エスニック料理ではお馴染みのパクチー。その独特の香りで好き嫌いが大きくわかれるハーブですよね。今回は
- パクチーってどんな味?
- どの部分を食べる?
- パクチーのおいしい食べ方
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目次
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パクチーは生で食べれる?
パクチーの葉や茎は生で食べることができます。エスニック料理を食べると料理のトッピングとしてのっていたり、生春巻きに他の具材と一緒に巻いてあったりしますよね。
パクチーにはデトックス効果があると言われています。古代では解毒の薬草として使われていたこともあり、毒を盛られた兵士がパクチーで難を逃れたという逸話もあるくらいなんですよ。
また胃腸の働きを活発にして消化を促進させたり、殺菌作用、血行促進作用などがあります。栄養面では体内でビタミンAに変換されるβカロテン、ビタミンC、ビタミンEなどが多く含まれています。
ビタミンCに関してはみかんと変わらないくらい豊富に含まれており、抗酸化作用が望めることから美容にも高い効果があると言われている食材なんです。
どんな味?
よく言われるのは「カメムシのようなにおい」や「洗剤のようなにおい」など、食べられないものに例えられることが多いです。また「プラスチックのようなにおい」を感じる人もいるとか。
現に日本ではパクチーは「カメムシ草」と呼ばれることもあります。両者には共通のにおい成分があるため、やはりにおいは似ているようなのです。
実はパクチーが「カメムシ草」と呼ばれるのには科学的なワケがあります。なんとなくの感覚でカメムシっぽい……と思っていたことは間違いではなかったのですね。
・におい成分がカメムシと同じ
カメムシが出すにおいの成分とパクチーが出すにおいの成分には、共通したものがあることがわかっています。まったく同じというわけではありませんが、かなり似たものであることは間違いないようです。
・におい成分「アルデヒド」
葉や成熟していない実の香りにはアルデヒドというにおい成分が関係しています。
せっけんにもこのアルデヒドが含まれていることから、パクチーはせっけんのにおいだと感じる人もいます。シナモンにもアルデヒドは含まれているので、パクチーが苦手な人はシナモンも苦手かもしれません。
このアルデヒドですがカメムシを瓶に閉じ込めておくと、自分のにおいで死んでしまうことがあるほど強烈なのです。どれほど強いにおい成分なのかがよくわかりますよね。
ですが実際パクチー自体に味はほとんどなく、葉をかじってみても少し苦いかなくらいのものです。クセが強いと言われているのはパクチーの香りなのです。
パクチーはとても独特な味や香りを持っています。パクチーが大好きで専門店に通う人がいる一方で、ほんのひと欠片でもパクチーが入っていたら食べられないくらい苦手な人もいます。
これ程までに好き嫌いがわかれる理由はなんなのでしょうか?その理由は大きくわけて3つあります。
- パクチーの味は日本人には馴染みが薄い
- 香りのクセが強い
- 遺伝子が関係する
遺伝子については「OR6A2」という遺伝子を持っている人がいて、その人たちはパクチーに含まれるアルデヒドに拒絶反応を起こしてしまうそうです。それが理由なら自分の努力で克服しようにも、なかなか難しいかもしれませんね。
食べ方
無理に食べる必要はありませんが、やはりどんなものか気になりますよね。ここでは少しでも香りを抑えられる食べ方をご紹介します。
・乾燥させる
まずひとつめは乾燥させて食べる方法です。
スーパーなどのスパイス売り場にはコリアンダーが並んでいますが、これは英語でパクチーのことを言います。乾燥させたパクチーからは強烈な香りが抜け、カレーなどの風味付けにとてもいい塩梅になっています。
大好きな人には物足りないかもしれませんが、スパイスとして使う分にはちょうどいいのでおすすめですよ。
・加熱する
パクチーなどの香草は基本的に生で食べるのが一番香りが強いです。なので調理の段階で加熱してしまえば、香りは減りやわらかくなります。
サラダや生春巻きの具に入っているのは苦手、という人も鍋料理や炒め物に入れると比較的食べやすいでしょう。かき揚げやタラの芽の天ぷらのようにして食べるのもおすすめです。
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根っこも食べれる?
パクチーは一般的に使われるのは葉と茎ですが、そのすべての部分を食べることができるため、捨てるところのない食材です。
どんな味?
根はパクチーの独特の香りがもっとも少ない部分なので、比較的食べやすいと言えると思います。
パクチーの根はその風味で魚の臭み取りにも使うことができるので、軽くつぶして一緒に茹でたり煮込んだりするのがおすすめの食べ方です。根を使う場合はしっかり泥を洗い流してくださいね。
茎も食べれる?
茎は少し硬いので細かく刻んで食べるのがよいでしょう。葉よりも甘みがあってクセが少なく、食べやすいのが魅力です。サラダに入れたりふりかけ作ったり、スープなどに入れてもおいしく食べることができます。
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その他に美味しい食べ方は?
パクチーは料理に混ぜても風味が格段にアップして、とてもおすすめのハーブです。その代表的な食べ方をご紹介します。
炒める
いつも作っている炒めものにパクチーを混ぜてみましょう。豚肉やごま油とは特に相性がいいので、パクチーをたっぷり入れて食べてくださいね。
細かく刻んで入れる
パクチーはあまり細かく刻むとその香りがより引き立つようになります。苦手な人はあまり刻まない方がいいでしょう。
パクチーの香りが好きならぜひ刻んで料理に混ぜてみて。普段食べているパクチーより、さらにワンランク上の香りが楽しめます。
揚げる
パクチーをそのまま素揚げにしてもいいですし、から揚げなどの味付けに使ってもとてもおいしいです。揚げると少し香りは飛ぶので、ライムをしぼればよりエスニック風な一品のできあがりです。
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まとめ
あなたはパクチーが好きですか?苦手ですか?
この記事をまとめると
- パクチーはとても体にいいハーブ
- 苦手な人は食べ物のにおいに感じない?
- パクチーは捨てる部分のない、ムダが出ない食材!
であることがわかりましたね。ぜひあなたも今日からパクチー料理を実践してみてくださいね!
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