白子は、お酒飲みの人が好む食べ物という印象がありませんか。見た目が独特な形をしているので、食わず嫌いな人もいるでしょう。
この記事では、白子ポン酢は生で食べてもいいのか、食当たりや食中毒の危険性はあるのかについて書いていきます。ぜひ最後までお読みください。
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目次
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白子ポン酢ってどんな食べ物?
そもそも白子はどんな食材なのでしょう。
白子ポン酢とは
白子は魚の精巣の部分になります。私たちが普段口にするのは、たら・しゃけの精巣になります。あんこう・ふぐの精巣も食べられるのですが、高価なので市場に出ることは珍しいでしょう。
たらこと白子の違い
たらこも白子も魚の部位なので、混同している方もいるのではないでしょうか。たらこはたらの卵巣部分になります。プチプチしたたべる、パスタやおにぎりなどに入れて食べる人も多いでしょう。
栄養
白子に含まれる栄養素を下記にまとめました。
カロリー | 62kcal |
糖質 | 0.2g |
タンパク質 | 13.4g |
カリウム | 390mg |
ビタミンB12 | 3.1ug |
ビタミンD | 2.0ug |
プリン体 | 559mg |
カルシウム | 6mg |
マグネシウム | 23mg |
白子はカロリーと糖質は低いのですが、プリン体の含有量がとても多いです。プリン体と聞くと、体によくないというイメージがありますね。けれど、プリン体は人の体の中にも存在します。
プリン体は細部の代謝に欠かせない成分ですが、取りすぎると体内に尿酸としてのこり、高尿酸血症となってしまいます。なので、尿酸値が高い人はプリン体を多く含む白子は控えた方がいい食材といえるでしょう。
効能
白子はタンパク質を多く含む食材です。タンパク質は必須アミノ酸を含み、生きていく上で欠かせない栄養素になります。
白子は、カリウムを多く含みます。カリウムは体内の余分な水分を排出する働きがあります。また血圧を下げる働きもあるのです。ビタミンも豊富に含んでいるので、アンチエイジングや骨や歯の生成を助けたり、疲労回復効果もあります。
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白子は生で食べても良いの?
白子は魚の部位になるのですが、魚は刺身のように生で食べることもできるのでしょうか。
湯通しは必ず行う
白子は魚の精巣の部分になります。プリプリとした食感が特徴の白子ですが、スーパーなどで販売しているものは、生のままで食べるのはやめた方がいいでしょう。
白子の食感が損なわれないように、サッと湯通しするのがいいでしょう。お寿司屋さんの情報によると、ザルに白子をのせお湯をサッとかけるだけで十分とのことでした。
鮮度がいいものは生でもOK
鮮度がいいものは、生食もできます。スーパーなどで販売されているものではなく、お店などで、目の前でさばいた新鮮なものにしておきましょう。
ただし、妊婦は食中毒感染予防の観点から生食は控えてくださいね。
アニサキスにも注意
魚を食べて食中毒を起こしたことがある人は、アニサキスに感染しやすいのかもしれません。生食はできる限り控えましょう。
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白子の下処理の方法
白子を美味しく食べるための、下処理の方法をお伝えします。
下処理手順
白子をボールに入れて冷水で丁寧に洗います。血や滑りを丁寧に落としていきます。
- 水を切り、白子をつないでいる筋をとっていきます。
- 白子を食べやすい大きさに切ります。
- ボールに氷水とお酒を入れて丁寧に洗います。
- お湯をわかし、70〜80度になりようにします。
- 白子をゆっくり入れ、30〜40秒で引き上げます。
- 鍋から白子を引き上げたら氷水で引き上げます。
- 最後白子の水分をキッチンペーパーで軽く抑えて取ります。<山内鮮魚店HP参照>
ポイント
- ポインンは丁寧に扱う!最初の水洗いで、白子のぬめりを丁寧にとり優しく扱いましょう。
おすすめの食べ方
下処理した白子を美味しく食べる方法をご紹介します。
いつもの鍋に白子を入れてみましょう。もっちりした食感が損なわれないように、煮込みすぎずサッと引き上げるのがポイントです。
下処理した白子を天ぷらにしてみましょう。衣のサクサク食感と、もっちりした白子の食感二つの異なる食感が病みつきになるでしょう。
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まとめ
ここまで白子ポン酢は生で食べてもいいのか、食当たりや食中毒の危険性はあるのかについて書いてきました。
この記事をまとめると
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白子は生でも食べられる。ただし、アニサキス食中毒の心配もあるので妊婦は控えた方が良い。
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白子は、プリン体が多く含まれているので尿酸値が高い人は注意が必要な食材である。
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白子を下処理するときは、丁寧にするのがポイント。ぬめりを丁寧にとると臭みがなく食べやすくなる。
白子豊富な栄養素を含み、独特な食感に好きな人も多い食材ですね。新鮮なものは、生食もできますが鍋や唐揚げにしても美味しく食べられます。プリン体を多く含む食材なので、尿酸値が高い人や痛風が気になる方は注意が必要な食材です。
アニサキス食中毒感染の可能性もあるので、妊婦は生食は控え必ず火を通したものを食べましょう。
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