チーズピザやチーズバーガーはおいしいですよね。とろ~りとしたマイルドなチーズはどの食材にも合いますが、ピザはバーガーには定番で使用されていて美味しいこと間違いなしですね。
妊娠中でもチーズピザやチーズバーガーが食べたくなるときがあると思いますが、食べてもいいのでしょうか?
今回は
- 妊娠中(妊婦)でもチーズピザ・チーズバーガーは食べられる?
- チーズに含まれる栄養成分と妊娠中への効果
- 妊娠中に食べてはいけないチーズの種類
- リステリア菌食中毒による妊婦への影響
これらのテーマでご紹介いたします。
スポンサードリンク
目次
|
|
妊娠中(妊婦)でもチーズピザ・チーズバーガーは食べられる?
妊娠中でもチーズピザやチーズバーガーは食べてもいいのでしょうか?まず始めにチーズについてをみていきましょう。チーズにはプロセスチーズとナチュラルチーズの2種類のチーズがあります。
それぞれの特徴は以下の通りです。
1種類から数種類のナチュラルチーズを混ぜて加熱加工したチーズです。スライスチーズ、6Pチーズ、ベビーチーズプ、キャンディチーズの他にも、ナチュラルチーズ風味の商品も販売されています。
ナチュラルチーズ牛や山羊の乳などに乳酸菌と酵素を加えて固めて発酵と熟成をさせたもので、加熱加工されていないチーズです。食べても害はないカビで発酵させたブルーチーズやカマンベール、細菌で発酵させたゴルゴンゾーラ、発酵させないクリームチーズやモッツアレラといったものが有名です。
スポンサードリンク
チーズに含まれる栄養成分と妊娠中への効果
チーズに含まれる栄養成分と妊娠中への効果はどのようなものでしょうか?みていきましょう。
タンパク質
妊娠中はタンパク質は必要不可欠な栄養素です。タンパク質は体が持つ機能全てに関係しています。妊娠すると自分の体はもちろん、胎児の命も育まなければなりません。
自分が栄養素を摂取し体を作ることは胎児の体や命にとってもとても重要なことなのです。タンパク質の機能は以下の通りです。
- 体を動かす
- 栄養素や酸素を全身に運ぶ
- カルシウムなどミネラル類と結合する
- 免疫機能に関与し、体を守る
- ホルモンとして体の働きを調整する
- 消化や代謝を促進させるための酵素として働く
- 味や匂い、光、圧を取り入れる
カルシウム
妊娠中にはカルシウム摂取は骨の形成などの為にとても重要です。カルシウムの効能は以下の通りです。
- 母体の健康維持
- 骨粗しょう症予防
- 肩こり腰痛予防
- 神経過敏軽減
- 血圧を安定させる
ビタミンB12
妊娠中は胎児の成長や母乳を作るために、体内で大量に消費されビタミンB12のレベルが低くなりやすいので摂取することが必要です。
- 赤血球を作る役割:ビタミンB12の働きにより血中にある赤血球がつくられて、全身に酸素が行き渡り、妊娠中や授乳中に起こりやすい貧血やめまいや立ちくらみが予防されます。
- 睡眠リズムを整える:ビタミンB12は妊娠中のストレスにも影響し、目覚めや眠気の睡眠コントロールする、脳内ホルモンのメラトニンの分泌を調節する役割があります。
- 正常な神経伝達を保つ:ビタミンB12は、正常な神経を保つ役割もあり、脳から身体への指令がしっかり行われます。不足した場合、手足のしびれや集中力低下など神経障害の原因になります
スポンサードリンク
妊娠中に食べてはいけないチーズの種類
加熱加工していないチーズは妊娠中には食べるのはやめましょう。ナチュラルチーズは注意が必要です。輸入チーズは種類も多いので避けておくと安心です。
日本の通常のスーパーなどで売られているいわゆる一般向けの食品のチーズは、ナチュラルチーズでも大丈夫ですが、海外のものは該当しないかもしれないので、輸入元を確認しましょう。
国内大手メーカー商品はナチュラルチーズでも問題ありません。
国内で販売されている大手メーカーの生で食べられるナチュラルチーズは「原乳の時点ですでに殺菌」されており、出荷前に検査もしているので、リステリア菌やトキソプラズマの危険性はありません。(森永乳業、明治乳業 調査結果)
輸入チーズであっても、しっかりと加熱されたチーズであれば、種類を問わず問題はありません。
モッツアレラチーズとトマトのピザ(マルゲリータ)というメニューやグラタンなら、加熱されているので心配はいりません。
スポンサードリンク
リステリア菌食中毒による妊婦への影響
妊婦は一般の人よりもリステリア菌に感染するリスクが20倍もあリます。リステリア菌が母体に入ると、胎盤を通してお腹の赤ちゃんにも感染してしまう可能性があるのです。
その影響から早産や死産、出産後は新生児の腱膜炎や骨髄炎、敗血症のリスクがあるのです。
スポンサードリンク
まとめ
この記事をまとめると
- 妊娠中(妊婦)でもチーズピザ・チーズバーガーは食べられますが、チーズはしっかりと加熱したもののみを食べることが重要です。
- チーズに含まれる栄養成分はタンパク質とカルシウムとビタミン12などで、妊婦にとっても胎児の体や命にとっても、とても重要な栄養素で、妊娠中によって低下してしまう栄養素を補う効果もあります。
- 妊娠中に食べてはいけないチーズの種類はナチュラルチーズや輸入チーズなど、加熱加工していないチーズです。
- リステリア菌食中毒による妊婦への影響は大きく、早産や死産、出産後は新生児の腱膜炎や骨髄炎、敗血症のリスクがあります。
妊娠中に食べてはいけないチーズがありますので、チーズの種類に注意してチーズピザやチーズハンバーガーを食べることが重要ですね。
スポンサードリンク