みなさんは菓子パン、お好きですか?季節限定のものや、“もはやケーキ!”といったものもあったりして、思わず手に取りたくなってしまいますよね。
なんといっても袋1つで済むお手軽さも魅力!朝はコーヒーと菓子パンだけ、という方も多いのではないでしょうか。
とはいえ、菓子パンだけの朝ごはん、栄養は大丈夫?さらに、菓子パンで下痢に!なんて情報が飛び込んでくると放ってはおけません。そこで今回は
- 菓子パンで下痢になる!?
- 菓子パンは食べ過ぎると体に悪い?
- 菓子パンが体に悪い原因3選
- コンビニのパンは食べ過ぎない
スポンサードリンク
目次
|
|
まさか!菓子パンで下痢になる!?
急にお腹がゴロゴロ…、どなたも経験があるかと思いますが、何度経験しても嫌なものですよね。電車で移動中だったらどうしよう、なんて考えると気が気じゃありません。そのいや~なゴロゴロの原因が菓子パンに!?いったいどういうことなのでしょうか。
菓子パンでお腹が痛くなるのはなぜ?
グルテンという言葉をご存知でしょうか。小麦に含まれ、パンのふわふわ、もちもち感を演出してくれるタンパク質の一種です。テニスのノバク・ジョコビッチ選手が、著書「ジョコビッチの生まれ変わる食事」で、体調不良によるスランプを脱した食事法としてグルテンフリーを紹介して一躍話題になりました。最近ではグルテンフリーのダイエットや美肌への効果も続々と紹介されています。
このグルテンによる悪影響、実はアレルギーによるもの。菓子パンに含まれるグルテンへのアレルギーが、消化不良による下痢や腹痛を起こしてしまうことがあるようです。また、まれに菓子パンに大量に含まれる砂糖や食品添加物が原因で、お腹が痛くなってしまうこともあるようです。
スポンサードリンク
菓子パンって食べ過ぎると体に悪いの?
では、菓子パンでお腹が痛くならない人はたくさん食べても問題ないのでしょうか。ここからは菓子パンを食べ過ぎたときに考えられる体への影響について紹介していきます。
糖尿病になる危険性が!
菓子パンには、角砂糖でおおよそ20個分以上の糖質が含まれています。ちなみに食パン6枚切り1枚に含まれる糖質が約8個分なので倍以上!しかも増えた糖質のほとんどが砂糖によるものです。
砂糖の糖質は、食パンやお米などの糖質に比べて、血糖値を急上昇させるということがわかっています。日常的に菓子パンを食べていると、糖尿病のリスクも高くなってしまうかもしれません。
太りすぎてしまうかも
菓子パンには砂糖の他にも、マーガリンやクリームなどの油脂も沢山含まれていることが多いです。
手軽に食べられてお腹にもあまりたまらないため、軽食のイメージがあるかもしれませんが、実は1個でとんこつラーメン1杯分のカロリーがあるものも!1個じゃ足りないからと、食事代わりに何個も食べていると、当然肥満のリスクも高まります。
その肌荒れ、もしかして菓子パンが原因?
時間がない!というときにもさっと食べられて便利な菓子パン。ですが、菓子パンに含まれる栄養素は主に糖質と脂質オンリー。お肌の材料になるタンパク質、美肌を保ってくれるビタミンやミネラルが圧倒的に足りません。
せめてサラダや野菜スープは足したいところ。そこに卵を加えるとタンパク質も摂れて一石二鳥ですね。
また、“菓子パンで下痢に!?”でも書いたように、グルテンや添加物に対するアレルギーがあった場合、腹痛だけでなく肌荒れを引き起こす可能性もあります。なんとなくお肌の不調が続く、という時はちょっと菓子パンを控えてみるのもいいかもしれません。
スポンサードリンク
子どもの味覚異常の原因になることも
菓子パンで味覚異常と聞くと、ちょっとピンとこないかもしれません。ですが味覚異常は、病気や薬の副作用などを除き、栄養の偏り、特に、亜鉛の不足により引き起こされやすいことがわかっています。
子どもの体は大人より小さい分、食べ物による影響もひとしお。食事代わりの菓子パンで亜鉛不足になってしまうだけでなく、その濃い味付けに舌が慣れてしまい、薄味のお料理を物足りなく感じるようになってしまう可能性も心配されています。
悪玉コレステロール値が上昇!
菓子パンには想像以上に油脂が含まれていると書きましたが、そのほとんどがマーガリンやショートニングなどの合成油脂。この合成油脂に含まれるトランス脂肪酸が、悪玉コレステロールを増やすことが報告されています。
中性脂肪増加の原因にも
名前に惑わされるかもしれませんが、実は余分な糖質から肝臓で作られるのが中性脂肪です。前述の通り、菓子パンは糖質のかたまり。使い切れなかった糖質はどんどん中性脂肪に、と想像すると恐ろしいですよね。
悪玉コレステロールも、中性脂肪も、増えすぎると血管に負担をかけ動脈硬化を引き起こします。さらには脳梗塞などの重大な疾患の原因となることも!やっぱり菓子パンの食べ過ぎは体に悪いと言わざるを得ないようです。
スポンサードリンク
ほかにもあった!菓子パンが体に悪い原因3選
食品添加物
市販の菓子パンには、味や見た目を良くする、日持ちを長くするといった目的で、様々な食品添加物が加えられています。
この食品添加物の中には、発がん性が報告されているものや、アレルギーを誘発するものもあり、危険視する声も多いようです。
トランス脂肪酸
悪玉コレステロールのところでも書いたように、菓子パンの原材料であるマーガリンやショートニングといった、いわゆる人口油脂にはトランス脂肪酸を含むものも。
このトランス脂肪酸、悪玉コレステロールを増やすだけでなく、発がん性や生活習慣病との関連など、健康への様々な悪影響が報告されており、世界的に使用が制限されつつあります。
乳化剤
水と油って混ざりにくいですよね。食品の製造工程で、これを安定して混ぜ合わせることができるように使われるのが乳化剤です。
水分の蒸発を防いでくれるので、菓子パンのしっとりふわふわした食感を長く保つのにも役立ちますが、発がん性やアレルギーの原因となる物質もあるので注意が必要です。
スポンサードリンク
体のことを考えると、日常的に食べるのは控えたほうが良さそうです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- 菓子パンはグルテンや添加物から腹痛を起こすことがある!
- 菓子パンは糖質と脂質のかたまり!体に悪影響を及ぼす食品添加物が含まれている可能性も
- 体のことを考えるなら、菓子パンは控えめに!
とはいえ、やっぱり菓子パンっておいしい!週に何個と決めておく、どうせならおいしいパン屋さんに出かけて焼き立てを買ってくる、などの工夫をしながら、節度を保ったおつきあいを試してみてはいかがでしょうか。