近年イタリアンスイーツのトレンドブームが止まりません!昨年のマリトッツォブームに続き、カッサータやボンボローニなどイタリアンスイーツが注目され続けています。
しかし元祖イタリアンスイーツと言えばティラミスではないでしょうか。そこで今回は元祖イタリアンスイーツ・ティラミスについて深堀していきたいと思います。
- ティラミスの名前の由来
- ティラミスの滋養強壮効果とは
- ティラミスのが日本で流行した歴史
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目次
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ティラミスの名前の由来
まず、ティラミスとは何なのか、知っていこうと思います。
ティラミスはどんなお菓子?
ティラミスとは、マスカルポーネチーズをベースに卵黄と砂糖を加えてよく混ぜ合わせたチーズクリームと、卵白で作ったメレンゲを合わせて焼き上げた生地を重ねたものです。 クリームチーズを使用していることからチーズケーキに分類されるようです。
スポンジ部分は、日本ではカステラやスポンジケーキを使うなどアレンジされていることもありますが、本場イタリアのティラミスはスポンジではなくビスコッティ・サヴォイアルディというフィンガービスケットを使用しており、しっとりサックリと軽い口どけに仕上げています。
ティラミス発祥の地は?
ティラミスは、今や北から南までどこへ行っても存在するイタリア代表のようなデザートのため当時のようなご当地グルメという感覚が無くなっていましたが、発祥は古く1960年代頃、北イタリアのTreviso(トレヴィーゾ)にて「ティラミス」は誕生したと言われています。
ティラミス発祥の地とされるヴェネト州・トレヴィーゾという町にて、とある老舗レストランのシェフが「ズッパ・イングレーゼ(Zuppa Inglese)」というお菓子を元に作ったレシピが原点とされています。しかし残念ながらティラミス発祥のレストランは現在すでに閉店しているそうです。
ティラミスってどんな意味?
お菓子の名前には物語が込められていることが多く「ティラミス」にはどのような意味があるのでしょうか。
ティラミスの発祥地は上記でも述べた通りイタリアなので「ティラミス」ももちろんイタリア語です。表記はイタリア語だと「Tiramisù」、ヴェネト州に移動するとヴェネツィア語で「Tiramesù」と書きます。
言葉を分解するとTira・mi・suの3つになります。「Tira」には「引っぱって」という意味が、「mi」は「私を」、「su」は「上へ」という意味になり、直訳すると「私を上に引っぱって」となり、分かりやすく訳すと「私を元気づけて」という意味になります。直訳の語源は分かりましたが、なぜそのような意味を込めたのでしょうか?
ティラミスの名前には裏がある
上記で述べた通りティラミスは直訳すると「私を上に引っぱって」となりますが、分かりやすく訳すと「私を元気づけて」や「「私を持ち上げて」、「私を引き寄せて」という意味になるそうです。そして、イタリアの夜のお菓子といえばティラミスが位置づけられているようです。
確かにティラミスはレシピによってお酒を使ったり、エスプレッソの深い苦味に含まれるカフェインが気持ちを高ぶらせたりする効果をもたらします。つまり、ティラミスには大人の夜の事情が隠されているのかもしれませんね。
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ティラミスの滋養強壮効果とは
上記にて大人の事情が隠されているかもしれないと述べられたティラミスですが、ここでティラミスの本来含まれている栄養成分についてみていきましょう。
ティラミスの栄養
ティラミス (ティラミスチーズケーキ)
・ティラミスのカロリー 100g:280kcal/136g(1個):381kcal
炭水化物が多く35.9gでそのうち糖質が34.17g、脂質が23.49g、たんぱく質が7.34gとなっており、ビタミン・ミネラルではセレンとモリブデンの成分が多いです。
引用:カロリーSlism
ティラミスの滋養強壮効果は?
ティラミスは以下の材料が主に使われており、様々な効能があります。
- コーヒー/エスプレッソ:カフェイン→眠気を飛ばす覚醒作用
- マスカルポーネチーズ:タンパク質・脂質→身体を疲れにくくする、滋養強壮
- リキュール:アルコール→体温を上げて代謝を活発にする
- 砂糖:糖質→エネルギー源
- 卵:タンパク質・脂質→バランスのよい栄養価、滋養強壮
- ココア:たんぱく質、脂質、糖質、鉄、ビタミンB2、B6、B12、食物繊維など→疲労回復や貧血予防など
コーヒーやリキュールを使うことで大人の味に、甘めの味にすることで子どもにも食べやすくなり卵やチーズを使うことで「精が付く=体力が付く」ので、滋養強壮・栄養満点のデザートとして成り立ちます。
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ティラミスが日本で流行した歴史
日本でもティラミスは一斉ブームになり、その後デザートとしてすっかり認知度と共に定着しました。
いつ流行した?
1990年代初頭、バブル景気のピーク時にあわせてブームとなったイタリア料理、日本では通称「イタめし」と名が付き流行しました。 その時最大のヒットとなったのが「ティラミス」でした。
もともと高級イタリア料理店で普通に作られていたデザートでしたが、雑誌『Hanako』の特集などを通じて珍しさ、美味しさ、丁度良いリーズナブルな価格設定などもあり流行しました。
今はどこで食べられる?
ティラミスの流行は、イタリア料理店だけでなく、洋菓子店や喫茶店にも波及し、ファミリーレストランやコンビニスイーツにも広がりをみせました。そして現在も廃れることなく時には高級に、時にはリーズナブルにお手軽に購入出来る定番スイーツになりました。
最近ですと「コストコ」や他店スーパー、コンビニエンスストア各社のスイーツコーナーなどで見かけますし、イタめしの定番サイゼリアでも取り扱いがあるようですので是非探してみてください。
まとめ
この記事をまとめると
- ティラミスとは、マスカルポーネチーズをベースに卵黄と砂糖を加えてよく混ぜ合わせたチーズクリームと、卵白で作ったメレンゲを合わせて焼き上げた生地を重ねたものです
- ティラミスは1960年代頃、北イタリアのTreviso(トレヴィーゾ)発祥と言われています
- ティラミスはヴェネト州・トレヴィーゾという町にて、とある老舗レストランのシェフが「ズッパ・イングレーゼ(Zuppa Inglese)」というお菓子を元に作ったレシピが原点とされています
- ティラミスという名前には大人の事情が隠されているようです
- ティラミスはマスカルポーネチーズやコーヒーやリキュール、卵などを使用しているためカロリーが高く滋養強壮・栄養満点のデザートとして成り立ちます
- ティラミスは1990年代初頭、バブル景気のピーク時にイタ飯ブームの波に乗り、一気に人気を博しました
- 最近はスーパーやコンビニエンスストアなのでリーズナブルに購入することができます
皆様、ティラミスが食べたくなってきませんか?お散歩がてらティラミス探しの旅に出てみてはいかがでしょうか。最後まで読んで頂きありがとうございました。
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