みなさんは「プルーン」という果物をご存じですか?プルーンは、おなかにいい食べ物、という認識をしている方も多いのではないでしょうか。でも、1日一体どのくらいの量を食べるのがいいの?食べ過ぎておなかが痛くなったことがあるけれど、本当におなかにいい食べ物なの?と疑問に思っている方もいらっしゃると思います。そこで今回の記事ではそんな疑問にお答えしていきます。
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目次
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プルーンってどんな食べ物
特徴
プルーンはセイヨウスモモに分類される植物です。見た目がプラムと似ていますが、プラムとは違う種です。旬は7月~9月。主な産地は、アメリカのカリフォルニアが有名ですが、日本でも長野県・青森県・北海道などで栽培されています。新鮮なものだと生でも食べられるそうですよ。日本スーパーで見かけるプルーンのほとんどは、半生状のドライフルーツに加工されたものが多いです。
栄養
プルーンに含まれる主な栄養素は・・・
- 食物繊維
- 鉄分
- ポリフェノール
- ビタミンC
- ビタミンB
- 葉酸
プルーンは鉄分やポリフェノールも豊富!女性に嬉しい成分がたくさん含まれていて、積極的に食べていきたい食材です。
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プルーンを食べると得られる効果
整腸作用
プルーンに含まれる食物繊維には、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方があります。そのうち、水溶性食物繊維の「ペクチン」は腸内の善玉菌のエサとなります。そのため、腸内環境を整えるのにとっても有効なのです。また、プルーンには「ソルビトール」という食物繊維を含んでいて、便秘解消効果が期待できます。プルーンがおなかにいい、と言われるのは、これらの成分のためですね。
美肌効果
プルーンに含まれるポリフェノールには強い抗酸化作用があり、アンチエイジング効果があります。メラニンの抑制によるシミ予防、シワの改善など美肌効果があります。さらにプルーンに含まれるビタミンCやビタミンBもシミ・シワ予防に効果的で、肌に嬉しい成分です。
動脈硬化改善
プルーンには悪玉コレステロールを低下させる働きがある、という研究結果が発表されています。また、プルーンに含まれる抗酸化作用がコレステロールの酸化なども抑制してくれますので、動脈硬化を予防する効果が期待されています。
貧血改善
特に女性に多い貧血ですが、そのほとんどの原因が、鉄分の不足によって赤血球数の減少が起こる、「鉄欠乏性貧血」です。そのため、積極的な鉄分の摂取で改善・予防ができます。プルーンは果物ながら鉄分を含みます。鉄分の含有量自体は肉類に比べるとすくないですが、赤血球のもとになる葉酸やビタミンBも含みますので、他の食品と組み合わせて食べると貧血予防にとても効果的です。
肝機能向上
肝臓は酸化によるダメージが大きい臓器です。プルーンに含まれるポリフェノールの抗酸化作用が、酸化や脂肪肝になることを防ぎます。一方で、プルーンには果糖も多く含まれますから、プルーンの食べすぎはかえって脂肪肝のリスクを高めることもありますので注意しましょう。
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プルーンの食べ過ぎがもたらす影響
腹痛の原因に
プルーンにはソルビトールが含まれているとご紹介しましたが、このソルビトールという成分は、便秘解消薬や下剤にも使われている成分です。ですので、プルーンを食べすぎると腹痛や下痢の原因になってしまうことがあります。
糖分過多に
プルーンは果物ですから果糖を含みます。また、スーパーなどで売られているプルーンはドライフルーツに加工されているものが多く、水分が抜けた分、栄養だけでなくカロリーも凝縮されています。糖質ダイエットなどをされている方は、食べ過ぎてかえって太らないように注意しましょう。
1日の摂取量は?
さて、ここまで紹介してきたプルーンの栄養素を効果的に摂取するには一日どのくらい食べるのが好ましいのでしょうか?
ドライプルーン1個(8gとして)のカロリーはですので、おやつとして食べる場合は100Kcal以内の5粒くらいまでを目安に食べるのが理想です。また、ソルビトールに関しても5粒くらいであれば問題はないですが、心配な場合は1、2粒を食べましょう。毎日の食事にプルーンをプラスして、栄養バランスをUPするのがいいですね。
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おすすめの食べ方
- バターの代用として
- ピューレ上にしてヨーグルトにかけて食べる
- そのまま食べる
なんとプルーンは、バターの代わりになるんです!ブレンダーでドライプルーンをピューレ状にしたものを、食パンやクッキーを作る際に、レシピのバターの分量をそのままプルーンピューレに置き換えるだけでOK。プルーンが甘いので、お砂糖を減らして調節するといいでしょう。
パンに使用すると、しっとりもちもち食感になって、とっても美味しいですよ。
また、プルーンをピューレ状にしたものを、ヨーグルトにかけるのもおすすめです。ヨーグルトの整腸作用と相まって、更に便秘解消効果に期待できます。
まとめ
いかがでしたか?栄養がたっぷりでおいしいプルーン。適量を食べればとても手軽な健康食品として活躍します。ぜひ、毎日の食事にプルーンを取り入れてみてくださいね。
この記事をまとめると
- プルーンは栄養が豊富で健康にいい
- ソルビトールを含むので整腸作用があるが、食べ過ぎるとおなかを壊してしまう
-
ドライフルーツになっているものはカロリーが高いので食べすぎに注意する
- バターの代わりにするとヘルシーなおやつになる
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