皆さんはベトナム料理の「フォー」はお好きですか?フォーと言えばあの平たい独特の麺が特徴的ですが、フォーに使われる麺ってなんとなくビーフンに似ているしあまりよく食べない人にとってはどっちがどっちだかごちゃまぜになりやすい食材でもありますよね。
確かにどちらも「お米」を原料としている麺なので色や特徴が似ていますが、どちらも違った形をしていますし使われる料理も全く別です。
今回の記事ではフォーに使われる麺とビーフンの麺の違いはどんなところにあるのかについて解説していきたいと思います。
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目次
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フォーってどんな食品?
フォーとは、牛や鶏のだし汁をベースにしたスープと麺、さらにつみれや鶏肉などの具材が一緒に入った料理です。
フォーといえば米粉と水を練って作られる平たい麺が特徴ですよね。日本でいうところのきしめんにとても良く似ています。ですがフォー=きしめん状の麺ではなく、フォーはフォー麺をつかった料理名のことなので区別して覚えておきましょう。
ちなみにお米といえば日本のイメージが強いかもしれませんがベトナムでは年に3回、お米の収穫をしており生産量も世界の国の中で上位に入ります。
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ベトナム国内でも味付けが違う
本場ベトナムのフォーは地域によって味が異なります。もともとは現在のベトナムの首都ハノイで普及していきました。ハノイのフォーはフランスの植民地時代に「ポトフ」が原型になっているため牛肉ベースのスープに塩を加えて作られています。
一方でベトナム南部のホーチミンでは甘味料と香辛料が強いスープを使用しており様々な香草やもやしなどをトッピングするスタイルに変化しているなど国内でも様々な違いがあります。
ベトナムではどちらの味付けのフォーも食べることができるので、ご自身のお好きな味を探しに行くのも面白いかもしれませんね!
気になるカロリーは?
フォーのカロリーは315kcalと決して、低カロリーではありません。ですが、フォーの麺は水分を吸収しやすく油分を吸収しにくい効果があります。
そのため、脂質を摂りすぎるといった点がないのは安心ですよね。もし、カロリーが気になるのであれば、麺を食べる量を減らして野菜を多めに入れると満足感も高まります。
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ビーフンってどんな食品?
ビーフンはうるち米を原料とした麺です。精米したうるち米を水煮浸漬した後、水を加えながら挽いてペースト状にします。
これをろ過して抽出したでんぷんに水を加えながら加熱し練って生地を作ります。これを小さな穴が多数開いた金型から押し出し紐状に形成後、熱風乾燥します。アジア一帯で食べられているビーフンの調理方法は様々ですが、炒め物やスープ、ライスヌードルなどに調理され食べられています。
ビーフンは中国が発祥
フォーがベトナム発祥なのに対してビーフンは中国発祥の麺類です。日本では非常に細いビーフンが主流ですが、東南アジアの国々ではうどん並みに太いもの、きしめんのような形をしているもの、中華麺くらいの太さのもの、シート状のものなど様々な種類があるので、フォー麺と勘違いされやすいとされています。
ビーフンは炒め物に向いている
ビーフンは加熱してもしっかりと歯ごたえが残るため炒め物との相性が良いとされています。お米の風味もしっかりと感じられるので焼きビーフンやサラダに使用されることが多いですね。
特にお肉の旨味を含んだ油を吸収してくれるので、油分が多い豚肉などと組み合わせて焼きビーフンを作るとよりおいしく仕上がります。
ビーフンのカロリーも決して低いわけではない
ビーフンのカロリーもフォー麺のカロリーと似ていて100gあたり377kcalと決して低いわけではありません。さらにフォー麺と比較して「油を吸収しやすい」という特徴を持つため知らないうちに脂質を摂取していることがありますので食べすぎには注意しましょう。
春雨に似てるけど違うもの?
ビーフンに似た麺類に「春雨」があります。春雨とビーフンの違いは原材料の違いです。ビーフンは米を原料としていますが、春雨は豆のデンプン、ジャガイモのデンプンを主原料として麺状に加工したものです。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- フォーは麺のことではなくフォー麺を使った料理のこと
- ビーフンもフォーもお米を原料としている
- ビーフンには様々な形があり、フォー麺のように平たい麺もある
- ビーフンと春雨は似ているが使用する原材料が違う
- フォーは水分を吸いやすいのでスープによく合う
- ビーフンは油を吸いやすいので炒め物によく合う
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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