ズッキーニの保存方法まとめ|冷蔵・冷凍・常温での保存期間の目安はどのくらい?

ズッキーニは、スーパーなどで見かけるけど、食材で利用したことがない方は多いのではないでしょうか。

初めて買ってみたはいいけど、調理し終わった後の余ったズッキーニを見て、「どうやって保存すればいいのだろう」と思ったことはありませんか?

当記事では、ズッキーニの保存期間と保存方法を整理してまとめました。

また、栄養価の高いズッキーニの見分け方も紹介します。ズッキーニを美味しく食べたい、できるだけ廃棄の量を減らしたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

スポンサードリンク


ズッキーニってどんな野菜

分類 ウリ科カボチャ属
原産地 メキシコ(諸説あり)
由来 イタリア語の「zucchina」から
英語でいうと zucchini
別名 蔓なしカボチャ
ズッキーニは、旬の時期が6~8月の夏野菜です。β-カロテンやビタミンC、カリウムなどが豊富に含まれているうえに、低カロリーの食材です。

カリウムは、血液中の塩分(ナトリウム)を排出するため高血圧を防いでくれます。

βカロテンは抗酸化作用があり、体内でビタミンAに変わるので美肌効果が期待できるすぐれもの。

油と一緒に摂取することで、吸収率をあげられます。ビタミンCは、風邪などの病気から身を守る抵抗力を高め、老化を防止する効果があります。

ズッキーニは、見た目と色合いからキュウリとよく間違われますが、実はカボチャの一種です。

イタリア語で「zucca」はカボチャを表し、そこに「小さい」を意味する接尾語が付いて「zucchina」となったそうです。つまりキュウリではなく「小さいカボチャ」ですね。

鮮度の良いズッキーニの見分け方


ズッキーニを美味しくいただくには、保存方法も大事ですが、栄養価の高いズッキーニを選ぶのも大事になってきます。そこで、鮮度の良いズッキーニを選ぶ際のポイントをいくつか紹介します。

スポンサードリンク

鮮度の良いズッキーニの3つの見分け方

鮮度の良いズッキーニの見分け方はこの3つです。
  1. 表面にハリや艶があり、傷がない
  2. 太さが均一で、大きすぎない
  3. へたの切り口が水分を含んでいる
ズッキーニを買う際は、表面をよく見てください。時間が経過したズッキーニは、柔らかくなりしなびている可能性があります。

実際に持ってみてハリを感じるものや、表面にみずみずしさを感じるものを選びましょう。

傷がないかチェックするのも重要です。傷がある場合、そこから水分が蒸発していって、さらに傷んでいきます。

また、ズッキーニの太さにも着目してください。単に大きければ良いわけではありません。

大きくなりすぎたズッキーニは、成長しすぎて繊維質が増えすぎていたり、中に空洞ができていたりする可能性があります。

味が落ちていることもあるので、注意してください。

選ぶ際の目安としては、手首の太さくらいで、約20㎝が良いとされています。全体の太さが均一かどうかも確かめましょう。

ヘタの部分も新鮮さをはかる大事な部分です。ズッキーニは時間が経つにつれ、へたが黒く変色してきます。

さらに、水分が蒸発してくるためしおれてきます。ヘタがみずみずしいズッキーニを選びましょう。

次に、ズッキーニの保存方法と保存期間を詳しく紹介していきます。

スポンサードリンク


冷蔵で保存する場合

保存期間の目安

冷蔵保存の場合は4~5日です。

冷蔵での保存方法

新聞紙で包み、ポリ袋にいれて密閉します。そのまま野菜室にいれて保存するのがオススメです。

ズッキーニは乾燥と低温に弱い食材です。水分の蒸発を防ぐために新聞紙で包んだうえで、さらにポリ袋にいれます。

また他の食材を冷蔵する際は、だいたい1週間ほど保存ができますが、ズッキーニは約4~5日と保存できる期間が少し短いです。

これは、ズッキーニが夏野菜なので、熱い環境に慣れているためです。だから、冷やしすぎると低温障害が起きてしまうのです。

具体的にいうと、表面に斑点ができたり栄養価が減少してしまったりする可能性があります。冷蔵庫での冷やしすぎには注意してください。

冷凍で保存する場合

保存期間の目安

生のまま冷凍保存した場合は約2~3週間です。

加熱処理を行ってから冷凍保存した場合は約1ヶ月です。

冷凍での保存方法

ズッキーニは冷凍保存のための前処理をすると、保存期間を延ばせます。長期の保存をする際の大事なポイントは、水分をとばすことです。

食材を凍らせた場合、中に含まれる水分は氷になります。氷になると体積が増すので、肥大した氷が食材の中にある食物繊維などの細胞膜を壊します。

そうすると解凍した時に、味が変わり栄養素も抜け落ちてしまうのです。

ズッキーニ100g当たりの水分量は94.9g。ズッキーニの95%が水分なのです。

そのため、特に水分量が多いズッキーニにおいては、加熱処理をするかしないかで保存期間が変わってきます。

長期保存を考えている人は、軽く炒めてから保存するのがオススメです。軽く炒めることで、ビタミンCの減少を抑えられます。

また、1cmほどの食べやすい厚さの輪切りにしてから冷凍用保存袋にいれましょう。

並べる際は、なるべく重ならないように並べると、さらに冷凍の効率をあげられるので参考にしてみてください。

スポンサードリンク


常温で保存する場合

 保存期間の目安

常温保存の場合は約1週間です。

冷蔵するよりも長く保存ができます。

常温での保存方法

乾燥を防ぐために新聞紙などにくるみ、冷暗所に置きましょう。保存環境によっては2週間ほど長持ちする場合もありますが、早めに食べるのが無難です。

まとめ

当記事では、ズッキーニの保存期間と保存方法を紹介しました。

改めてまとめると
  • 冷蔵の保存期間:4~5日
  • 冷凍の保存期間:1か月
  • 常温の保存期間:1週間
ズッキーニの最適保存温度は、10℃~20℃。冷蔵したほうが長く保存できるイメージがあるかもしれませんが、ズッキーニの場合は常温保存が適しています。

1週間より長く保存したいのであれば、冷凍保存しましょう。

ズッキーニを適切に保存して、美味しくいただきましょう。

スポンサードリンク