グラスフェッドバターの保存方法｜冷蔵・冷凍・常温の場合まとめ |

近年SNSで話題となったバターコーヒーをご存知でしょうか。コーヒーにバターを入れて作ることで、リッチなカフェオレのような風味に仕上げることが出来ます。このときにコーヒーに入れるバターですが、実は通常のバターとは大きく異なるものなのです。

普通のバターと違うグラスフェッドバターとは
グラスフェッドバターの適切な保存方法
保存するには何を使用すればいい？

今回は、こちらについて詳しく解説してきます。

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1 グラスフェッドバターとは
- 1.1 特徴
- 1.2 使い方
2 グラスフェッドバターの保存方法
3 保存容器は100均で買える？
- 3.1 どんな容器がいい？
- 3.2 カットするものも揃う？
4 まとめ

グラスフェッドバターとは

特徴

まずは、グラスフェッドバターについて詳しく解説していきます。グラスフェッドバターの特徴は大きく分けて3つです。

色が濃い

通常のバターと比べて、色が濃い黄色をしているのがグラスフェッドバターの特徴。これは、牛に食べさせる原料の違いによるもの。牧草だけをエサとして牛に食べさせることで、牧草に含まれるカロテンをバターにもたっぷり含ませることが出来るのです。

グラスフェッドバターの濃い黄色は、カロテンが豊富に含まれている証拠になるのです。

なかなか手に入らない上に高い

通常のバターと違い、グラスフェッドバターは普通のスーパーマーケットで取り扱われることがあまりありません。これは、グラスフェッドバターが貴重な食材であるため。具体的な入手方法は、輸入食品店やインターネットの通信販売が主になるでしょう。

通常のバターと比較すると値段も高く、国産のものに至っては100gあたり2000円を超えることもあるようです。

不飽和脂肪酸が多く含まれている

良質な油に含まれている不飽和脂肪酸（オメガ3）が、グラスフェッドバターには多く含まれています。バターに含まれる成分のうち80％以上が脂肪分であることから、グラスフェッドバターを適量摂取することは健康効果を高めることにも繋がるのです。

オメガ3は他にどんな食品に含まれている？

代表的なものとしては、ナッツの一種であるくるみ。くるみの成分もほとんどが脂肪であるものの、豊富な不飽和脂肪酸が含まれていることがわかっています。

使い方

グラスフェッドバターの主な用途は、やはりコーヒーに浮かべることでしょう。手軽に作れる上に腹持ちが良いことから朝食代わりにする人も多くなっています。

その他、グラスフェッドバターを使用してオムレツやクッキーなどを作るのもおすすめです。普通のバターを使用して作るものとは、明らかに違う上品な仕上がりにすることが出来ますよ。

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グラスフェッドバターの保存方法

グラスフェッドバターを保存する際に注意したいのは、切り口が空気に触れないようにしっかりとラップで包むことです。

脂肪分の多いグラスフェッドバターは、空気に触れた箇所から酸化が始まります。酸化した油は風味が劣るだけでなく、体にも悪影響を及ぼすこともあるのです。

ここではグラスフェッドバターの温度帯別の適切な保存方法を解説します。

冷蔵

バターの適切な保存温度は10℃以下とされているため、冷蔵庫での保存がおすすめです。

開封したバターの全体をラップで包む
ラップごとジップロックに入れて封をする
ジップロックの表面に保存実施日を記入する
冷蔵庫の扉部分を避けてなるべく奥に保管する

冷蔵庫の扉付近での保存を避ける理由は？

一日に何度も開閉することになる冷蔵庫の扉は外の温度の影響を受けやすい場所でもあります。特に温度変化に注意が必要なバターの保存場所としてはふさわしくありません。暑い夏などは、温度差によってラップに結露が生じてしまいカビの発生に繋がることも考えられます。

冷凍

グラスフェッドバターの保存方法としては、冷凍保存はおすすめ出来ません。バターの箱にも「10℃以下の冷蔵保存」が、保存方法が記載されていることがほとんどです。どうしても使い切れずに冷凍保存を行いたい場合は、以下の手順を守って出来るだけ早く使い切るようにしてくださいね。

バターを1回の使用分ずつに細かくカットする
カットしたバターをラップに包みまとめてジップロックに入れて封をする
ジップロックの表面に保存実施日を記入する
冷凍庫に保存する

使用する場合は、ジップロックから素早く取り出して常温で解凍させましょう。

解凍させたバターが余った場合は、もう一度冷凍してもいい？

すべての食品は冷凍と解凍を繰り返すと繊維が壊れて品質が劣化します。食の安全のためには、解凍した食品の再冷凍は最も避けなければならないことです。そのため、余ったグラスフェッドバターは廃棄することを徹底しましょう。

常温

グラスフェッドバターをいつでも使用出来るように常温で保存する人がいますが、絶対に止めましょう。適切な温度を逸脱した状態での保存は、カビの発生や雑菌の繁殖による品質劣化をまねきます。

また、匂いの強いグラスフェッドバターを常温下に放置することは、虫を誘引することにも繋がります。

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保存容器は100均で買える？

グラスフェッドバターの消費スピードが速い場合は、バターケースを使用して保存するのも良いでしょう。

どんな容器がいい？

バターケースを選ぶ上で最も重要視したいポイントはズバリ、気密性です。気密性の低いケースに保存したばかりにグラスフェッドバターが酸化してしまっては意味がありません。

100均ショップで購入できるケースは、値段相応となるため気密性も十分とは言えません。グラスフェッドバターを保存する容器を選択するのであれば、しっかりとした製品を選ぶことが結果的にお得になるでしょう。

カットするものも揃う？

最近では、バターケースにワイヤーがセットされていてケース内でカットが行えるものもあります。注意したいのは、グラスフェッドバターをカットすればするほど空気に触れる断面もまた増えるということです。

そのため、カット機能付きのバターケースを使用する場合は、グラスフェッドバターを速やかに消費出来るかどうかを検討してからにしましょうね。

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まとめ

この記事をまとめると

グラスフェッドバターとは、通常のバターと異なる高級で高品質なバターのこと
コーヒーに入れるだけでなく、料理に使用することで豊かな風味を味わえる
グラスフェッドバターは空気に触れないようにラップで包み冷蔵庫の奥で保存する
使用頻度が高い場合はバターケースを使用してもいいが、出来るだけ密封性の高いものを選ぶ

いかがだったでしょうか。

グラスフェッドバターを使用して入れたバターコーヒーの風味とコクは格別です。家事や在宅でのお仕事に疲れたときに是非試してみてくださいね。

リフレッシュ出来ること、間違いなしですよ。

この記事が、皆さんの参考になれば幸いです。

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