酒粕甘酒は飲む太る?カロリー・糖質|効果・飲むタイミングは朝?夜?

優しい甘さとコクを味わえる美味しい甘酒ですが、どのような栄養素・働きがあるのでしょうか?ついゴクゴク飲んでしまいそうですが、飲み過ぎると身体にどのような影響があるのでしょうか?そこで今回は、

  • 甘酒は飲むと太る?
  • 甘酒に含まれる栄養成分と効果
  • 甘酒の飲み過ぎは糖尿病が危険?
  • 毎日甘酒を飲むとどうなる?
これらのテーマについて紹介いたします。

スポンサードリンク

甘酒は飲むと太る?


甘酒は栄養価が高く、身体に良い飲み物ですが、飲む量や飲み方を間違えると太る原因にもなってしまいます。1杯当たりのカロリーや糖質量を見てみましょう。

1杯あたりのカロリー・糖質量

酒粕からできる甘酒は、砂糖を加えて作るため、メーカーによってもカロリーが異なりますが、100gあたり大体60~70kcal程度となっています。市販の缶や紙パックの酒粕甘酒1本であれば、大体120~140kcalです。糖質量は、約8gとなっています。

糖質をできるだけ控えたい方は、使う砂糖を少なめにして甘酒を手作りするのがおススメです。お湯に酒粕をちぎり入れ煮立たせ、砂糖を加えるという作り方なので、意外と簡単に作れちゃいますよ。市販であれば糖質を抑えた商品を選ぶなど工夫をしてみるとよいでしょう。

スポンサードリンク

甘酒に含まれる栄養成分と効果

手作り甘酒の日持ちは何日?冷蔵・冷凍保存方法|酸っぱいのは腐ってる?

必須アミノ酸

甘酒には、9種類の必須アミノ酸(バリン、ロイシン、イソロイシン、スレオニン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、ヒスチジン)が含まれます。

なかでも、BCAAと呼ばれるバリン、ロイシン、イソロイシンの3つのアミノ酸には、筋肉をつくる働き、疲労回復を助ける働きがあります。

トリプトファンは、幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」の材料として使われます。セロトニンは安眠効果やリラックス効果を高めてくれる働きがあります。鬱や睡眠障害になるリスクを低減してくれます。

リシンやメチオニンは脂肪を燃焼する働きがあるため、ダイエットをしている人には嬉しい栄養素ですよね。

レジスタントプロテイン

酒粕甘酒には、「レジスタントプロテイン」というタンパク質が含まれています。

レジスタントプロテインには、コレステロールからなる胆汁酸を包み込むように吸着させて、体外へと排出する働きがあります。血中コレステロール値を低下させ、糖尿病や高血圧、脂質異常症などの生活習慣病や肥満を予防してくれます。

食物繊維

食物繊維は腸内の老廃物を便として体外へ排出させる働きがあります。腸内細菌のエサとなり、腸内環境の改善に効果があるため、便秘の予防や解消に繋がります。

また、コレステロールを吸収する働きもあるため、脂質異常症や動脈硬化などを防ぐ働きがあります。

ビタミンB群

酒粕の甘酒には、ビタミンB群であるビタミンB1、B2、B6、葉酸などが含まれます。

ビタミンB群には、皮膚や粘膜を健康に保つ、免疫機能を高める、脳や神経伝達物質に関わるなど重要な役割を担っています。

スポンサードリンク

甘酒の飲み過ぎは糖尿病が危険?

「身体に良い」と言われているからといって、甘酒を飲み過ぎると血糖値の急激な上昇を招く恐れがあるため、甘酒の飲み方には注意が必要です。

食後、血中のブドウ糖濃度が高まると、膵臓から「インスリン」というホルモンが分泌され、血液中の糖が細胞内に取り込まれ、エネルギーとして利用されます。その結果血液中のブドウ糖濃度が低下し、血糖値が低くなります。

インスリンには、取り込んだ糖をグリコーゲンや脂肪として貯蔵する働きがあり、余分な糖を脂肪として蓄えることで肥満の原因になります。

特に内臓脂肪による肥満は、アディポサイトカインの悪玉が異常に分泌され、インスリン抵抗性を高めてしまい、結果糖尿病につながるとされています。肥満や糖尿病にならないようにするためにも、飲み過ぎには注意しましょう。

血糖値を上げない甘酒の飲み方

酒粕甘酒は「一気飲みはせず、ゆっくり飲む」ことがポイント。ゆっくり飲むことで、血糖値の急激な上昇を防ぐことができますから、飲むスピードには気をつけましょう。

毎日甘酒を飲むとどうなる?

甘酒は下痢を引き起こす?どんなメリット・デメリットがある?おすすめの飲み方

甘酒はダイエットに効果的?

酒粕甘酒でダイエットをするには、飲み方と飲む量に注意する必要があります。

酒粕甘酒でダイエットするなら、「朝に飲む」「1日1杯まで」「ゆっくり味わって飲む」を意識してみましょう。

即効性があるわけではないので、酒粕甘酒を継続して飲むことが重要です。

ちなみに、酒粕甘酒には血行を良くして身体を温める作用があるため、冷え性の方にもオススメですよ。

甘酒を飲むタイミングはいつ?朝?夜?

「ダイエット目的」「エネルギー補給や集中力アップ目的」であれば、朝がオススメ

ダイエットに甘酒を取り入れるなら、朝に飲むことをオススメします。酒粕甘酒には血行を良くする働きがあり、代謝が活性化するため痩せやすい身体になります。

糖質を多く含む甘酒ですが、朝に飲んでおけば、日中の活動でカロリーが消費されるため太る心配がありません。また、朝に甘酒の糖分を摂ることで体温を上げ、脳や身体にスイッチを入れてくれるので、元気に一日を過ごすことができます。

疲労回復に効果のあるビタミンB群も含まれるため、朝に甘酒を飲んで疲れをリセットしましょう。

「安眠や癒し」を求めるのであれば、夜がオススメ

甘酒には、安眠効果やリラックス効果を高めてくれる働きがある「セロトニン」の素になるトリプトファンが含まれていますから、「ぐっすり眠れない。」「ストレスが溜まっている。」という方は、ホット甘酒を夜に飲みましょう。

牛乳や豆乳で割って飲むのもオススメですよ。※寝る直前に飲むと、エネルギーを消費できず肥満の原因になりますから、寝る1~2時間前までに飲むようにしましょう。

1日の摂取量目安

「美味しいから」「身体に良いから」といって、甘酒の飲み過ぎはいけません。おやつ代わりに、1日に200㎖(湯呑またはカップ1杯分)ほどにしましょう。

先ほどの説明した通り、甘酒は糖質やカロリーが高く、飲み過ぎると太る原因にもなるため、甘酒を飲むときは他の甘い飲み物やお菓子を控えるようにしましょう。車を運転する方、妊娠中や授乳中の方は、飲まないでください。

スポンサードリンク

まとめ

酒粕甘酒の栄養と効能、飲み過ぎるとどうなるのか、甘酒を飲むタイミングなどについてご紹介しましたが、いかがでしたか?

この記事をまとめると

  • 甘酒は飲み物の中でカロリーと糖質が高いため、飲み過ぎには注意する
  • 酒粕甘酒には、「ダイエット効果」「安眠効果」「便秘予防」など良いことがたくさんある

小腹がすいたときやおやつタイムなど、甘酒を上手に取り入れて、健康な身体作りをしましょう。