「これさえ食べていれば大丈夫!」と言われるほど栄養価の高いゆで卵。塩を振ってそのまま食べたり、刻んでサンドイッチの具材にしたり、おでんに入れたりと大活躍ですよね。そんなゆで卵はどのくらい日持ちするのかご存知でしょうか?
通常は生のままより加熱した方が日持ちする食材が多いのですが、卵に限っては生の方が日持ちします。今回は、
- ゆで卵はどのくらい日持ちするの?
- 賞味期限切れのゆで卵で食中毒になる?
- ゆで卵の保存方法は?
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目次
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ゆで卵の日持ちはどれくらい?
常温で保存した場合は数時間〜半日ほどで傷んでしまうため、冷蔵保存が絶対です。ゆで卵は半熟にしたり固茹でにしたりしますが、すぐに食べるのなら半熟で、保存するなら固茹でにしましょう。
剥く前
ゆで卵は殻があるかないかで賞味期限が変わります。殻付きゆで卵の日持ちの目安は3日になります。殻にヒビが入ってしまった場合は菌の繁殖が進むため、日持ちは2日になります。
剥いたあと
いちいち殻を割るのが面倒だからと言って殻を剥いて冷蔵保存する人もいますが、殻を剥くと空気に触れ雑菌が付きやすくなり傷んでしまいます。殻を剥いたゆで卵の賞味期限は1日です。
半熟でも賞味期限は同じ?
半熟卵は、保存温度に関係なく基本的に日持ちはしません。特に殻を剥いた半熟卵は、冷蔵庫で保存したとしても当日中に食べ切るようにしましょう。すぐに食べない場合はしっかり加熱し固ゆでにしましょう。また、暑い夏場では傷みやすいため、お弁当の1品にしたり作り置きおかずにするのは避けた方がいいです。半熟卵の賞味期限は殻付きで3日、殻なしの場合は作った当日中が目安です。
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賞味期限切れのゆで卵で食中毒になる?
見た目では大丈夫そうでも、いつもと違う…と感じたら、口にするのはやめましょう。卵の食中毒はサルモネラ菌によるものが多いようです。サルモネラ菌は鳥の腸内に存在する菌で、まれに菌がついたままの卵を産むときがあります。サルモネラ菌は70℃以上で1分加熱すれば死滅しますので、ゆで卵を作る際は沸騰して5分は待ちましょう。
ゆで卵は腐るとどうなる?
ゆで卵が腐っているかどうかの見極めのポイントは
- 白身 白身の辺りに粘りがあるもの
- におい 硫黄の匂いがする、ツンとした臭いがする
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ゆで卵の保存方法
冷まし方
茹で上がった卵はすぐに冷水で冷やします。急速に冷やすことで、卵がぎゅっと締まり、卵の薄皮も剥がれるので卵の殻をつるっと綺麗にむくことができます。氷水を使うのもおすすめです。
水に入れるのはNG
「ゆで卵は水につけて保存する」と聞いたことはありませんか?それ、実は間違いです。ゆで卵の殻にはサルモネラ菌など何万という菌が存在しています。そのため、殻から水を吸収し、卵自体が菌を繁殖させやすい環境になり劣化してしまうのです。水に入れて保存するのはやめておきましょう。
冷蔵庫に入れる
ゆで卵を最も長持ちさせるのは、固茹でして、殻付きのまま冷蔵保存することです。殻をむくことによって指の雑菌がゆで卵に付き、菌が繁殖してしまうおそれがあります。早く傷んでしまわないように、殻付きのまま冷蔵保存して、調理の際に殻をむくのが安心ですね。
冷凍できる?
ゆで卵は冷凍保存できますが、そのままだと解凍後に中の水分がとんでスカスカになってしまい味も落ちます。冷凍保存するなら、ひと手間かけてフィリングにするのがおすすめです。
卵フィリングの作り方
- ゆで卵を固ゆでにする。
- 殻を剥き、包丁などで細かく刻んで冷まします。
- 刻んだゆで卵をマヨネーズと塩コショウで味付けします。卵が熱いとマヨネーズの油分が溶けてしまうので気を付けてください。
フィリングができたら1食分ずつ小分けにし、ラップにくるんで保存袋へ入れて冷凍庫へ。卵フィリングを冷凍した場合の保存期間は1ヶ月ほど。サンドイッチの具材やサラダなどに活用すると時短料理にもなりますし、長期保存に向いています。セールでたくさん買ってしまった!なんて時にはぜひこの方法をお試しください。
まとめ
卵料理の中で最も手軽なゆで卵についてお伝えしましたが、いかがでしたか?
この記事をまとめると
- 殻を剥いたゆで卵の日持ちは1日、殻付きの日持ちは3日
- 賞味期限切れのゆで卵で食中毒になることもある
- ゆで卵の最適な保存方法は固ゆでして殻付きで冷蔵保存
大人も子どもも大好きなゆで卵ですが、思った以上に日持ちしなくて驚いた方もいらっしゃるのではないでしょうか?ちなみに、殻を剥いたゆで卵は煮卵や味付き卵にしても長持ちしますので、ぜひ試してみてください。
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