タイを代表する料理の一つにトムヤムクンがあります。辛味と酸味、そして独特の香りを併せ持ったトムヤムクンは一度ハマると抜け出せない魅力がありますよね。その一方で、「どうしてもトムヤムクンの臭いが苦手で食べられない」という人も多いようです。
- トムヤムクンの匂いについて
- パクチーを使わないトムヤムクンはある?
- パクチーの持つ栄養素
今回は、こちらについて詳しく解説していきます。
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目次
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トムヤムクンってどんな匂い?
色々な食材が混ざった臭い
トムヤムクンを作る際には、色々な食材を原料として使用しています。その中でも特に多くの種類が使用されるのがハーブです。そこで、タイ料理で特に使用されることの多いハーブについて解説します。
ホムデーン
別名アカワケギと呼ばれるハーブです。タイ料理を作る際には無くてはならない存在で、使用方法は多岐に渡ります。
粉砕してペースト状にしたり、煮込むことでだしを取ることが多いようです。ビタミンが豊富に含まれているため、風邪や二日酔いによく効くと言われています。
パイマックルー
別名こぶみかんの葉と呼ばれるハーブです。葉脈を外して刻んだあとは、サラダに入れるだけで一気に香り豊かになるほどの爽やかな香りを持っています。
調理する際のポイントは苦味が出てきてしまうため、長時間煮込まないことです。
パイトゥーイ
別名パンダナスリーフと呼ばれるハーブで、タコヤシの葉のことを指します。火を加えることで料理に甘い匂いを付けることが出来、その匂いはココナッツに似た匂いと言われています。
食品に使用される天然香料の原料にも使用されることがあります。
カー
別名ガランダルと呼ばれるタイの生姜で、見た目も私達に馴染みの深い生姜そのものです。タイ料理だけでなく、マレーシアやインドネシア料理にも使用される非常に重要な食材の一つです。
香りはかなり強く、味もまた刺激的です。
レモングラス
別名タクライと呼ばれるハーブで、タイ料理に使用される頻度が特に高い食材の一つです。ススキのような細長い見た目をしていて、軽く揉むだけでレモンに似たすっきりとした香りが漂います。
根本から4cm程度は生食用に、上部は加熱することでハーブティーや料理への香り付けに使用されることが多くなっています。
バナナの葉
別名バイトンと呼ばれていて、白身魚や肉料理を包んで蒸すことに使用されます。料理に入れて煮込むというよりは、出来上がった料理の下に敷くことでエキゾチックなムードを味わうために使用することが多いようです。
パクチー
別名コリアンダーと言われており、タイ料理と言う言葉を聞くとまず最初に思い浮かぶハーブです。
個性的な匂いを持つパクチーは、好みがはっきりと分かれる香辛料と言えるでしょう。
苦手といわれるのはパクチーの臭いが原因?
「タイ料理が苦手」という人の多くは、味ではなく臭いに苦手意識を持っている人が多いです。そして、苦手な臭いと言われる原因となっているのもほぼパクチーが原因と言えるでしょう。
パクチーの独特の臭いを表現するのには、「カメムシの臭い」という言葉がよく使われます。実は、パクチーとカメムシの臭い成分には共通している成分があることがわかっています。
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トムヤムクンはパクチーなしでも食べれる?
パクチーなしでも可
一見するとトムヤムクンを作る上で欠かせない存在とされがちなパクチーですが、実は使用しなくても作ることが出来ます。トムヤムクンという言葉の意味は、
トム:煮る
ヤム:混ぜる
クン:エビ
を指しており、広義のうえでは、必ずしも特定のハーブや香辛料を使用しなくても良いのです。
本場のタイではパクチーを食べない?
タイに住んでいる人達にとってのパクチーは、日本で言う三つ葉などのイメージであり料理の脇役として使用します。そのため、パクチーを大量に食べることはしません。
過去に日本で起きたパクチーブームではパクチー丼やパクチージュースなど、パクチーを主役にした奇抜な料理がいくつも話題になりました。タイに住んでいる人達は、自分達とは全く異なるパクチーの食べ方にとても驚いたようですね。
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パクチーを解説!
食べたらどんな味?
強い臭いを持つパクチーですが、口に入れてみると味自体に大きな特徴はありません。多少の苦味を感じるものの、「臭くて食べられない」といった味ではないのです。
栄養素
強い臭いを持つ食材には豊富な栄養素が含まれていることが多いですが、パクチーも例外ではありません。
βカロテン
抗酸化作用のあるβカロテンが豊富なパクチーは、食べることで老化対策をすることが出来ます。βカロテンは体内でビタミンAに変換されることがわかっており、適量の摂取は皮膚や粘膜の健康保持に繋げることが出来ます。
ビタミンC
βカロテン同様に、抗酸化作用を多く持つのもパクチーの特徴の一つです。料理として食べるだけで美容効果が高くなる食材としてパクチーは重宝されています。
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まとめ
この記事をまとめると
- トムヤムクンには多くのハーブや香辛料が使われているがその中にパクチーがある
- トムヤムクンの匂いが苦手な人は殆どがパクチーの匂いに苦手意識を持っている
- パクチーは強い匂いを持つハーブで、タイでは脇役として使用されている
- パクチーを使用しなくても美味しいトムヤムクンを作ることは可能
- パクチーを食べることで、老化を防ぐアンチエイジング効果を高めることが可能
いかがだったでしょうか。
誰にでもどうしても苦手な匂いはあります。パクチー無しでもトムヤムクンを楽しむことは十分に可能ですので、お店で注文する際は、そっと「パクチー抜きで…」と頼んでみてもいいかもしれませんね。
この記事が皆さんの参考になれば幸いです。
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