毎日の健康のために、野菜を食べることが必要であるのは誰でも知っていますが、1日の必要量を食べるのはとても難しいです。生野菜をを食べるよりも、野菜炒めで食べる方が野菜の量を多く食べることができます。
- 野菜炒めのメリット
- 野菜炒めを毎日食べるとどうなるのか?
- 野菜炒めの栄養
手軽だけれど食べ過ぎた場合も気になる野菜炒めについて、詳しく紹介していきます。
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目次
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手軽で美味しい野菜炒め
野菜を生で食べるのは大変!と思う人は多いです。野菜炒めは手軽で簡単に美味しく野菜を食べることができます。
短時間であるもので作れる
野菜炒めは野菜があれば作れる、とても簡単な料理です。野菜の種類が少なくても問題はなく、時間もかかる料理ではありません。
小学校の家庭科の授業でも作るほどなので、料理初心者でも作りやすいのが野菜炒めといえます。
味は安定の美味しさ
野菜炒めの味付けは、塩コショウのみであったり、顆粒だしを入れる、醤油を入れて炒めるなどシンプルな味が多いです。
中華料理などになると、濃いめの味付けであったり独特な調味料を使うこともありますが、野菜と一緒になることで野菜自体の味も加わり美味しくなります。シンプルだけど飽きのこない味を楽しむことができます。
野菜の栄養を摂取できる
野菜炒めは野菜の栄養を摂取することができます。野菜を炒めることによって、野菜がやわらかくなり食べやすくなります。ビタミンCは加熱をしても失われることはなく、その栄養を摂取することが可能です。
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毎日食べるとどうなる?
野菜炒めで手軽に野菜を摂ることができ、毎日野菜を摂るために野菜炒めを食べている人もいるはずです。野菜炒めは毎日食べるとどのようになるのでしょうか?
野菜炒めの栄養成分
野菜炒めの定番具材はキャベツ・玉ねぎ・人参などです。これらを使用するレシピで作る野菜炒めのカロリーや栄養成分を紹介します。
野菜炒め(キャベツ・玉ねぎ・人参などを使用)200g
- カロリー:120kcal
- タンパク質:2.46g
- 脂質:7.34g
- 炭水化物:12.6g
- ビタミンA:191.68㎍
- ビタミンK:89.66㎍
- ビタミンC:66.12㎎
- 葉酸:92.84㎍
- ナトリウム:598.24㎎
- カリウム:393.18㎎
- カルシウム:59.1㎎
- 食物繊維:3.62g
- 食塩相当量:1.5g
塩分で体がむくむ
野菜炒めを作るときに塩を入れますが、頻繁に食べるものでなければ塩分も気になりませんが、毎日食べてしまうと塩分量が気になってしまいます。
野菜炒めのカロリーで触れていますが、食塩相当量は1.5gほどであり、1日の摂取量の目安は男性で7.5g未満、女性で6.5g未満とされています。
欧米では6g以下、WHO(世界保健機関)では成人の減塩目標を5gとしているので、200gの野菜炒めで1.5gの食塩相当量をとることは塩分の取りすぎであり、塩分の取りすぎは体のむくみの元となってしまう可能性があるので、注意が必要です。
野菜の糖質で太る
野菜は健康に良い食べ物であり、意識して食べる必要があるといわれていますが、野菜は糖質が含まれてるものがあり、糖質は食べ過ぎると脂肪として蓄積されるので太りやすくなります。
糖質の多い野菜は、じゃがいも・さつまいも・とうもろこし・かぼちゃ・にんじん・キャベツ・玉ねぎ・ブロッコリーなど
糖質の少ない野菜は、葉物野菜・ピーマン・ナス・きゅうり・大根・トマト・ごぼうなど
糖質の多い野菜には炒めて使う野菜も多く、糖質の少ない野菜と合わせて調理をすることで、糖質を抑えることが可能です。
油や味付けの脂質で不健康に
野菜炒めを作る際に油を使って調理をする人は多く、できるだけ少ない量の油で調理をしているという人も多いでしょう。
味付けの際にも油が入っている調味料などを使うことがあれば、野菜炒めに使われる油の量が多くなります。これも毎日ではなければ問題のないものですが、毎日の繰り返しとなると脂質の摂りすぎとなり、カロリーオーバーとなってしまいます。
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野菜炒めに栄養はある?
健康に良い野菜を食べやすくする調理法である野菜炒めですが、野菜は炒めることで栄養素が減ってしまいます。
加熱すると失われる栄養素もある
野菜は炒めることによってやわらかくなります(動物性食品・肉などは炒めることによって固くなります)。
炒めてしまうことで、ビタミンB群、ビタミンCなどの水溶性ビタミンやカルシウムやマグネシウムが失われてしまいまいます。
逆に加熱すると吸収率が上がる栄養素も
加熱をすることで失われる栄養素もありますが、逆に栄養効率が上がる野菜や栄養素もあります。
生で食べるよりも加熱をすることがおすすめなのは「キノコ類」「トマト」です。トマトを加熱?と思うかもしれませんが、トマトに含まれるリコピンは、30分加熱することで、シス型のリコピンの吸収効率が35%も増えるという報告があります。
生でも加熱をしても変わらない食品や栄養素もあり、にんじん・ズッキーニ・ブロッコリーに含まれるカロチノイドは加熱調理しても損なわれないといわれています。
カロチノイドは、特定のガンや目の病気のリスクを抑える効果がある栄養素なので、加熱でも栄養素が減少しない野菜を選んで野菜炒めを作りましょう。
野菜の特徴に合わせて調理法を決めるのが良い
炒めることで栄養素の吸収効率が高くなる野菜や、炒めても栄養素が落ちない野菜などを選んで野菜炒めを作るのも1つの方法です。
野菜炒めは生よりも量が多く食べられるので、量を食べることで減った栄養素を少しでも補えるので、あまり気にせず野菜炒めを食べても良さそうです。
おすすめの野菜炒めレシピ
簡単で美味しい野菜炒め、トマトを炒めると吸収効率が高いと言われているので、トマトを炒める料理を今回は紹介します。
トマトと卵の中華炒め
材料
- トマト:大玉1個
- 卵:3個
- 塩・コショウ:少々
- サラダ油:大さじ1
- 顆粒鶏がらスープの素:小さじ½
- ごま油:大さじ½
作り方
- トマトはヘタを取り除き、皮付きのまま8等分のくし切りにする
- 卵に調味料を加えてよく混ぜる
- フライパンを熱し、強火でトマトを焼く
- トマトを卵液に加える
- トマトを入れた卵液をフライパンに入れ触らずに待つ
- 卵のフチが固まってきたら、軽く混ぜる
- ゆるい半熟状になったら火を止める
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野菜炒めが体に悪いといわれる理由と、栄養素を効率的に取る方法、おすすめの野菜炒めについて紹介しました。
この記事をまとめると
- 野菜炒めは手軽で美味しく食べることができる
- 野菜炒めを毎日食べると脂質・塩分の摂り過ぎになる
- 野菜炒めは炒めることで栄養素を減らしてしまう
野菜炒めは手軽においしく野菜をたべることができますが、食べ過ぎは脂質や塩分の摂り過ぎになります。適量を食べることで野菜不足を解消し、栄養素をしっかり摂ることができます。