毎日たくさんの野菜をバランスとるのは時間もお金もかかって難しいですよね。手軽に野菜を取る方法として、野菜ジュースを毎日飲んでいるという人もいるのではないでしょうか?でも、野菜ジュースって糖分が多くて太りやすくなる、などの情報もあって本当に健康にいいのか疑問に思いますよね。そこで今回は、
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野菜ジュースには栄養がある?
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野菜ジュースを飲むメリットとデメリットは?
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野菜ジュースを飲む時に注意することは?
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目次
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野菜ジュースはたくさんのメリットがある
調理の手間が省ける
一日に何種類もの野菜を食べようと思うと、とても大変です。トマトやキュウリなどの生野菜のまま洗って食べられるものはそこまで調理の手間はないのですが、煮たり茹でたりして火を通さないと食べられない野菜の方が圧倒的に多いです。
特に、カボチャやブロッコリーをはじめとした、体にいいとされている緑黄色野菜のほとんどは、生のまま食べられないものが多いのです。野菜ジュースはコップに注ぐだけで野菜の栄養素を調理することなく手軽に摂れるので、忙しい現代人にはピタリな食品なのです。
価格が安い・一定
野菜ジュースの価格は1Lパックで180円~300円くらいとお手頃です。飲物としては高いと感じる人もいるかもしれませんが、ここ最近野菜の値段は上がっていて、スーパーなどで見かける野菜もキャベツ1玉250円くらい、ニンジン3本入りで190円くらいするので、300円以下で色々な野菜が入っている野菜ジュースはとてもお手頃価格なんですよ。
野菜が苦手な人でも飲みやすい
野菜ジュースには、砂糖が添加されているものと、砂糖が使われていない物があります。砂糖が入っているものは甘くて飲みやすく野菜が苦手な人でも飲みやすいです。
リンゴなどのフルーツが使われているものも多く、野菜の食感や生臭さが苦手な人や、野菜嫌いのお子さんでも美味しく野菜を摂ることができます。
生野菜よりも吸収しやすい栄養素がある
野菜ジュースを野菜を食べる代わりに飲む時に、「ジュースにする過程で栄養素が無くなっているのでは?」と木になる人もいるかもしれませんが、実はジュースにすることで吸収しやすくなる栄養素もあるんですよ。
- リコピン
- βカロテン
これらの栄養素は、生で食べるよりも、加熱するよりも、ミキサーでジュースにする方が栄養を吸収しやすくなります。野菜を始めとした植物には「細胞壁」という組織があり、この細胞壁が栄養素を吸収するのに邪魔になってしまいます。
この細胞壁は加熱したりすりつぶすことで壊すことができ、栄養素を吸収しやすくなるのです。ジュースにすることで体積が減るため、これらの野菜を加熱して食べるよりもたくさん摂ることができるのもメリットです。
歯に自信がない人でも飲める
野菜ジュースは液体ですので、歯が弱い人でも手軽に野菜の栄養を摂れるという利点もあります。小さなお子様や、風邪などの体調不良で食欲が無い時などに野菜ジュースを飲むのはビタミンも摂れて免疫力アップできるのでとてもおススメです。
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野菜ジュースのデメリットは?
減少する栄養素がある
野菜をジュースにすると吸収しやすくなる栄養素がある一方、ジュースにすることで減少してしまう栄養素もあります。
- 水溶性のビタミン(ビタミンC、B群、葉酸など)
- 水溶性食物繊維
水溶性の栄養素はその名の通り水に溶ける性質を持っています。そのため、ジュースに加工する過程で減少してしまうのです。食物繊維に関しては、口当たりをよくするためにわざと取り除かれていることもあります。
水溶性のビタミンCやB群は肌を健やかに保つ働きがあるビタミンなので、美容のために野菜ジュースを飲もうと思っている人は他の食事で補うように心がけた方がよさそうです。
食物繊維が少ないので血糖を上げやすい
食物繊維は血糖値の上昇をゆるやかにする働きがあります。特に水溶性の食物繊維には糖質の吸収を遅らせる働きがあるので、水溶性食物繊維を多く含むこんにゃくなどの食品は血糖値の上昇を抑える効果があります。
野菜ジュースは加工する過程で水溶性の栄養素が失われてしまうことと、口当たりをよくするためにわざと水に溶けない不溶性の食物繊維も取り除いてしまうため、食物繊維が少なくなってしまい、結果的に野菜をそのまま食べるよりも血糖値を上昇させやすくなってしまうのです。
肥満の原因になる
野菜ジュースは飲みやすくするために、糖分の多い果物を混ぜたり、砂糖で味付けしているものが多くあります。そのため、野菜だけを食べるよりもカロリーも糖質量も多くなってしまい、飲みすぎると肥満の原因にもなり得ます。
毎日野菜ジュースを飲む人は、砂糖無添加の野菜ジュースを選ぶ方が肥満のリスクを回避できますよ。
食品添加物が多い
野菜ジュースの中には、「1日分のビタミンが摂れる」とか、「レタス〇個分の食物繊維が摂れる」などという売り文句で売られているものがあったりしますが、これまでにお伝えしてきた通り、原料である野菜の水溶性のビタミンや食物繊維はジュースにする過程でかなり減少しています。ですから、このような商品はジュースに添加物として加えられていることが多いのです。
さらに、野菜ジュースは野菜の青臭さなどを消して飲みやすくするために香料などが添加されていることも多いです。添加物が気になる場合はできるだけ無添加の野菜ジュースを選んで飲むようにしましょう。
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上手く活用することが大切
食習慣に上手にプラスしよう
メリットデメリット両方ある野菜ジュースですが、忙しい日などに不足しがちな栄養を補うにはとても便利な食品です。毎日野菜を調理して食べる余裕が無い人にお勧めな取り入れ方は、
- 朝ごはんにプラスする
- 昼食に砂糖無添加の野菜ジュースを飲みきりサイズのパックを1本飲む
- 風邪をひいたときなどに飲む
野菜ジュースは便利ですが、野菜ジュースだけに頼るのはかえって栄養バランスが悪くなってしまうので、毎日の食事に少しプラスして飲むというように心がけましょう。
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まとめ
いかがでしたか?「野菜ジュースには栄養が全く残ってない」と思っている人も少なくないですが、実はジュースにすることで吸収が良くなる栄養素もあるということが分かりましたね。今回の内容をまとめると、
この記事をまとめると
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リコピンやβカロテンはジュースにすると吸収が良くなる
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水溶性の栄養素はジュースになると減少してしまう
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野菜が嫌いな人やお年寄りでも飲みやすいのがメリット
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砂糖入りのものは飲みすぎると太る危険がある
ということをご紹介してきました。毎日30品目以上の野菜を調理して食べるのはとても大変ですから、上手に野菜ジュースを取り入れ