発酵あんこの保存期間はどれくらい?効果・効能や作り方を解説!

日本において、甘味として親しまれているあんこ。洋菓子と違ってヘルシーなイメージがありますが、実際にあんこを作るためには多くの砂糖が使われます。しかし、最近「発酵あんこ」という従来のあんことは異なるものが、ダイエット効果のある食品として世間を騒がせているのです。

  • 発酵あんこの正体
  • 家でも作れる発酵あんこ
  • 発酵あんこを食べて健康になる

今回は、こちらについて詳しく解説します。

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発酵あんこって?

砂糖を使わずに発酵だけで甘みを引き出したあんこ

発酵あんことは、通常のあんこを作る際に使用する砂糖を一切使わずに作るあんこのことを指します。砂糖を使わない代わりに、発酵食品に多く使われる米麹が使用されています。また砂糖を使用していないことにより通常のあんこと比較してもカロリーを低く抑えることが出来るのも大きな特徴の一つです。

家でも簡単に作れる?

発酵食品というと、

  • 作るのに長い時間がかかりそう
  • 毎日発酵具合を確認しなくてはならないため手間が掛かりそう

こういったイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。しかし、炊飯器を使用することでお家でも簡単に発酵あんこを作ることが出来るのをご存じでしょうか。ここからは、早速その方法を解説していきます。

家でも簡単炊飯器で発酵あんこを作る方法

材料(400mlのスープジャー1つ分)

米こうじ(乾燥)※常温に戻しておく80グラム、塩ひとつまみ、小豆(乾燥)80グラム

作り方手順

  1. 小豆(乾燥 80g)をざるに入れ、軽く洗って水気を切る。常温に戻しておいた米こうじ(乾燥)80gをフードプロセッサーで20秒ほど回して砕く。(米粒が半分~3分の1の大きさになる程度でOK)
  2. 厚手の鍋に水(2カップ)を入れて沸騰させた後、中火にして1.で洗った小豆を入れる。再び鍋を沸騰させ。水(2分の1カップ)を追加で加え、再度沸騰したら10分ほど茹でる。
  3. ふたをして火を止め、30分蒸らす。
  4. 30分後、ざるにあげ湯を切りさっと洗う。
  5. 小豆を鍋に戻して水(2カップ)を加え、強火にかける。沸騰したら弱火(豆がおどる程度)に変え、50分ほど茹でる。途中、アクが出たら取り除き、水が少なくなったら水を加える。
  6. 小豆を軽く摘まんだら潰れる程度まで煮えたら、小豆とゆで汁に分ける。
  7. 6の小豆とゆで汁70ミリリットルを清潔なスープジャーに入れ、豆をつぶすように混ぜて中心温度65度まで冷ます。
  8. 中心温度が65度まで下がったら、砕いて塩(ひとつまみ)を混ぜ込んだ米麹を入れてかき混ぜる。この時、温度が下がり過ぎないように手早く行うことがポイント。
  9. しっかりとふたを閉めて、8時間置いておく。食品の腐敗を防ぐため、常温での保温時間は10時間を超えないように注意する。
  10. 8時間経過したら、清潔な保存容器などに移して冷蔵庫や冷凍庫で保管する。

参考:NHKあさイチ レシピ集より

注意点

自家製の発酵あんこを保存する場合は、保存温度帯に合わせた保存方法を選択することが大切です。

発酵あんこの正しい冷蔵保存方法(保存温度5℃前後)

  1. 調理した発酵あんこの粗熱を取りしっかり冷ます
  2. ラップに包んで空気をしっかり抜く
  3. ジップロックに入れて再び空気を抜き封をする
  4. 速やかに冷蔵庫で保存する
  5. 冷蔵後、3日を目安に使い切る

発酵あんこの正しい冷凍保存方法(保存温度−18℃以下)

  1. 調理した発酵あんこの粗熱を取りしっかり冷ます
  2. ラップに包んで空気をしっかり抜く
  3. ジップロックに入れて再び空気を抜き封をする
  4. ジップロック表面に冷凍実施日を書く
  5. 速やかに冷凍庫で保存する
  6. 冷凍後、1ヶ月を目安に使い切る
食中毒菌が増えやすい温度は?
食中毒を発生させる細菌は20℃~50℃の温度帯で一番増殖しやすい特徴を持っており、この温度帯のことを「危険温度帯」と呼びます。

例えるなら冬の布団の中のようなものです。温かくて心地よいのは菌にとっても同じということです。冷蔵や冷凍を行うことで危険温度帯を速やかに通過させることが、食中毒を防ぐうえで重要なポイントとなります。

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発酵あんこの効果・効能とは?

栄養

発酵あずきは効果が高い!

あんこの元となる通常のあずきと発酵あずき、見た目に違いはありませんが食べることで得られる健康効果は段違いです。特に注目されているのは従来のあずきと比較した場合、発酵あずきは米麹の発酵作用との相乗効果によって腸内環境をより活性化することが出来ると言われています。

女性を悩ませる便秘は肌の天敵であるため発酵あずきの整腸効果による便秘解消は、美肌にとって必要不可欠な要素なのです。

血圧・血糖・中性脂肪を下げられる

あずきを食べることで得られる効能には、血糖値や血圧、中性脂肪を下げる効果があると言われています。具体的には、アンチエイジングや生活習慣病の改善などが期待出来ます。発酵あずきを食べることでこれらの効果を更に高めることが出来るでしょう。

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まとめ

 

この記事をまとめると

  • 発酵あんことは、通常のあんこと違い砂糖を使わずに作るあんこのこと
  • 砂糖の代わりに米麴を使用して発酵させることでカロリーを低く抑えることが出来る
  • 炊飯器を使用することで、自宅でも簡単に発酵あんこは作ることが可能
  • 発酵あずきには様々な健康効果があるが、中でも米麹との相乗効果による整腸作用は女性の便秘解消に大いに役立つ

いかがだったでしょうか。

砂糖を使用していない発酵あんこは、用途次第で料理にも使用することが出来ます。いつもの料理の隠し味に発酵あんこを少し加えることで、米麹の持つ健康効果を効率的に摂取することが出来ますので、是非試してみて下さいね。

この記事が皆さんの参考になれば幸いです。

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