ここ数年でよく耳にするようになった「生食パン」。有名なのは乃が美ですね。ほかにも生食パン専門店ができたり高級食パン店ができたり、空前の食パンブームになっています。そこで今回は、
をご紹介いたします。
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目次
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生食パンとはどんなパン?
生食パンとは、焼かずにそのまま食べることが適しているパンのことです。生食パンの「生」は、「生でそのまま食べられるから」「生クリームが入っているから」と考える人が多いと思いますが、「焼かずに生のままで食べられる」ことと、生チョコのように「とろけるような」という意味が込められているそうです。
特徴
一番の特徴は、一度食べたらやみつきになってしまうという、しっとりモチモチした柔らかい食感です。そして、耳まで柔らかいことも特徴です。色々な生食パンが登場していますが、共通するのは生クリームやハチミツ、発酵バターなどを使ってふんわり柔らかく、甘いことです。材料もこだわった素材を使っていることが多く、そのため価格も大量生産される食パンに比べて高めです。
歴史
2013年に高級『生』食パン専門店「 乃が美」が大阪で開業したことが始まりです。2022年1月現在では全国260店舗(オープン予定の1店を含む)にまで広がり、『Yahoo!検索対象食品部門賞』を3年連続で受賞するなど多くの人に注目されています。
普通のパンとの違い
生食パンは、普通の食パンと比べると少し高いので、特にはじめて買うときは気になりますよね。一般的な食パンは耳までしっかり焼いてあり、腰折れせずにきれいな形をキープしています。一方、生食パンは、耳に焼き色を付けずに腰折れしない程度のすれすれの柔らかい焼き方をしています。
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生食パンの日持ち・賞味期限はどれくらい?
「生」というだけあってあまり日持ちしないのでは…と気になる生食パンの賞味期限。代表的な商品について調べてみました。
のがみ(乃が美)
常温での保存は製造日から4日間。それ以上は冷凍保存を。冷凍した場合の賞味期限は1週間~10日以内。気温の高い夏場は期限に関係なく早めに食べましょう。
銀座 に志かわ
アルカリイオン水にこだわった高級食パンが有名です。賞味期限は、袋に入れた状態で常温で3日。それ以上は冷凍保存がおすすめです。
神戸屋
「神戸屋づくり 輝き生食パン」が有名です。購入日を含めて常温で3日。
賞味期限切れはいつまで食べられる?
生食パンのパッケージに記載されているのは「消費期限」で、賞味期限ではありません。賞味期限とは品質が変わらずに美味しく食べられる期限のことで、消費期限とは安全に食べられる期限を示したものです。
消費期限切れになってしまった食パンを食べることはおすすめできません。期限が切れたあとに食べるかどうかは自己判断となるため、見た目や臭い等を必ず確認してください。基本的に消費期限が過ぎてしまった場合は処分しましょう。
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生食パンが腐るとどうなる?
生食パンに限らず、パンが腐ると見た目や臭い、味に変化が現れます。
腐るとどうなる?
- 臭いがちがう:酸っぱい臭い・シンナーっぽい・アルコール臭がするなど
- 見た目:カビが生えている・青い斑点がある・黒い点々がある
- 味:酸っぱい・苦い・舌がピリピリする。臭いも見た目も変わらなくても、味だけが違うこともあります。
翌日に生食パンを食べる時は常温?冷蔵?
生食パンは1日置いた方が味が落ち着き風味が出て、より一層美味しいようです。上手に冷蔵保存したとしても冷蔵庫では乾燥が進んでしまいます。翌日食べるなら、暑い夏の時季でないかぎり直射日光や高温多湿を避けた涼しい屋内で保存しましょう。
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生食パンを長持ちさせる保存方法
せっかく購入した生食パン。できれば長く楽しみたいですよね。どの保存方法が1番長く美味しくいただけるのでしょうか。
常温
生食パンを「生」でそのままいただきたい場合は常温保存しましょう。食感や味が変わらないのは最初の3~4日間です。
冷蔵庫
パンの主成分であるデンプンは、冷蔵庫の温度では風味が落ちやすく劣化しやすいです。また、乾燥を助長してしまうためあまりおすすめではありません。
冷凍方法
生食パンのおすすめの保存方法は冷凍です。一番の冷凍方法は、食べる分ずつ切り分けてラップでくるみ、その上からアルミホイルで包んでジップロック等保存袋に入れて冷凍することです。ラップよりアルミホイルの方が熱が伝わりやすいため、より急速に冷凍でき乾燥を防ぐことができます。冷凍保存して美味しさをキープできるのは約1ヶ月です。
冷凍した生食パンの美味しい解凍方法
冷凍した生食パンをフリーザーバッグから出し、ラップを外してオーブントースターに入れて焼きます。厚みがある場合は電子レンジで2~3分解凍するとモチモチ食感が戻ります。生のままでも、トーストしてもおいしくいただけます。
まとめ
手土産やプレゼントとしても喜ばれる生食パンについてお伝えしました。
この記事をまとめると
- 生食パンとは、焼かずにそのまま食べることが適しているパンのこと
- 一般的な食パンは耳までしっかり焼いてあるが、生食パンは耳まで柔らかい
- すぐに食べ切れない場合は冷凍保存がオススメ
生食パンは高価なものが多いですが、究極の柔らかさと甘さがやみつきになります。これから購入される方の参考になれば嬉しいです◎
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