ナッツはミネラルが豊富で体にも良い食べ物ですが、その中の「胡桃(くるみ)」も家紋に用いられていました。
胡桃紋は珍しい部分を描いたもので、使用家は判明していない謎の家紋なのです。
今回は、「胡桃紋」の意味や種類、日本に胡桃が伝来した流れについてご紹介いたします。
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胡桃紋の意味・由来とは?
読み方 | くるみもん |
家紋の分類 | 植物紋 |
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胡桃はクルミ科の落葉高木で、高さ20mにまで大きくなる植物です。ナッツのイメージが強い胡桃は、春から初夏の間に花を咲かせます。
しかし胡桃紋は花ではなく、ナッツである種の部分をモチーフにしたものです。面白いのは、種そのものではなく種の断面を描いているところです。
胡桃紋にはいくつかの種類があるものの使用家は不明で、どの家が家紋に用いたかは判明していないちょっとミステリアスな家紋です。
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胡桃紋の種類いろいろまとめて解説
丸に一つ胡桃 |
丸に並び胡桃 |
三つ胡桃 |
三つ割胡桃 |
三つ葉胡桃 |
胡桃紋は、葉でも花でもなく種の「断面」をモチーフとしているのが特徴です。普段このように胡桃をカットすることがないので初めて見る面なのではないでしょうか。
「丸に一つ胡桃」「丸に並び胡桃」は胡桃紋の中でもシンプルなもので、変形して描かれた「三つ胡桃」や、円形の中に描いた「三つ割胡桃」、間に葉を入れた「三つ葉胡桃」などもあります。
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アメリカから軽井沢へ?胡桃の伝来
今やナッツの定番とも言える胡桃ですが、原産は西アジアのカスピ海を中心としたペルシア地域と言われています。
日本に伝来するまでの道のりは長く、ペルシア地域→ギリシャ→イタリア→ヨーッロッパ→各地という流れで栽培が広まっていました。
そして、ヨーロッパに住んでいたアメリカ人の貿易商が日本の軽井沢を訪れた際、その種をもらったことが日本の胡桃の始まりと言われています。それは1881年の出来事でした。
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まとめ
ナッツの胡桃をモチーフとした「胡桃紋」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
胡桃紋の特徴は、食べる部分である種の断面を描いているところでした。使用家は不詳で、どのような家柄の者に用いられていたのはわかりませんが、家紋の種類はいくつかわかっているのは不思議ですよね。
ただ、胡桃自体が日本に伝来したのは早くないということだけはわかっています。
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