ザンギという揚げ物料理を知っていますか?北海道を代表する料理の一つですが、どんな味なのでしょうか?作り方や語源について着目しました。今回は、
- ザンギとはどんな料理?
- ザンギの語源は何?
- 普通の唐揚げとの違い
これらのテーマについて紹介いたします。
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ザンギとはどんな料理?
“ザンギ“とは、北海道を代表する揚げ物料理です。下味を付けて粉をまぶしたもので、鶏肉やタコなど具材は様々です。
濃いめに味付けするのが特徴で、しっかり下味を染み込ませてから揚げます。ザンギの味付けは、醤油・にんにく・生姜・スパイスなどで作ります。また、揚げてから味を甘辛いタレに付けて食べる食べ方もあります。
ザンギは北海道料理として知られていますが、愛媛県や山形県などでも鶏肉の揚げ物をザンギやザンキと呼んでいます。
下味を付けたザンギにに付ける粉に決まりはなく、片栗粉や小麦粉など好みの粉で揚げます。
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発祥・歴史
ザンギの発祥は、北海道釧路にある飲食店と言われています。始まりは1960年頃で、『ブロイラー』と呼ばれる国産鶏肉をぶつ切りにして揚げたものを提供したことがきっかけです。ブロイラーとは、飼育日数が50〜60日ほどの短飼育されたものを指します。
唐揚げとの違い
ザンギは鶏肉の揚げ物のことですが、鶏肉を揚げたものと言えば『唐揚げ』ですよね。 “ザンギと唐揚げはどう違うの?”という疑問についてですが、下ごしらえで味付けするかしないかの違いがあります。
ザンギはしっかり味を付けてから揚げる料理ですが、唐揚げには下味を付ける定義がありません。唐揚げを作る時も醤油や塩麹などに浸けるのが一般的ですが、”日本唐揚げ協会”の定義に下味は含まれていません。
ザンギの語源は何?
由来
『ザンギ』という名前は、中国語で“揚げ物”を意味する『炸鶏(ザーギー)』と、縁起を担ぎ『運』の「ん」を組み合わせたことが由来と言われています。
アイヌ語ではない
“ザンギはアイヌ語?”と言われることもありますが、中国語と日本語を組み合わせたものなので、アイヌ語は関係していません。
漢字は?
ザンギはカタカナで書かれることがほとんどですが、漢字では『慚愧』と書きます。他にもザンギの書き方はあるようですが、慚愧が一番メジャーです。
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まとめ
この記事をまとめると
- ザンギとは、鶏肉やタコなどに濃い味付けをして揚げた料理
- 北海道料理の一つで、中国語で揚げ物を意味する炸鶏(ザーギー)という料理が語源
- 唐揚げとの違いは、下味の有無!唐揚げに下味
ザンギは唐揚げですが、「しっかり下味を付ける」ことが特徴の揚げ物でした。通常の唐揚げとほとんど同じではありますが、中国語が語源となっている別物です。鶏肉に限らずタコなどの魚介類でも作ることができるので、機会があれば是非作ってみてください。
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