ゼスプリキウイの保存方法は?追熟させる事はできる?食べ頃は?

皆さんはキウイを購入する時にどこから販売されているのか確認しますよね?ですがほとんどの場合ゼスプリというシールが貼ってあり、見慣れたものではないでしょうか。

ではこのゼスプリとはそもそもどんな企業なのかご存知でしょうか?

今回の記事では

  • ゼスプリのキウイって何?
  • どんな品種があるの?
  • 追熟が必要?
  • 食べごろや保存方法は?

これらについて解説していきたいと思います。 

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ゼスプリキウイとは?

キウイといえばゼスプリというニュージーランドの企業が販売と生産を手がけているキウイが代表的ですよね。日本にあるスーパーで販売されているのはほとんどがこのゼスプリのキウイです。

ゼスプリというのは情熱という意味のzestと精神という意味のspiritを掛け合わせた造語です。 

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ゼスプリから販売されているキウイ

ゼスプリから販売されているキウイフルーツには、主に以下の2つの種類があります。

ゴールドキウイ

グリーンキウイ

この中でゴールドキウイは、グリーンキウイに比べて「甘みが強い」特徴があります。元々の品種は全て「グリーンキウイ」でしたが、日本人向けに品種改良が繰り返され、甘みが強いゴールドキウイが栽培されるようになったのです。

また他にも期間限定のレアな品種で、中身が赤い『ゼスプリレッド』という品種もあります。レッドキウイが注目されている理由は、中が赤いだけではなく、他のキウイに比べて栄養価が高く糖度も高いという特徴を持っているところです。追熟するとその糖度は約20度にもなるということですから驚きです!ちなみに糖度が20度というと、果物の中でもかなり甘い部類で、高級なルビーマンゴーや完熟したメロンのような甘さです。

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キウイフルーツの栄養

栄養

キウイの栄養価は非常に高く、「栄養充足率」は果物の中でNo.1となっています。強い抗酸化作用を持つビタミンC・ビタミンEが豊富なので美容に効果的で、それ以外にも葉酸・ビタミンB6・ビタミンK・鉄・マグネシウムなど様々な栄養がバランスよく含まれています。

栄養充足率とは?

同じ量を食べた時に、ビタミンやミネラルなど17種類の栄養素が基準値に対してどれくらい含まれているか比較したもの

  • ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
  • ビタミンE:ビタミンEは、強い抗酸化作用、加えてコレステロールの酸化を防ぎ血流を良くする働きを持っています。また、毛細血管の収縮を抑制することで、細くなった血管が広がることで血流の悪化による体の不調改善効果もあるビタミンです。
  • 食物繊維:食物繊維は、植物の細胞壁を構成する、人間の消化酵素では消化できない成分とされています。食物繊維は、植物しか作り出すことしか出来ず、水に溶けるか溶けないかで種類が分かれます。人間の腸内環境を整える免疫力改善等の働きがあります。
  • カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。

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キウイの保存方法・保存期間

常温保存と冷蔵保存

キウイフルーツの日持ち日数の目安は、常温・冷蔵・冷凍それぞれ下記の日数となっています。

キウイフルーツの日持ち

常温保存…3〜5日→熟し具合により異なる

冷蔵保存…約1週間

冷凍保存…約1ヶ月

キウイが硬い時は酸っぱいことが多いので、常温保存することで追熟し甘くなります。熟していない場合は5日、すでに熟している場合は3日ほど常温保存が可能です。

キウイフルーツは腐るとどうなる?

キウイフルーツは腐るとどうなるのでしょうか?腐ったキウイフルーツの特徴・まだ食べられるキウイフルーツの特徴を、それぞれ確認してみましょう。

腐ると…

中心部が赤茶色に変色している

切る前から表面に水が出ている

アルコールのような臭いがする

ぐずぐずになって型崩れしている

苦い味がする

キウイフルーツは通常緑色、ゴールデンキウイは黄色の果肉をしていますが、傷み始めると中心部が赤茶色に変色していきます。そして表面は徐々にぶよぶよと柔らかくなり、水気が出ることもあります。

また、更にに腐敗がすすむとぐずぐずになって型崩れしたり、食べてみると苦いことも。キウイフルーツは腐ると柔らかくなって水気が出やすいです。食べる前に気づいて廃棄するようにしましょう。

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追熟させる事はできる?

追熟が必要な果物なの?

キウイを購入すると、ものによってはかなり酸味が強い状態で販売されているものがありますよね。キウイは「追熟」が必要な果物なので、収穫してすぐの熟していないものを食べると信じられなくらい酸っぱいんです!!

キウイは酸っぱいと感じる成分がブドウ糖(グルコース)や果糖(フルクトース)に変化することによって甘くなってきます。これを追熟といいます。

りんごやバナナと一緒に保存する

なるべく早く食べ頃にしたい時はリンゴやバナナなどと一緒にビニール袋に入れて、常温で2~3日おいてみてください。リンゴやバナナが出す「エチレンガス」と言う成分が、キウイの追熟を早めてくれます。

バナナやりんごと一緒に入れたキウイは、あっという間に完食してしまうので食べ頃を絶対に逃さないように毎日確認するようにしましょう。

エチレンガスとは

エチレンガスは野菜や果物などが分泌する植物ホルモンの一種です。自らの熟成や近くにある別の果物の発育を促す働きがあります。

例えばりんごが赤く色づいたり、バナナがどんどん柔らかくなっていき スイートスポットができるなどの熟成はエチレンガスが促進させています。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

この記事をまとめると

  • ゼスプリはニュージーランドの企業が販売と生産を手がけている
  • ゴールドキウイ、グリーンキウイ、レッドキウイなど様々なキウイがある
  • 常温保存では3~5日程度保存が効く
  • 追熟が必要な果物なので、食べ頃を見極めよう

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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