野菜不足を補うため、野菜が苦手だが野菜を取りたいと考えている人にとって、野菜ジュースは味方のような存在です。しかし、野菜ジュースは体に悪いというウワサを聞いたことはないでしょうか?
- 野菜ジュースは体に悪いのか
- 野菜ジュースが体に悪いといわれる理由は?
- 野菜ジュースの効率的な飲み方とは
野菜ジュースが体に悪いといわれる理由と、効果的な飲み方について紹介します。
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目次
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野菜ジュースは体に悪い?
野菜ジュースが体に悪いという人もいますが、なぜ野菜ジュースが体に悪いといわれるのでしょうか?野菜ジュースが体に悪い理由を説明します。
生野菜と比較すると?
野菜ジュースが体に悪いといわれる理由は、野菜ジュースは野菜に比べて栄養価が低く、塩分が多いと思われているからです。野菜を搾汁したり、加熱などの処理をしてジュースにした場合、ビタミンCや食物繊維など減少する成分があります。
しかし、加熱しても減少しにくい栄養素はたくさんあり、これらの中には、リコピンやβ-カロテンのように、生の野菜から摂るよりも野菜ジュース等の加工品で摂る方が吸収率の良い栄養素もあるのです。
栄養価が低いとは一概にいえません。そして、塩分が多いから飲めないという人もいますが、野菜ジュースに表記されている、ナトリウム=塩分ではありません。製品の栄養成分表示に書いてあるナトリウムは、ほとんどが野菜由来のナトリウムであり、健康維持に必要な栄養素です。
毎日の野菜摂取の補助として野菜ジュースをお役立てください。
糖分が多い?
野菜ジュースにすると糖分が多いから体に悪いという人もいるようですが、糖質などと糖分を同じと思っている人もいますが、別物であり、糖質は体に必要なエネルギーを作り出します。
野菜ジュースが甘いのは、野菜本来の甘さがほとんどであり、加糖表示がない野菜ジュースの場合、野菜や果物など使われている素材そのものの甘さが出ています。
本来野菜ジュースの糖分が多いということはありません。
飲み過ぎるとどうなる?
本来野菜ジュースは飲み過ぎなければ何も問題はありません。
野菜ジュースは毎日飲んでも問題はありませんが、過剰に飲み過ぎてしまうと、糖分だけでなく、塩分、カリウムなどの摂りすぎになる可能性があります。パッケージに目安量の記載があるものは、それを目安にしましょう。
自作のジュースの方が食材も選べますし、ミキサーを使用すれば食物繊維も効率よく摂取できます。必要以上に砂糖や塩を入れてしまうこともあるので、注意をしてください。
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野菜ジュースは体に悪いは嘘!
先にて紹介していますが、適量の野菜ジュースを毎日飲むことは、体に悪いことではありません。野菜ジュースの栄養素などについて、説明をしていきます。
野菜ジュースの栄養素
市販の野菜ジュースと手作りの野菜ジュースでは使用する野菜などによって、栄養素も異なります。
100gの栄養素
- カロリー:29kcal
- 脂質:0g
- コレステロール:0mg
- ナトリウム:21mg
- カリウム:19mg
- 炭水化物7g
- 食物繊維:0mg
- 糖質:2.1g
- ビタミンC:32.5mg
- カルシウム:3mg
野菜ジュースだけで栄養を全て摂るというのは難しいのかもしれません。野菜はもちろん食べることが必要です。野菜を食べても足りない栄養素、補いたい栄養素を野菜ジュースで摂るのが一番です。
野菜ジュースの方が吸収しやすい栄養素
野菜ジュースにする場合、加工をすることで栄養素が減少してしまうことが多く、普通に野菜を摂るよりも栄養素が落ちてしまいます。しかし、栄養素によっては普通に食べるよりも栄養素の吸収率がよくなるものがあります。
リコピンは約3.8倍、β-カロテンは約1.5倍生の野菜の吸収率がアップします。
水溶性食物繊維は残っている
食物繊維といっても食物繊維には「水溶性食物繊維」「不溶性食物繊維」があります。
水に溶けない食物繊維は搾りかすとして取り除かれてしまうので、食物繊維の量が少なくなってしまいます。水溶性の食物繊維は野菜ジュースの中に残っているので、食物繊維は少ないですが含まれています。
市販の野菜ジュースは食物繊維がないと記載されていることも多いですが、作り方によっては食物繊維の多い野菜ジュースもあるので、表示などをチェックして選ぶようにしましょう。
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効果的な飲み方は?
体に悪いなどといわれることもある野菜ジュースですが、適量を毎日飲むことで一定の栄養素を摂ることができます。野菜ジュースを効果的に飲むため、効果的な飲み方や量について紹介します。
一日の適量
野菜ジュースの1日に飲む適量は、手作りであればコップ2杯、市販品であれば200mlを1~2本が適量だといわれています。野菜ジュースだけではなく、野菜も必ず食べるようにしましょう。野菜ジュースを飲む場合、タイミングとして一番良いのが「朝」です。
起きすぐに飲むのではなく、白湯などで自律神経を刺激し、体を目覚めさせてから飲むようにすると良いでしょう。朝食時に飲むことをおすすめします。
栄養補助食品として摂取
野菜ジュースで1日の野菜を栄養素を摂るのは難しいです。先にも説明していますが、不溶性食物繊維など野菜ジュースでは取れない栄養素が多いので、あくまで野菜ジュースは「野菜を食べた上で、不足分を補う」栄養補助食品として活用しましょう。
もしも、野菜ジュースで栄養を摂りたいと思う場合、市販の野菜ジュースよりも旬の野菜を使用した手作りの野菜ジュースをおすすめします。
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まとめ
野菜ジュースが体に悪いといわれる理由と、野菜ジュースの栄養と飲み方について紹介しました。
この記事をまとめると
- 野菜ジュースは体に悪いということはない
- 野菜ジュースが体に悪いといわれるのは、塩分糖分が多いというイメージと栄養素が少なくなることが理由
- 野菜ジュースは栄養補助食品として、野菜不足を補うために飲むのがおすすめ
野菜ジュースは体に悪くありません。
飲み過ぎなどに注意をすることで、栄養をしっかり摂れる飲み物になります。野菜をしっかり摂り、野菜ジュースも飲むことで健康的な体づくりをしていきましょう。