カタラーナとクリームブリュレの違いは?イタリアンプリンとの違いも

カタラーナというデザートをご存知ですか?キャラメリゼされた表面はカリッと、中はしっとりクリーミーな食感が楽しめるデザートです。

カタラーナと似ているデザートにクリームブリュレがありますが、その違いを知っていますか?この記事では、カタラーナについて

  • カタラーナとは
  • クリームブリュレとは
  • イタリアンプリンとは

をテーマに紹介していきます。カタラーナに似ているデザートとの違いを知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。

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カタラーナとは

まずは、カタラーナについて見ていきましょう。ここではカタラーナの特徴・作り方・歴史・味について紹介していきます。

特徴

カタラーナはスペインのカタルーニャ地方が発祥のスイーツです。正式名称は、クレマカタラーナ。

クリームブリュレの原型とも言われ、材料はクリームブリュレとほぼ同じですが、牛乳が多めか生クリームが入っていない配合になっています。

一番の違いは、カタラーナには小麦粉かコーンスターチが入っていることでしょう。クリームブリュレと違いオーブンも使いません。

カスタードクリームにオレンジやレモンなどの柑橘系の皮で風味付けすることもあります。

冷蔵庫もしくは冷凍庫で冷やし、食べる直前に砂糖をふってバーナーで焦がしていただきます。

作り方

材料(17cmアルミ型1つ分)

  • 卵黄 3個分
  • 生クリーム 200ml
  • 砂糖 大さじ4
  • グラニュー糖 大さじ3
  • バニラエッセンス 4〜5滴
  • ラム酒(お好みで) 少々

作り方

  1. 卵黄と砂糖をよく混ぜます。
  2. 鍋に生クリームを入れ、弱火にかけます。
  3. 沸騰直前で火をとめたら、1に少しずつ加えていきます。
  4. よく混ざり合ったらバニラエッセンスを加えてさらに混ぜます。
  5. こしながら耐熱の型に流し込みます。
  6. 天板にお湯を張り、余熱した150度のオーブンに入れて40分ほど湯煎焼きします。
  7. オーブンから出したら粗熱をとり冷蔵庫で冷やします。
  8. グラニュー糖を冷やし固めた生地の上にふりかけ、バーナーまたは、直火で熱したスプーンで表面に焼き色をつけて完成です。

歴史

発祥の地スペインでは、カタラーナは聖ヨセフの日(3月19日)に食べるスイーツとされています。

聖ヨセフの日はキリストの父・ヨセフの誕生日です。もともとは聖ホセのクリームを食べる日でした。

いつも通り修道院で聖ホセのクリームを準備していたのですが、失敗し苦肉の策でコーンスターチを入れて固めたのが、カタラーナの始まりと言われています。

粉類を使用しているので、クリームブリュレと比べると少し重ための味わいになります。

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クリームブリュレとは

次はクリームブリュレについて見ていきましょう。ここではクリームブリュレの特徴・作り方・歴史・味について紹介していきます。

特徴

クリームブリュレはフランス語で「焦がしたプディング」という意味のデザート。プリンの表面に砂糖をかけ、加熱して焦げ目がつくまで溶かします。

一般的なクリームブリュレの材料は卵、砂糖、生クリーム、牛乳で、バニラなどで香り付けします。カタラーナと違い基本的に粉類は使いません。

クリームブリュレは粉類で固めるのではなく、湯煎してから固めるという違いがあります。

クリームブリュレは容器にいれたまま食べることが多いのですが、カタラーナはカットして盛り付けて食べる場合が多いようです。

作り方

材料(3個分)

  • 卵黄 3個
  • 生クリーム 200ml
  • 牛乳 40ml
  • 砂糖 35g
  • バニラエッセンス 6滴
  • お湯 (湯せん焼き用) 適量
  • グラニュー糖 大さじ1

作り方

  1. オーブンを110℃に予熱しておきます。
  2. ボウルに卵黄、砂糖を入れて泡立て器でよく混ぜ合わせます。
  3. 鍋に牛乳、生クリームを入れ弱火で沸騰直前まで温めます。
  4. 2に3を注ぎ、バニラエッセンスを加えて混ぜ合わせ、漉します。
  5. ココットに注ぎ、バットに並べます。ココットの半分ほどの高さまでお湯を張ります。
  6. 110℃のオーブンで60分ほど湯せん焼きにします。粗熱を取り、冷蔵庫で1時間冷やします。
  7. 表面にグラニュー糖を薄く広げ、バーナーで全体に焦げ目をつけて完成です。

歴史

正確な起源は不明ですが、はじめてレシピに登場したのは17世紀。1691年にフランス人のフランソワ・マシアロが出した「Le Cuisinier royal et bourgeois」に掲載されました。

フランソワ・マシアロは地位の高い人々にも料理を振る舞っていたほどの腕前で、出版したレシピは後世に多大な影響を与えました。

発祥はフランスと言われていますが、スペインとする説も存在します。

カタラーナよりも生クリームが多めなので、濃厚でなめらかです。

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イタリアンプリンとは

2020年に大手コンビニで販売されて以来、人気となったイタリアンプリン。その特徴もチェックしてみましょう。

特徴

「イタリア」と付いているためイタリア発祥のスイーツと思われがちですが、実は日本生まれのスイーツです。

なぜ「イタリア」と付いているのかははっきりしていません。イタリアでプリンはマイナーなスイーツです。

マスカルポーネやゼラチンを使用するのがイタリアらしいから、という説もあります。

イタリアンプリンはマスカルポーネチーズを入れて固めているため、一般的なカスタードプリンよりももっちりとした食感が楽しめます。

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作り方

材料(17cm×8cmのパウンド型1台分)

  • 卵 3個
  • クリームチーズ 100g
  • 牛乳 200cc
  • グラニュー糖 60g
  • バニラオイル 適量
  • ※グラニュー糖 40g
  • 水 小さじ2杯
  • 熱湯 小さじ2杯

作り方

  1. オーブンは150度に予熱します。
  2. ※の材料でカラメルソースを作ります。鍋にグラニュー糖、水を加えて加熱します。茶色く色付いたら熱湯を加えて型に流し入れ、粗熱をとります。
  3. プリン液を作ります。ボウルにクリームチーズを入れて、なめらかになるまで混ぜます。砂糖を加えてさらによく混ぜます。
  4. 卵を3〜4回に分けて加え、その都度よく混ぜます。
  5. 600wで1分加熱した牛乳、バニラオイルを加えて混ぜたら、濾し器でこしながら、2の型に流し入れます。
  6. 天板に置き、たっぷりの熱湯を流し込んだら、150度に予熱したオーブンで50〜60分湯煎焼きにします。焼き色がつきそうになったら、アルミホイルを被せてください。
  7. オーブンから取り出したら粗熱を取り、冷蔵庫でよく冷やします。型から外し、器に盛り付けたら完成です。

歴史

イタリアンプリンはブディーノというイタリアのデザートが発祥だという説もあります。ブディーノは2千年以上もの歴史を持ち、イタリアの家庭料理として親しまれています。作り方も家庭によって違いがあります。

日本では2020年に大手コンビニから販売され、瞬く間に人気のデザートになりました。

固めでもっちりとした食感が特徴です。濃厚でクリーミーな味わいが楽しめます。

まとめ

カタラーナについて紹介してきましたが、いかがでしたか?カタラーナに似ているデザートにはクリームブリュレやイタリアンプリンがあります。

それぞれの違いを感じながら、楽しんでみてください。

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