皆さんはヤマザキパンは体に悪いという情報を聞いたことはありますか？ヤマザキパンは私たちの身近にあるパンのメーカーで、スーパーやコンビニなどで購入することができるパンにヤマザキパンの製品はたくさんあります。
そんなとても身近なパンなのですが体に悪いという情報がいくつかあります。それはどういったことが原因なのでしょうか。
今回の記事では、
- ヤマザキパンが体に悪いと言われるのはなぜ？
- 臭素酸カリウムとは？
- 外国では禁止されている？
- 体に影響はあるの？
- ヤマザキパンは安全なの？
これらについて解説していきたいと思います。
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目次
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ヤマザキパンは体に悪いという噂が流れるのはなぜ？
ヤマザキパンは今までに何度か使用する添加物に健康被害があるのではないかという噂が流れています。
その健康被害の噂の大きな理由の一つにランチパックなどに使われている臭素酸カリウムという添加物があります。この臭素酸カリウムという添加物は第1類危険物に指定されているものです。第1類危険物という言葉を見ただけでもあまり良いイメージは浮かびませんよね。
ヤマザキパン側の声としては臭素酸カリウムを使用することで本来パン作りに向かない国内小麦をおいしくふっくら仕上げられるようになるということです。
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臭素酸カリウムって何？
臭素酸カリウムとはパン生地改良剤あるいは小麦粉処理剤と呼ばれている食品添加物です。パンを焼くときに生地に臭素酸カリウムを練り込むと、タンパク質の結合が変わり膨らみ方や食感が向上するために添加されています。
臭素酸カリウムは1980年代に発がん性が指摘されて、マウスで実験したところ遺伝毒性発がん物質であることが明らかになっています。この文章だけを見るとヤマザキパンを避けたい気持ちになってしまうのは仕方ないことですよね。
しかし臭素酸カリウムは第1類危険物に指定されていますが、使用する前にしっかりと取り除くことができれば体に悪影響を与える危険性はないため厳格な使用基準が決められています。
使用基準では「パンのみに使用できる」「小麦粉1キロに対して0.030g以下まで使用可能」「最終食品の完成前に分解または除去しなければならない」という決まりがあります。
臭素酸カリウムは表示しなくてもいいの？
ヤマザキパンの商品のパッケージを見てみると臭素酸カリウムという成分は含まれていませんよね。
これは臭素酸カリウムは表示が不要という理由があるからです。危険物なのに食品欄に表示してないの？と不安になる方もいると思いますが先ほども紹介した通り、臭素酸カリウムは完成前に分解又は除去されていますので食品の中には含まれていないものという認識なんですね。
ちなみにこのように食品の加工の際に添加されているものであって食品関西前に除去されるものを表示するときは「加工助剤」と記載があります。そしてこの加工助剤も食品添加物としての表示は不要とされています。
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臭素酸カリウムは規制されている？
日本では臭素酸カリウムの使用は規制されていませんが、 EU諸国では使用が禁止されています。この理由として臭素酸カリウムが最終食品に残留しないという確証が得られないとしてパンの製造時における使用が全面的に禁止されているとのことです。
ちなみにアメリカでは使用が容認されています。このように国によって様々な基準が設けられており、使用できるかどうかが異なります。
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イーストフード＝臭素酸カリウム？
中にはイーストフード＝臭素酸カリウムではないかという声も上がっています。しかしイーストフードとは全く関係ありません。
イーストフードとはパンやお菓子の製造工程で生地の膨らみ方などを改善するためにイースト酵母の栄養源として使用されるものです。イーストフードはヤマザキパンだけでなくさまざまなパンやお菓子を作る時に使われている添加物で、安全上の問題はほとんどないとされています。
ちなみに以前にはイーストフードと臭素酸カリウムの粉末を混合した製パン改良剤というものが流通していた時期があるので、この影響でイーストフード＝臭素酸カリウムという認識が広まったと思われます。
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結論としては体に悪いの？
ここまで臭素酸カリウムについて紹介してきた内容ではやはり身体に良いものではないということが分かっていただけると思います。
ヤマザキパンでは2014年から臭素酸カリウムの使用を再開しており、非常においしいパンを製造しています。ヤマザキパンの解説では臭素酸カリウムはしっかりと最終工程で抜いているということでしたが、やはり気になる方はなるべく避けた方が良いと思われます。
こういった食材の知識を集めていくと、やはり最終的には自己判断というところに至ります。様々な検査を受けて安全が確認されているものの、その検査の妥当性などもしっかりと調べなければ信用できるかどうか分かりません。
ですが一つ言えることは噂だけで判断して影響を受けてしまうというのは、少し考えが足りないように思います。しっかりとご自身で情報を集めて納得した上で購入するかしないかを決めるようにしましょう。
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まとめ
いかがでしたでしょうか？
この記事をまとめると
- ヤマザキパンが体に悪いという噂が流れているのは臭素酸カリウムの影響
- 臭素酸カリウムは発がん性の物質ということが研究で明らかになっている
- 臭素酸カリウムはパンの膨らみ方を良くしてくれる添加物
- ヤマザキパンでは臭素酸カリウムを使ってパンの膨らみを良くし、最終工程で臭素酸カリウムが抜けるようにしている
- EU諸国などでは臭素酸カリウムの使用は禁止されている
- 臭素酸カリウムは体に悪いということが明確にされている添加物で、それを使用しているということはなにかしらのリスクがあるということを覚えておくこと
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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