ご家庭にある砂糖の賞味期限について考えたことはありますか？実は砂糖には賞味期限がなく、長期保存が可能な調味料なんですよ。今回は
- 砂糖の賞味期限
- 砂糖が腐るってどういう状態？
- 砂糖の正しい保存方法
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目次
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砂糖に賞味期限がない理由
砂糖は上手に保存していれば、半永久的に使用できると言われています。
実は砂糖には不純物がほとんど含まれておらず、品質がとても安定しています。つまり通常の保存方法では劣化が極めて少ない食品なのです。品質が変わらないので、そもそも賞味期限切れという概念がないんですね。
食品に関する法律でも、砂糖には賞味期限の表示をしなくても良いと認められています。つまり砂糖はお墨付きの「寿命が長い食品」なのです。古くから砂糖が防腐剤の役目を担っていたのも納得ですね。
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砂糖の賞味期限は何年？
とは言えいつ購入したのか覚えていない砂糖を使うのは少し気になりますよね。ここからは砂糖を最大限おいしく食べられる期間やその保存方法について説明していきます。
未開封
砂糖は常温で保管するようにしましょう。高温多湿な場所を避けて清潔な冷暗所での保管をおすすめします。
見た目に問題がなければ食べても大丈夫ですが、あまりにも古くなると風味は落ちている可能性があります。
開封後
開封後は密閉容器やジップロックに入れて常温保存するようにしましょう。
保存というと冷蔵庫と考えてしまいがちですが、冷蔵庫に入れると取り出すたびに湿度が変化して逆に湿気の原因になります。つまり砂糖の保存には常温が最も適しているのです。
また全体に均一に黄ばんでいるものは「メイラード反応」という自然現象ですので、品質にはまったく問題ありません。これは醤油や味噌を長期間保存すると色が濃くなるのと同じ現象です。
スティック砂糖の賞味期限
スティック砂糖にもやはり賞味期限は記載されていません。振ってみて中身がサラサラと音がしていれば問題なく使えるでしょう。
粉砂糖の賞味期限
粉砂糖とはグラニュー糖を細かくしたものを言います。
元がグラニュー糖ですのでこちらも適切に保存すれば何年も使えます。ですが中には添加物が入っているものもありますので、それについてパターンにわけて説明していきますね。
- 純粉糖
- コーンスターチ入り
- オリゴ糖入り
- トッピング用粉糖
純粉糖は砂糖と同じです。
ですがコーンスターチ入りやオリゴ糖入り、トッピング用のものは古くなると風味や品質が落ちている可能性があります。使うことはできますが、味については自己責任ということになります。
なにより砂糖はにおいのつきやすい調味料ですので、古くなったものはまずにおいを確認した方がいいでしょう。
黒砂糖の賞味期限
黒砂糖(黒糖)はメーカーの判断で独自に賞味期限が設けられている場合があります。黒糖は白砂糖に比べて水分が多いので、味やにおいが変わってしまうことがあるからです。
それでもおいしくなくなるだけで食べられないわけではありません。とは言え黒糖の独特の風味が損なわれるのはイヤですよね。
そうならないためには密閉容器に乾燥剤を入れて常温で保存し、賞味期限を目安に早めに食べきるようにしましょう。
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賞味期限切れはいつまで食べられる？
砂糖には明確な賞味期限は設定されていません。ではどれくらいの期間まで問題なく食べることができるのでしょうか？
1年〜4年前の砂糖
砂糖の保存期限はおよそ5年、という考えもあります。これは品質が保持できる期限のことです。4年くらいまでならほとんどの場合問題なく使用することができます。
20年前の砂糖は危険!?
基本的には保存状態が良ければ20年経っても食べることができます！目で見て特に問題がなく、においも正常であれば食べても大丈夫でしょう。ただし20年も経つとさすがに風味は落ちている可能性が高いです。
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砂糖が腐るとどうなる？
砂糖に賞味期限がないことはわかりました。それでも正しい方法で保存できなかった場合には、どのようなことが考えられるのでしょうか？砂糖が劣化して「腐る」状態とはどのようなものなのか、解説します。
ダニ･虫がわく
砂糖には水分がほとんど含まれていないため、万が一虫がついてもすぐに死んでしまいます。砂糖の中は虫が長く生きられる環境じゃないんですね。なので虫が「わく」という状態になることはほとんどありません。
ダニに関しても同じことが言えますが、そもそもダニが好むのは粉類ですので、あまり心配することはないと思います。
湿気る
砂糖が固まる直接の原因は乾燥です。ですが湿気によって砂糖の結晶の表面が溶け、その後乾燥することで固まることもあります。
実は固まってしまった砂糖を元に戻すことはできます。
まず水で濡らしてしぼったキッチンペーパーを砂糖が入っている容器に入れます。そのまま数時間置くと、キッチンペーパーの水分で砂糖がほぐれて元の状態に戻ります。
砂糖がサラサラになったらキッチンペーパーは取り出しましょう。とは言え一度固まってしまうと元に戻すのは少し大変。そのため固まらないように乾燥や湿気に気をつけて保存をすることが大切です。
カビが生える
いくら品質が安定しているとはいえ、間違った保存方法だとカビが生えることもあります。
調理中に出た湿気を吸いすぎると、砂糖がベタつくことがあります。このような状態が続くとカビが生えやすくなるため、砂糖を入れた容器をコンロの近くに置くのはNGです。
味付けのときにパッと使えてとても便利ですが、置き場所についてはよく考えた方がいいでしょう。
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砂糖は袋のまま保存していい？
購入時の袋にはわずかですが通気性があるため、湿気やにおい移りの原因になります。そのため一番おすすめなのは密閉容器に移し替える方法です。
もしも容器がなくて購入時の袋のまま保存するのであれば、空気を抜いて袋の口をしっかり閉じ、その袋ごとジップロックに入れてしまいましょう。
砂糖を長持ちさせる保存方法
砂糖をより長持ちさせたいなら、直射日光のあたらない常温で湿度の低い場所に置くのがいいでしょう。湿気のこもるシンク下よりも、台所の戸棚などがおすすめですよ。
また湿気やにおい、虫対策にも密閉容器に入れての保存がやはり最適であると言えます。
まとめ
砂糖は適切に保存していればいつまででも長く使える調味料です。古くなっても使えるのは経済的にもとてもありがたいですよね。
この記事をまとめると
- 高温多湿な場所を避け、清潔な冷暗所で密閉して保管
- 見た目、においともに正常ならいつまででも食べられる
- 砂糖を入れた容器をコンロの近くに置くのは絶対ダメ！
わたしたちの食生活に欠かせない砂糖。正しい保存方法を身につけ、食事にうまく取り入れて活用してみてくださいね。
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