ケーキやクッキーを作る上で、無くてはならない製菓材料といえばココアパウダー。でも、一度に使い切れなかったココアパウダー、「どのくらい日持ちするのか」「どうやって保存すればいいのか」迷ってしまう人も多いのでは無いでしょうか。
- ココアパウダーの賞味期限はいつまで?
- 適切な保存方法と保存期間
- こうなったらココアパウダーは使ってはダメ!
今回は、こちらについて詳しく解説します。
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目次
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ココアパウダーの賞味期限は?
ココアパウダーの賞味期限は、未開封か開封済かで大きく異なります。ここでは、賞味期限と消費期限の違いについても解説します。
賞味期限
未開封状態
ココアパウダーが未開封の場合、包材に記載された賞味期限に従いましょう。一般的なココアパウダーの賞味期限は6ヶ月〜12ヶ月のものが多いでしょう。
開封状態
一度開封してしまったココアパウダーは、出来るだけ速やかに使い切ることを心がけましょう。どうしても使い切れない場合は、後ほど紹介する方法を守って保存してくださいね。
なお、一度開封してしまった時点で包材に記載してある賞味期限は効力を失ってしまうことに注意が必要です。
消費期限
ココアパウダーは比較的日持ちがしやすい食品であるため、消費期限が記載されていることはありません。
賞味期限とは、製品の品質が保たれる目安の期限です。そのため、賞味期限を過ぎたとしてもすぐに食べられなくなるわけではありません。
賞味期限が付けられる主な製品としては、
- スナック菓子
- 卵
- 乾物
などが挙げられます。
対して消費期限とは、製品が腐敗したりすることなく安全に食べることが出来る期限の日付のこと。賞味期限と違い、消費期限は1日でも過ぎてしまうだけで食中毒などが発生するリスクが高くなります。そのため、消費期限は賞味期限よりも短い日数が付けられており、期限を過ぎてしまったものは食べずに廃棄することが望ましいでしょう。
消費期限が付けられる主な製品としては、
- コンビニ弁当
- パン生菓子
などが挙げられます。
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ココアパウダーの保存方法
保存の時に注意すべき点
ココアパウダーを保存する際に注意が必要なことは、以下の3つです。
水分に触れないようにする
粉末であるココアパウダーは水分を嫌います。濡れた手で保存を行うと手の水分がココアパウダーに付着してしまいカビの発生するリスクもあるため注意が必要です。
空気に触れないようにする
ココアパウダーに含まれる油分は、空気に触れることで少しずつ酸化が進行します。酸化した油はココアパウダーの品質を低下させるだけでなく、体にも悪影響を及ぼすこともあるのです。
直射日光に当てないようにする
ココアパウダーは、日光を嫌います。直射日光の当たる部屋の中に放置してしまうと日光によって色が抜けてしまい、ケーキやクッキーの仕上がりにも影響を及ぼしてしまいます。
冷蔵の時の保存期間は?
一度開封したココアパウダーを冷蔵庫で保存した場合は、1ヶ月を目安として使い切ると良いでしょう。
冷凍の時の保存期間は?
一度開封したココアパウダーを冷凍庫で保存した場合は、3ヶ月を目安として使い切ると良いでしょう。
おすすめの保存方法は?
ココアパウダーの適切な保存は以下の方法を参考にしてください。
冷蔵保存方法
- ココアパウダーの包材の封をする
- 密閉出来る容器に入れて蓋をする
- 密閉容器の表面に冷蔵実施日を記入する
- 速やかに冷蔵庫に保存する
冷凍保存方法
- ココアパウダーを1回分ずつラップに包み空気を抜く
- ジップロックにラップを入れて再び空気を抜き封をする
- ジップロックの表面に冷凍実施日を記入する
- 速やかに冷凍庫に保存する
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ココアパウダーが使えなくなったらどうなる?
常温放置や直射日光に当ててしまったココアパウダーは品質が劣化することがあります。以下のような特徴が見られた場合は、使用を避けて廃棄するようにしましょう。
見た目
色抜け
直射日光に当てたことで色が抜けてしまったものは使用を避けましょう。仕上がりに影響が出てしまう可能性があります。
虫の付着
開封後のココアパウダーの封がしっかりとされていないと貯穀害虫が付着する可能性があります。ココアパウダーに発生する虫としては、シバンムシやノコギリヒラタムシなどが有名です。
味・臭い
開封後のココアパウダーを再使用する際は、しっかりと臭いを確認するようにしましょう。油臭さなどを感じた場合は酸化が進行している可能性が高いため、使用せずに廃棄しましょう。
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まとめ
この記事をまとめると
- ココアパウダーの賞味期限は開封前であれば製品に記載された日付に従うことが大切
- 開封後は賞味期限表示は効力を失うため、出来る限り速やかに使い切るようにする
- どうしても使い切れない場合は、状況に応じて冷蔵・冷凍保存を実施する
- ココアパウダーは、水分・空気・日光を嫌うため保存の際はそれぞれに注意する
- 保存後のココアパウダーを再度使用する際は、見た目や臭いに異常がないかしっかりと確認する
いかがだったでしょうか。
ポリフェノールがたっぷりと含まれており健康食品としても注目されているココアパウダー。普段の食生活にココアパウダーを加えることで、より美味しく健康な生活を送りましょう。
この記事が皆さんの参考になれば幸いです。
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