しく召し上がる調理方法についてのご紹介です。
スライスサラダ
新玉ねぎはみずみずしさとシャキシャキとした食感が魅力。その美味しさを充分に楽しめるのがサラダです。他のお野菜と合わせてドレッシングをかけるのももちろん美味しいですが、スライスした玉ねぎだけでシンプルに食べるのもおすすめ。
酢、醤油、ポン酢などをお好みでかけて、鰹節をトッピングするだけでもとても美味しく食べることができますよ。個人的には少しごま油をかけるのがおすすめ。風味があがって箸が進みます!
丸ごと焼く
甘みの強い新たまねぎは、火を通すととろとろの口当たりで絶品。玉ねぎの皮を剥いたら、切り込みをいれて丸ごと1個をアルミホイルで包み、オーブン焼きにするのもおすすめ。
切り込みにバターを落としたら甘みが引き立ち思わず顔がほころぶ美味しさに。ご家庭のオーブントースターを使っても美味しく作ることができます。
お肉と合わせたり、調味料を変えて和風や洋風など様々なアレンジを楽しめます。この機会にぜひ試してみてくださいね。
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まとめ
新玉ねぎと普通の玉ねぎの違いから、栄養成分、美味しい調理法までご紹介をしましたが、いかがでしたでしょうか。
新玉ねぎの特徴まとめ
- 普通の玉ねぎとの違いは貯蔵期間にあり、新玉ねぎは収穫後すぐに出荷されるため水分量が多い
- みずみずしさがあり、甘みが強く、日持ちは短い
- 新玉ねぎは主に白玉ねぎという乾燥させることに不向きの品種のため、春の時期だけ食べられる
新玉ねぎの注目の栄養と効果
硫化アリル(玉ねぎの匂い・辛み成分)
効果|血液凝固作用・血液をさらさらにする作用、コレステロール増加抑制・胃液の分泌促進など
ケルセチン(ポリフェノールの一種)
効果|抗酸化作用・コレステロール増加抑制・関節痛緩和・紫外線予防など
このように栄養もたくさん詰まった新玉ねぎ。本来の食感や甘みは生のまま、より甘みのある味わいを堪能したい場合には加熱をしてと、幅広い調理が楽しめます。
1年の中でもあたたかさが心地よい春にだけ食べられる、貴重な野菜。新玉ねぎのことを深く知って、様々な調理方法で美味しく召し上がってくださいね。
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