たけのこのあく抜き、実はこんなに簡単です!

春の風物詩といえば、美味しいたけのこですね。

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たけのこ特有の、あの優しい食感と上品ながらも存在間がある味。春の香りがお口いっぱいに広がります。

一年中、水煮のたけのこは出回っていますが、今年は新鮮なたけのこをご自宅で茹でてみませんか?もし、あく抜きが面倒と思われているのでしたら、それは大きな勘違い!実はこんなに簡単なんです。

“ぬか”がなくても大丈夫。米のとぎ汁や重曹であく抜きOK!

土から掘り起こされたたけのこ。芋や玉ねぎなどのように、比較的長持ちするイメージがありますが、実は鮮度が大事

たけのこは収穫されると同時に、酵素の働きによって、どんどんえぐみが増していきます。この酵素は加熱することによって抑えられるので、いち早く茹でることが、旬のたけのこを美味しくいただくポイントです。

たけのこを茹でてあく抜きするには、米ぬかを入れることが知られています。これは、ぬかに含まれるカルシウムの働きのより、えぐみを感じにくくさせるからです。

しかし、ぬかがタイミング良く手に入らない場合も。ぬかを探しまわっているうちにも、たけのこの鮮度はどんどん落ちていきます。それならば、家にあるものを使って、一刻も早く茹で始めましょう。その代替品とは、“米のとぎ汁”。これならすぐに用意できますね?

米のとぎ汁には、精米の際に残ったぬかも含まれています。さらにお米から溶け出したでんぷんにより、その細かい粒子はたけのこついて表面をなめらかにし、美味しさも閉じ込めてくれます。でんぷんは、ぬかよりもとぎ汁の方が多く含まれており、とぎ汁で茹でたたけのこの方が美味しいと感じるかもしれません。

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最近では無洗米のご家庭も多いですね。その場合はお米をそのまま入れてもOK。目安は、水1Lに対して大さじ3杯くらいです。

また、ぬかやとぎ汁に代わり、重曹でもあく抜きができます。これは、弱アルカリの重曹があくの成分を溶かしてくれるからです。目安は水1Lに対して小さじ1杯くらいです。

 

こんなに簡単!あく抜きの方法

では、あく抜きの方法をご紹介しましょう。

下ごしらえは、外皮を2,3枚だけ剥がし、根元のボツボツした部分を落として、穂先はぎりぎりたけのこが顔を出すくらいに切り落とします。

たっぷりの米のとぎ汁(または、湯にぬかや重曹を入れる)にたけのこを入れて茹でます。沸騰したら中火~弱火にし、1時間くらいコトコト。

竹串を太い部分に刺してみて、すっと通ればOKです。

そして、このゆで汁につけたまま、半日くらい冷まします。これで出来上がり!

参考動画 【実践_筍の茹で方】 

さあ、茹でたたけのこを使って、春を味わいましょう。

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たけのこは、食物繊維、カリウム、チロシンが豊富な、とても身体にうれしい食品です。

食物繊維は便秘解消、カリウムは塩分排出(高血圧予防)、そしてチロシンは神経伝達物質の原料となるため、やる気や集中力維持に必要な成分として注目されています。

米のとぎ汁で茹でればこんなに簡単に美味しく茹であがります。今まで家でたけのこをあく抜きをするのが大変だと思っていた方も、今年は是非、掘り立てのたけのこを茹でて、春の味覚を堪能してくださいね。

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