全粒粉アレルギーの主な症状・原因|子どもはいつから食べられる?

最近、増えてきていると言われている「全粒粉アレルギー」。

特に、子どもがなりやすいというイメージがありますよね。

小麦アレルギーは、どのような症状が出るのでしょうか?

また、小麦と全粒粉は何が違うのでしょうか?

お子さんがいるご家庭は、特に気になる方が多いようです。そこで今回は、

  • 小麦と全粒粉の違い
  • 全粒粉アレルギーはどんな症状が出る?原因は?
  • 全粒粉アレルギーの対症法とは?
についてご紹介いたします。

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小麦と全粒粉の違い

小麦アレルギーの方がよく探されるのは「グルテンフリーの食材」ですよね。

アレルギーがあっても食べられるものが、グルテンフリーの食材と言われています。

そんなグルテンフリー食材ですが、全粒粉はグルテンフリー食材に含まれるのでしょうか?

まずは、小麦と全粒粉の違いについてご紹介いたします。

グルテンフリーって何?

そもそもグルテンって何かご存じですか?

グルテンとは、小麦に含まれているタンパク質のことです。

このグルテンがアレルギーに大きく関係してくるのですが、グルテンフリーとは、このグルテンを含んでいない食品や、グルテンを含む食品を摂取しない食生活のことを言います。

MEMO
小麦アレルギーなどの体質や疾患がある方たちでも、安心して食べられるものとして生まれたのがグルテンフリー食材です。

小麦と全粒粉は一緒

グルテンフリー食材を探すとき、全粒粉はグルテンフリーなのかな?と疑問に思ったことがありませんか?

小麦と全粒粉は違うものと認識している方も多いかもしれませんが、実は同じものなのです。

一般的によく見られる薄力粉などと全粒粉の違いは、小麦の製粉方法の違いによるものです。

小麦の製粉は、大きく2つの種類に分けられます。

  • ふすまを取り除いて製粉されたもの:強力粉・中力粉・薄力粉
  • ふすまも含めて製粉されたもの  :全粒粉・グラハム紛など

    ※ふすま:小麦粒の外皮の部分や胚芽などの表皮の部分

全粒粉は、食物繊維が豊富で栄養価が高いため人気ですが、小麦の粒を丸ごと挽いたものです。

したがって、全粒粉は立派な小麦粉なんですね!

MEMO
全粒粉はグルテンフリー食材ではないので、アレルギーがある方は注意するようにしましょう!

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全粒粉アレルギーはどんな症状が出る?原因は?

全粒粉アレルギーは「フードアレルギー」に分類されます。

子どもの頃に発症するケースが多いのですが、原因はどこにあるのでしょうか?

また、大人になって突然発症する場合はあるのでしょうか?

全粒粉アレルギーの原因や症状ついてご紹介いたします。

全粒粉アレルギーになる原因は?

全粒粉アレルギーを引き起こす原因は、小麦に含まれているタンパク質だと言われています。

先程お伝えした「グルテン」ですね。

これを、体が「異物」と認識してしまい引き起こるアレルギーです。

MEMO
ちなみに、全粒粉アレルギーや小麦アレルギーは、子どもがなることが多いアレルギーというイメージがありますよね。

それは子どもの場合、胃腸の消化吸収機能がまだ十分に備わっていないので、小麦に含まれる成分をきちんと分解できないことが原因だと言われています。
だから子どもは小麦アレルギーなどの食物アレルギーを引き起こしやすいのですね。

全粒粉アレルギーや小麦アレルギーの症状

アレルギーを引き起こすと、どんな症状が出るのでしょうか?

アレルギーで引き起こす症状は、下記の通りです。

  • くしゃみ
  • 腹痛
  • 蕁麻疹
  • かゆみ

また、注意したい点は、「アナフィラキシーショック」です。

注意
症状がひどい場合は、喘息や呼吸困難などを引き起こしたり、いきなり呼吸ができなくなったり血圧が下がったりする「アナフィラキシーショック」を起こす場合もあると言われています。

子どもにはいつ頃から食べさせていいの?

一般的に、離乳食初期から食べさせてもいいと言われています。

全粒粉などの小麦粉は、離乳食初期の5ヶ月頃から食べさせても大丈夫です。

MEMO
ただ、胃腸の状態には個人差があります。

食物アレルギーの原因になる可能性も0ではありません。

材料に小麦粉が使われているうどんやパン粥など、加熱されたものやペースト状になったもので、子どもの反応をしっかり確認してから使用することをおすすめします!

大人になってから急に発症する場合もある?

子どもがなることが多い全粒粉アレルギーですが、大人になってから急に小麦アレルギーが発症する場合もあることはご存じですか?

大人の場合は、「遅延型アレルギー」と呼ばれる症状を引き起こすことが多く、その症状は頭痛や肩こり、倦怠感や鬱症状など、一見アレルギーとは関係ないような症状なのです。

そのため、自分がアレルギーであるとは気付きにくいことが特徴です。

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全粒粉アレルギーの対症法とは?

食物アレルギーの原因は、その「食べ物」自体ではなく体が小麦に含まれているタンパク質を異物だと認識してしまうからでしたよね。

つまり、食べ物を消化・分解・吸収する胃腸の機能不全が原因なのです。

MEMO
よく小麦アレルギーを持った子どもが、大人になるにつれてその症状が改善されるケースがありますよね。
このことからも分かるように、胃腸の機能が良くなれば症状は治まる可能性があるのです。

お医者さんや専門家にきちんと診てもらい、アレルギーと向き合うことが大切かもしれませんね!

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

全粒粉アレルギーの原因や症状、対処法についてご紹介しました。

この記事をまとめると

  • 全粒粉とは小麦の製粉方法のことで立派な小麦粉!
  • アレルギーの症状は腹痛やくしゃみ、蕁麻疹やかゆみ、ひどい場合は呼吸困難やアナフィラキシーショックを引き起こすことがある
  • アレルギーの原因は小麦に含まれている「グルテン」を身体が異物とみなすから
  • 子どもには離乳食時期である5か月目頃から食べさせてもOK
  • 大人になって急に発症することもある

最近聞くことが多くなった全粒粉アレルギー。

アレルギーは自分ひとりで向き合うのは非常に難しいです。

お医者さんなど専門家にきちんと診てもらい、上手に付き合っていきたいですね!

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