九州地方ではとてもメジャーな調味料である柚子胡椒。その栄養価、効果効能についてどれくらい知っていますか？今回は
- 柚子胡椒とは？
- 柚子胡椒に含まれる栄養素
- 食べるとどのような効果効能が期待できる？
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目次
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柚子胡椒とは？
まずは柚子胡椒の基本情報をおさらいします。
どんな調味料？
柚子胡椒は柚子の皮を剥いて細かく刻み、生の青唐辛子と塩を合わせた風味豊かな九州発祥の調味料のことです。
なぜ唐辛子なのに胡椒なの？と不思議に思う方も多いと思います。
九州の一部の地方では古くから唐辛子のことを胡椒と呼んでいたそうで、その呼び名が一般的になったようです。
九州の食文化には欠かせない柚子胡椒ですが、全国的にはまだ食べたことがないという方も多いのではないでしょうか。
九州では薬味といえば柚子胡椒と言うくらい使用頻度が高く、刺身にはわさびの代わりに使われるほどだそうです。
柚子の華やかな香りと唐辛子のピリッとした辛さは特に鶏肉と相性がよく、水炊きや焼き鳥の薬味として大活躍します。
材料
柚子胡椒の材料はとってもシンプル。
青柚子は有機、それが無理なら無農薬のものを選びましょう。皮には農薬などの化学薬品が大量に含まれています。せっかく自家製なら、素材からこだわりたいものですね。
作り方
- 青柚子の皮をみじん切り、もしくはすりおろす
- 青唐辛子をみじん切りにする
- 塩を加えてよく混ぜる
- 全体になじんだら、保存容器に入れて完成
保存期間は冷蔵庫でおよそ1年と、非常に長持ちです。
また塩の量を少なめに、塩辛くない柚子胡椒を作ることもできます。ただしその場合は日持ちがしないので、冷凍保存するようにしてください。
作ってすぐに食べることができますが、1週間ほど置いてから食べるのがおすすめ。
試しに食べ比べてみればよくわかるのですが、時間が経つほど熟成して塩味もまろやかになっていくのです。
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柚子胡椒は栄養が豊富
実は柚子胡椒には、驚くほどたくさんの栄養素が含まれているんです。
ビタミン類が豊富
柚子胡椒のメインの材料である柚子はビタミン豊富な柑橘類。つまり柚子胡椒にはビタミンが豊富に含まれています。
ミネラル類も豊富
青唐辛子にはミネラルがたくさん含まれています。また塩分濃度が高いため、ナトリウムもたっぷり摂取することができますよ。
柚子胡椒はそのほとんどが柚子と唐辛子でできているため、その両方の栄養素を存分に取り入れることができる、とても効率のいい調味料なのです。
調味料からここまで栄養素が摂れるって、他にはあまりないので貴重ですよね。
柚子の香りでスッキリ
柚子の爽やかな香りには、気分をスッキリと前向きにさせてくれる効果があります。
柚子に含まれるリモネンという香り成分が、直接脳にはたらきかけることで脳をすっきりさせ、ストレスをやわらげるなどのリラックス効果をもたらします。
また自律神経のバランスをととのえ、疲労回復にも効果的だと言われています。
柚子に含まれるクエン酸やリンゴ酸は、乳酸を分解しエネルギーに変換するはたらきがあります。そのため疲労の蓄積を抑え、疲労を回復する効果があるのです。
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柚子胡椒の効果・効能
柚子胡椒にはどのような効果効能が期待できるのでしょうか。順番に解説します。
アンチエイジング効果
コラーゲンを生成し、免疫力を高めるなど、強い抗酸化作用を持つビタミンCやビタミンE。
肌のキメをととのえ明るいトーンへ導いてくれたり、日焼け対策やシミ予防にも高い効果を発揮します。
唐辛子に含まれるカプサイシンという辛味成分には、脂肪燃焼効果や代謝アップといった効果も期待できます。
また基礎代謝を高めエネルギー消費量をアップさせるはたらきを持つヨウ素や、有害な活性酸素から体を守る抗酸化作用を持つ、カロテンも豊富な唐辛子。
このことから、唐辛子はアンチエイジングにとても効果的な食材であるということがわかりますよね。
血行促進効果
柚子に多く含まれるヘスペリジンという成分には、血管を強化し血流を改善する効果があるということがわかっています。
またビタミンEには、血液をさらさらにして血行を促進する効果があります。
血流が改善されることで、冷え性や肩こりの改善に効果が見込めます。また動脈硬化の予防にも役立ちます。
その他にもカリウムには体内の水分量や塩分量を利尿作用によって排出するはたらきがあり、脳梗塞や高血圧の予防、むくみ解消にも効果を発揮します。
青唐辛子は赤唐辛子の未成熟な実のことで、より辛みがマイルドであると言われています。
そんな青唐辛子にはカプサイシンという辛味成分がたっぷり含まれています。このカプサイシンには、体温を上げて新陳代謝を促進するはたらきがあります。
発汗作用はこのせいですね。汗をかくことで体内の老廃物を排出し、体温を正常に保つという効能も。
リラックス効果
柚子は非常に香りの強い食材ですが、そんな柚子の香りにはリラックス効果があると言われています。
柚子の爽やかでフレッシュな香りには、緊張や不安を取り除き明るい気分へ導いてくれる効果が。
またビタミンCには、ストレスをやわらげて気持ちを落ち着かせる神経伝達物質の合成をサポートするはたらきがあります。
心身ともにリラックスできれば、ストレスの軽減にも繋がりますよね。
コレステロール値を下げる
柑橘類の果皮に多く入っているリモネンという成分は、柚子にもたくさん含まれています。
リモネンは新陳代謝を促し、コレステロール値を下げるはたらきもあります。他にも自律神経の乱れを正し、バランスをととのえたり、疲労回復効果も見込めるそうですよ。
また柚子に含まれるペクチンという食物繊維は、腸内環境をととのえたり便秘の解消にも高い効果を発揮します。
風邪予防
ビタミンCには免疫力を高める効果があるため、風邪やインフルエンザ対策にも繋がります。
また細胞や粘膜を正常に保つはたらきをする葉酸も含まれており、より免疫力を高めたい季節に鍋の薬味として柚子胡椒を取り入れる、というのは納得の食べ合わせであることがわかると思います。
ほとんどの病気は、免疫力の低下がそもそもの原因。免疫力がアップすれば、万病にも打ち勝つことができるかもしれません。
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まとめ
柚子胡椒はとても栄養価の高い調味料であることがご理解いただけたと思います。ただし柚子胡椒は塩分濃度が非常に高いため、摂りすぎには注意が必要ですよ。
この記事をまとめると
- 柚子胡椒には栄養がたっぷり
- あらゆる効果が期待できる調味料は他にない！
また、柚子胡椒は一回の摂取量に限界があるため、これだけで栄養をまかなうというのは無理があります。
やはりあらゆる食材をバランスよく摂取するのが、一番の健康への近道であることは間違いないようですね。
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