【家紋】花角紋の意味・由来は何?植物紋の一種を解説!

花の形をした家紋はいくつかありますが、「花角紋」という家紋をご存知でしょうか?

正方形におさまるようなデザインで、よく似た「花菱紋」とは異なる独自の家紋です。どちらもよく似ているので混ざってしまう方もいらっしゃるようです。

今回は、「花角紋」の意味や由来・種類や、よく似た「花菱紋」との違いなどについてご紹介いたします。

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花角紋の意味・由来とは?

読み方 はなかくもん
家紋の分類 植物紋
>>家紋辞典で他の家紋もチェック<<

花角は特定の花を指すのではなく、花弁を四方形にあしらったデザインのものを指します。花角とよく似た紋に「花菱」がありますが、花菱紋は菱形をしており、四方形の花角とは別物になります。

また、花角をアレンジしたことで別の家紋に独立した「唐花紋」がありますが、これも花角とは区別される別物です。

家紋としてバリエーションの多かった花角は、はじめは衣服などの文様として使用されたのちに、家紋として用いられるようになりました。

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花角の家紋の種類解説

り花角

裏花角

四つ尖り花角

中陰花角

七宝に花角

丸に七宝花角

柏七宝に花角

五つ割り七宝に花角

花角紋にも様々なアレンジ紋があります。上段にはそれぞれ特徴の異なるものを、下段にはある紋と組み合わせたものを並べてみました。

花角の花弁部分は基本的に丸みを帯びたデザインですが、「尖り花角」は先端が尖っているのが特徴です。また、裏面を描いた「裏花角」、白抜きした「中陰花角」などもあります。

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花角紋×七宝

下段の花角紋を見てみると、全てに「七宝(しっぽう)」という名が付いていますね。どれも円形をしたデザインですが、七宝は紋としては「円形を4つ重ねた連続模様」のことを指します。

七宝とは元々仏教で「金・銀・瑠璃・瑪瑙・珊瑚・シャコ・水晶」の7つを指します。それを元に平安時代に誕生したのが「七宝紋」で、いろいろな家紋と組み合わせて用いられますが、特に西日本に多い紋となっています。

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「花菱紋」とは全くの別もの

冒頭でもお話したように、「花角紋」は「花菱紋」とよく似ていますが、それぞれ独立した別の紋です。

花角紋 花菱紋
  • 紋…四方形をした花柄の紋
  • 紋…菱形をした花柄の紋

よく見ると形が異なっていますね。「花菱紋」について紹介した記事がありますので、あわせて確認してみましょう!使用していた戦国武将も紹介しています。

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まとめ

四角形の花形をした「花角紋」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

似た紋の「花菱紋」より情報が少ない紋ではありますが、平安時代以降に文様として取り入れられるようになった紋の一つです。是非あわせてチェックしてみてくださいね。

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