皆さんはカニをよく食べますか?カニを食べるとなると一大イベントのように感じるくらい、高級品として扱われていますよね!カニは基本的に海の近くでなければ冷凍のカニを購入して、自宅で茹でたり解凍して食べるのが一般的ですよね。
今回の記事ではズワイガニや毛ガニ、タラバガニの冷凍をおいしく食べる方法について紹介していきたいと思います!
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目次
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冷凍カニをおいしく食べるポイントは「解凍」にあった!?
冷凍のカニは「とても美味しかった」という人と「まずくて食べられなかった」という人に別れてしまいます。冷凍のカニを食べた時の感想はどうしてこのように二極化してしまうのでしょうか。
実は冷凍のカニはプロのシェフが扱う時もかなりデリケートに扱うと言われています。それくらい冷凍のカニは調理するのが難しい食品なのです。そんな冷凍のカニの美味しさの秘密を握るのが「解凍方法」です。
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冷凍カニの表面の氷には理由があった!
冷凍のカニの表面に霜のような氷の膜がついているに気づいた人はいらっしゃいますか?たくさんの霜がついていると、なんとなく冷凍してから時間がたっている物のように感じることが多いですが、実はこの氷の膜はグリースといって「品質を落とさないためにあえて冷凍するときに氷の膜を作ったもの」なのです。
ですから冷凍のカニの表面にある霜のような膜は、鮮度が悪いわけでなく新鮮なカニの鮮度が保たれた状態で冷凍された証なのです。
適切な解凍方法とは?
では冷凍のカニをおいしく食べるためのポイントである解凍方法について解説していきます。カニを解凍する際は常温解凍や流水解凍ではなく冷蔵庫で自然解凍させるのがおすすめです。
冷蔵庫を使った自然解凍がどうしておすすめなのかと言うと、ゆっくり解凍されるからです。冷凍のカニを冷蔵庫に移して自然解凍させる場合は、解凍時間が半日から1日ほどかかるのですが、時間がかかる分、カニの中の水分が奪われることなく、ある程度の水分を保った状態で解凍できるメリットがあります。
冷凍のカニに含まれる水分にはうまみ成分やカニ特有の風味が含まれています。急いで解凍してしまうと、カニの中の余分な水分まで溶け出てしまうので美味しさが損なわれてしまうのです。冷凍のカニを調理して食べた時に、美味しくないと感じるのは急速な解凍をしてしまってカニの美味しさが外に出てしまったからではないかと考えられます。
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冷蔵庫で自然解凍させる時の手順とは?
では具体的に冷蔵庫で自然解凍させる時の手順について紹介していきます。
自然解凍の手順
やり方はいたってシンプルで、冷凍されたカニをキッチンペーパーで包んでからポリ袋に入れて冷蔵庫に入れておくだけです。キッチンペーパーを入れておくことで余分に水分が飛んでしまうのを防ぐことができます。
ズワイガニの足だけを解凍する場合はそこまで気にすることはないのですが、毛ガニやズワイガニなどの甲羅を解凍する場合は、甲羅の部分を逆さにして解凍してください。そうするとカニ味噌が流れでるのを防ぐことができます。
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どうしても時間がない!というときは?
ここまで冷蔵庫で自然解凍するのが一番お勧めという話をしてきましたが、冷蔵庫での自然解凍は半日ぐらい時間が必要になります。ですが人によってはそんなに時間がない!という方もいますよね。そんな方にオススメな流水解凍の方法も紹介していきます。
流水解凍の手順
流水解凍と言いましても、直接流水に冷凍のカニをさらすのはNGです。直接水にあててしまうと、カニの旨味が水と一緒に外に出てしまいます。流水解凍するときもポリ袋に入れた状態で水に当てるようにしましょう。
ある程度の大きさのボウルの中に、ポリ袋に入れた冷凍カニを入れそのまま水を当て続けます。30分ぐらいに流水に当て、大体6割程度解凍できたら冷蔵庫に移し1時間くらい自然解凍させると良いでしょう。
氷水を使うとより美味しさが保たれる
常温の水だと急速な解凍になりやすいので、ボウルにあらかじめ氷を入れておいて氷水での流水解凍もおすすめです。こちらは解凍できるまで1~2時間かかるのですが、カニの旨味が逃げにくくなります。
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冷凍のカニのNG行動!
ここまでは解凍方法について紹介してきました。では次は意外とやりがちな冷凍カニを料理する時のNG行動を紹介していきます。
直接鍋に入れてはいけない!
冷凍のカニを食べる時はカニ鍋で食べるときでも、冷凍の状態のカニをそのまま入れることはNGです。冷凍状態のカニを鍋にそのまま入れると、カニの周りの水分が鍋に溶け出てしまうので、カニの味が薄く感じられるようになってしまいます。鍋に入れる時も冷蔵庫で自然解凍させて、最低でも半解凍ぐらいになってから入れるようにしましょう。
電子レンジの解凍機能で解凍するのはNG!
最近の電子レンジには解凍機能がついているのがほとんどです。これは魚のお刺身などの生の状態で解凍したいときに使うことができます。ですがこの解凍機能は実はかなり不便な機能で、ちょうどよい状態で解凍することが基本的にはできません。電子レンジの解凍機能はムラが非常にできやすいのです。
ほかにも急速な解凍になってしまうのでカニの中にある甘みを含んだ水分が全部溶けてしまうことが考えられますので、美味しくないカニになってしまいます。
余っても再冷凍するのは避けた方が良い!
冷凍のカニを自然解凍して料理に使おうとしたけれど、どうしても余ってしまうことってありますよね。そんな時にもう一度冷凍すれば保存できるのかと思うのですが、実は再冷凍は衛生的にも美味しさ的にも良くないと言えます。ですのでカニは再冷凍できない食品だと思ってください。
もし解凍したカニが余ってしまったら、別のカニ料理を作って保存するようにした方が良いでしょう。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?冷凍のカニは解凍ひとつで味が大きく変わってしまうほどデリケートな食品です。ですがうまく解凍できれば、こんなに美味しく食べれるのか!と思うくらい蟹の旨味を持った状態で解凍することができます。是非冷凍のカニを調理する際は解凍方法に認識して調理してみてくださいね!
この記事をまとめると
- 冷凍のカニをおいしく食べるためのポイントは「解凍方法」にあった!
- おいしく解凍する方法は冷蔵庫での自然解凍!
- 自然解凍には時間がかかるのであらかじめ計画を練ることが大事!
- 凍ったまま鍋に直接入れたり、電子レンジの解凍機能を使うのはNG!
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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