皆さんは三大ガニとして有名なカニをご存知ですか?三大ガニにはタラバガニ、ズワイガニ、毛ガニのことを言います。
カニの名前を並べたところであまり違いが分からないという方がほとんどだと思います。では今回の記事ではそれぞれのカニにはどんな特徴があるのかや、カニについての様々な知識について紹介していきたいと思います。
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目次
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三大ガニのそれぞれの特徴
では早速三大ガニについてのそれぞれの特徴を紹介していきます。調べてみると意外と大きな違いがあり、自分の求めるものを満たしてくれるカニを選ぶことでより美味しくカニを楽しめることがわかりました。
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タラバガニ
タラバガニは別名「カニの王様」とも呼ばれている品種です。その一番の特徴は大型甲殻類であるということです。足を広げた時の全長はなんと1m50cmほどにもなるらしいのです!
タラバガニは手足が他のカニに比べて太く、身肉がたっぷり詰まっていることから肉厚で食べ応えがあります。ですが実は三大ガニの中で味が一番淡白であると言われているのです。
タラバガニはカニ味噌を持たない!
カニを食べる上で外せないものといえば「カニ味噌」ではないでしょうか。実はタラバガニはカニ味噌を持たない種類のカニなのです。カニ味噌を持たない種類のカニなんているの!?と思うかもしれませんが、実はタラバガニはカニの仲間というよりも「ヤドカリの仲間」です。
ヤドカリの仲間はカニ味噌が非常に少なく、さらにそのカニ味噌は脂肪分が多いので茹でてしまうと溶けてなくなってしまうのです。
ですからタラバガニはカニ味噌はほとんど食べることができないと言われています。漁港などで水揚げされてすぐのタラバガニはカニみそを食べることもできるようで、そこでしか食べられないかなりのレア食材になっています!
おすすめの食べ方は?
タラバガニのおすすめの食べ方は「素焼き」「カニ鍋」などの「身の肉厚感をしっかり楽しむことのできる食べ方」がおすすめです。
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ズワイガニ
ズワイガニは別名カニの女王とも言われているカニで、本ズワイガニ、オオズワイガニ、紅ズワイガニに分けられます。その中でも最高級品は本ズワイガニです。ズワイガニにはアミノ酸が多く含まれているため、カニ独自の旨味と甘みが強い上品で濃厚な味わいが特徴的といわれています。
タラバガニに比べて身肉は少ない
タラバガニに比べて足が細いズワイガニは、身肉の肉厚感を感じるのは難しいかもしれません。ですがズワイガニの身には旨味がたっぷり含まれているので、ズワイガニの身を食べればカニの濃厚な風味が鼻を突き抜けます。
カニ味噌が最高!
ズワイガニは正真正銘のカニの仲間なので、カニ味噌を楽しむことができます。ちなみにカニ味噌というのはカニの脳みそではないですよ!カニ味噌は「中腸腺」という人間で言うと肝臓や膵臓などの臓器のことを言います。そんなカニ味噌には脂肪分が多いので、濃厚なおいしさを楽しめるのです。
おすすめの食べ方
ズワイガニを食べるなら、一番オススメなのが「刺身」ですね!タラバガニに比べて肉厚さを楽しむことはできませんが、一つ一つのズワイガニの身肉に詰まったおいしさを味わいながら食べることができます。かにしゃぶのソースにカニ味噌を使ったり、鍋にカニ味噌を加えて食べると、よりカニの濃厚な旨味を楽しむことができるでしょう!
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毛ガニ
毛ガニは先ほど紹介した2種類のカニと比べて大きな違いがあります。そもそも見た目が全く違います。 甲羅や手足を覆うたくさんの毛と丸みを帯びたずんぐり体型が特徴的です。
日本海沿岸からアラスカまでの幅広い分布が確認されていますが、北海道内ではオホーツク海域に多く生息しておりほとんどオールシーズンで食べることができるといわれています。
毛ガニの美味しさはカニ味噌!
毛ガニの醍醐味といえばカニ味噌です!ズワイガニよりも濃厚でクリーミーなかに味噌を楽しむことができます。カニが好きな人には、カニの身が好きな人とかにみそが好きな人に分かれますが、カニ味噌目当ての人は必ずと言っていいほど毛ガニを選ぶぐらい毛ガニのカニ味噌は美味しいのです。
オススメの食べ方
毛ガニは塩茹でや蒸しカニにするととても美味しく食べることができます。カニ味噌を食べた後にカニの甲羅に日本酒を入れて温める「甲羅酒」と呼ばれる楽しみ方も味わうことができます。
甲羅酒にするとお酒の風味にカニのもつ潮の香りが加わってより深い味わいを楽しむことができるということです。是非機会があれば飲んでみてくださいね!
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カニについての豆知識!
では最後にカニについて知っておきたい豆知識を紹介していきたいと思います!
カニにくっついている黒いつぶつぶは?
蟹の甲羅にくっついている黒い粒々を見た事はありませんか?実はあれは蟹に寄生するカニビルの卵です。カニビルとは名前の通りヒルの一種で、魚に寄生して体液を吸うことで生き延びる寄生虫です。
だからといって蟹から体液を吸って生きているというわけではなく、岩場の代わりに蟹の甲羅を卵の産卵場所として選んでいるだけですので、害は全くありません。逆にカニビルがたくさん付着しているカニほど身がしっかり詰まっていて美味しいという噂もあります。見た目はかなり気持ち悪いのですが、美味しい蟹を食べたいなら蟹ビルの付着数をみると良いかもしれません。
カニを茹でると赤くなるのはなぜ?
カニを茹でた時に赤くなるのはアスタキサンチンという色素成分が熱により変性することで赤くなります。カニの殻には青いクラスタシアニンというタンパク質と、赤い餌を食べる事によって生まれるアスタキサンチンを含んでいます。
餌の量によって元々のアスタキサンチン量は変わってくるのですが、茹でることによってアスタキサンチンの色素だけが強く出てくることによって、カニやエビの色が赤くなるのです。アスタキサンチンはただ赤くなるだけでなく、身体に良い効果をもたらす働きがあるとして最近とても注目を集めている成分なのです。
<アスタキサンチンがもたらす効果>
- 免疫力向上効果
- 抗癌作用
- 動脈硬化の改善
- 糖尿病の予防
- 美肌効果
これらの効果があるということが分かっており、アスタキサンチンを配合したサプリメントや健康食品、スキンケア商品などが多く販売されるようになりました。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?蟹の違いを知ることによって、自分に合ったカニを選ぶことができるようになります。カニのぷりぷりの身肉を楽しみたいならタラバガニ、蟹の風味を口いっぱいに感じたいならズワイガニ、蟹味噌や甲羅酒を楽しみたいなら毛ガニを選ぶと良いでしょう!
この記事をまとめると
- 三大ガニはタラバガニ、ズワイガニ、毛ガニ!
- タラバガニは厳密に言うとカニの仲間ではなくヤドカリの仲間!
- 蟹の甲羅についている黒いつぶつぶはカニビルの卵!
- カニビルの卵は気持ち悪いけれど食べても体に害はない!
- カニの赤み成分であるアスタキサンチンには様々な健康効果がある!
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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