山芋の部位を画像付きで紹介!普段見ることの少ない山芋の花言葉もご紹介

皆さんがよく食べている野菜は、植物のどの部分なのかご存知ですか?実や葉のように思っていたものも、実は違う部分であることはよくあります。

例えばイモ類などは、全て土の下の根の部分を食べていると思いがちですが、正確には少し違っている場合もあります。さつまいもは根の部分を食べていますが、じゃがいもは地下の茎部分を食べているんですよ。

今回は、イモ類の中でも世界で唯一生食できることでも知られる山芋の部位について詳しく見ていきますよ。更に知る人が少ないであろう山芋の花言葉についてもご紹介します。知っておくと、話の小ネタにできること間違いなしです。

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やまいもの部位

ここからは、山芋の部位について詳しく見ていきます。山芋は特徴的な粘り気から受験シーズンの合格祈願などの願掛けの食材としても人気で、様々な品種が存在します。夏バテ・食欲不振な時にも食べやすく栄養価の高い山芋は山のうなぎとも呼ばれており、漢方薬などにも使われています。

いも

山芋は栽培する際には、小さな実のようなものである「むかご」か「種芋(たねいも)」と呼ばれる切り分けた芋を植え付けて苗に育てていきます。

山芋は花をつけるものもありますが、種は基本的にできないので種となる種芋を植えますむかごを育てて種芋にする場合もあり、自家栽培をする際には「育てる土壌」と同様にとても大切なものです。

山芋の皮には、ポリフェノール・βカロテンが含まれています。ポリフェノールはガン予防の作用があるとされており、βカロテンにも酸化防止の効果が期待できます。そのため山芋を皮ごと頂く方がより栄養価が高くなると言えます。しかし山芋のひげの根は食感が悪いので、しっかり切り落とす方が良いでしょう。

実(むかご)

むかごとは山芋の蔓になる肉芽のことで、山芋の蔓の葉の付け根辺りにたくさん付き、地下部分に育つイモの部分と同様に貴重な食用になります。山芋に含まれる栄養素がギュッと凝縮されており、皮を剝かずに蒸したり炒めたりして食べられています。

量はそれほど多く採れないため、近年ではスーパーなどで見かける機会も減りましたが昔から親しまれてきた食材です。むかごを土に埋めておくと、そこから山芋の芽が出てき種のような働きをします。自家栽培などの場合は種芋にして苗を作ることが多いですが、このむかごから栽培する場合もあります。

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山芋の芽は自家栽培などの際にはとても大切で、確実に発芽させるには芽出しを行う必要があります。一本苗などの場合は大体先端から芽が出てきますが、切り種芋の場合は芽が出る位置がバラバラになります。

植え付けの際はかぶせる土をあまり厚くせず浅めにすることで、芽が出しやすくなりますよ。芽が出ると茎のもとから根も出てきて急速に生長します。

葉っぱ

山芋の葉は和食のあしらい・飾り葉などにも使用されており、食べる事もできます。細かく刻んで炒めたり、天ぷらにされて食べられています。

自然に自生している山芋を見るとアサガオのように蔓を伸ばし、葉は細長いハートのような形をしています。この葉の付け根にはむかごが付きます。山芋の葉が枯れる頃から、山芋の収穫が始まります。

つる

山芋の茎は、蔓になっていて右巻きにどんどん伸びていきます。最初は小さくまばらな葉も、蔓が伸びていくにつれて多くなっていきます。山芋に非常に良く似た毒草・オニドコロという種類もあり、オニドコロの場合はむかごが付きません。自然自生しているものを食用する場合は、山芋に似た毒草も多くありますので注意しましょう。

 

山芋には白色の可愛い花が付きます。花びらは6枚あり平開はしません。果実は長さが約1.2cmほど、幅は約3cm程度の楕円形で、3個の翼があるさく果です。種子は直径約5mmほどの楕円形で、周りに翼があります。雌雄異株で、雄花は直立し雌花は下垂します。7~8月頃に咲くとされています。

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やまいもの花の花言葉

ここからは、山芋の花に込められた花言葉について詳しくみていきます。山芋の花は7月29日の誕生花でもあります。山芋の花は、ニッキのような重厚感のある甘い香りがします。山芋は食べるだけでなく、栽培までの間に付く花を愛でて楽しむこともできますよ。

気長

山芋は、地中の中でゆっくりと大きくなり掘り起こせる大きさまで生長するまで時間がかかります。特に、自然薯などの場合は1年で約10cm程度ぐらいしか生長しないそうで、秋に収穫できるようになるまでの期間が長く、また途中で折れてしまわないように丁寧に扱う必要があります。

特徴的な山芋の粘り気から、受験シーズンの際の願掛けにも食べられる食材であることからも気長という花言葉はぴったりですね。

芯の強さ

山芋は、自家栽培だけでなく山の中で自然自生しているものも沢山あります。芽が出てから急速に生長していく蔓の生命力の強い様子から、芯の強さという花言葉が生まれたかもしれませんね。芯の強さの花言葉は、気長という花言葉にも通ずるようで、願掛けの際には山芋を食べるとご利益があるかもしれません。

恋の溜め息

恋のため息と聞くと、どんな心境を想像されますか?山芋の花は雌雄異株なため、雄花と雌花は別々の株につけます。うまくいっている恋のため息、片思いの恋のため息、過去の思い出の恋のため息…。山芋の花は7~8月頃に見頃をむかえるので花を眺めながら、それぞれの恋のため息をついてみても良いかもしれませんね。

治療

山芋は、古くから山のうなぎと呼ばれるほどに栄養豊富な食材として知られ、漢方薬にも山薬(さんやく)として用いられているほどです。花言葉の治療という言葉は、山芋の栄養価の高さ・滋養強壮や消化促進などの効果を表したのかもしれませんね。

悲しい思い出

山芋の花言葉には、悲しい思い出という言葉もあります。恋のため息にも通じそうな花言葉ですね。山芋の花は、穂状につけた花の殆どが開きません。ヤマノイモ・とろろ・むかごなどは、秋の季語としても使われています。

秋になると少し感傷的になられる方もいるかもしれませんね。秋は山芋の収穫時期なので、是非秋の味覚・山芋を頂きながらゆっくりと過ごしましょう。

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まとめ

ここまで、山芋の詳しい部位について・山芋の花言葉について見ていきました。

山芋は、栽培時に苗として種芋・むかごなどを植え込み、芽を出させます。芽が出ると蔓が急速に伸び茎のもとから根も張っていきます。蔓の付け根あたりに細長いハート型に似た葉が付き、葉の付け根あたりに山芋の蔓になる肉芽・むかごが付きます。山芋の葉・むかごは食べる事も可能で、むかごには山芋の栄養素が凝縮されています。

山芋には小さな白い花が付きます。雌雄異株で雄花は直立・雌花は下垂し7~8月頃に咲くとされています。花びらは6枚ありますが、その殆どが開きません。ニッキに似た甘い香りがすることでも知られています。

山芋には花言葉もあり、「気長」「芯の強さ」「恋のため息」「治療」「悲しい思い出」といった山芋の花を思い出させる言葉が込められています。山芋の花は7月29日の誕生花でもありますよ。

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