山芋の食中毒症状は?アレルギーの場合もある?腐るとどうなるの?

山芋や長芋といえばとろろにして食べるととってもおいしい食品ですが、あまりメジャーな食材ではないのでそこまで日常的に食べているという人は少ないかもしれません。

そんな山芋や長芋は食べた後に「体調を壊しやすい」食品でもあるということをご存じでしょうか。

今回の記事では、

  • 山芋や長芋で食中毒になるの?
  • アレルギーの心配はあるのか
  • アレルギーとそうでないものの見分け方
  • 食中毒になった時の対処法
  • 腐った山芋の見分け方

これらについて解説していきたいと思います。

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山芋や長芋で食中毒になるって本当?

山芋や長芋には「毒性はない」のですが、食べた後に下痢や腹痛が起こることがあります。その原因はアレルギー腐った長芋が原因です。

アレルギーの場合は食べて数分から数時間以内に腹痛や下痢、そのほかの全身症状が現れます。腐った山芋や長いもを食べてしまった後に、下痢や腹痛、発熱などの症状が出る場合は食中毒症状です。

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山芋・長芋アレルギーとは?

食物アレルギーは基本的に食べて数分~数時間以内に様々な症状が出ます。症状が固定されているわけでなく、全身の免疫機能が誤作動してしまうので非常に幅広い症状が出る可能性があります。

アレルギー

引用:miraizaidan.or.jp/allergy/anaphylaxis.html

重篤な場合だと、嘔吐といった消化器症状、呼吸困難などの呼吸症状まで発展してしまう恐れがあるので怪しい症状が出てきたら、自己判断せずに医療機関に相談しましょう。

口の周りがピリピリするのはアレルギー?

山芋や長芋を食べた後に口の周りがピリピリする、かゆみがでる場合があります。このような症状が出た場合アレルギーを疑う方が多いのですが、実は山芋や長芋にはシュウ酸カルシウムと言うかゆみを引き起こす成分が含まれています。

シュウ酸カルシウムというのは非常に小さいながらもトゲトゲしている形をしており、それが皮膚にくっついてしまうとチクチク刺されるような違和感を感じるようになるのです。

アレルギー症状との違いは他にお腹を壊したり、口の中が腫れたり、体のどこかに蕁麻疹が出たりなどの症状がないことです。口の周りなどを触れた部分だけに違和感があるのであればアレルギーではないので心配は要りません。

シュウ酸カルシウムによる口の周りのピリピリは時間が経てば治りますので安心してください。 

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山芋を食べて食中毒になった時の対処法は?

もし山芋や長芋をたべて下痢や腹痛になった場合はすぐに治す方法はありません。何よりも今より悪化させないことが大事です。ベルトをしていれば、ベルトを緩めてください。お腹は冷やさないように温めておきましょう。

しばらくは安静にして、激しい運動は控えてください。下痢になった場合は水分不足になりがちなので、水分をよく取っておくようにしましょう。どうしても長い時間治らないようならば、病院へ行ってくださいね。

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長芋・山芋が腐った時の見分け方は?

腐った山芋・長芋を食べると腹痛・下痢の原因となりますので見分け方を知って対処しましょう。

変色する

腐ったサインの1つ目は変色です。長芋や山芋は痛むと茶色や黒色、黄色などに変色していきます。長芋は本来クリーム色をしていますが、このような色が見られたら痛み始めている証拠です。変色がひどくなると完全に腐っている証拠ですので、食べるのはやめましょう。加熱しても食べるのはお勧めしません。

カビ臭くなる

腐ったサインの2つ目はカビ臭くなります。外見には変化はない、けれどもカビ臭い。そういった場合は傷んでいる可能性大です。見た目に変化はなくても、どこかに小さなカビが生えているでしょう。カビが生えていたら食べるのはやめましょう。カビが生えている場合は加熱しても食べるのはお勧めしません。

酸っぱい味

腐ったサインの3つ目は酸っぱい味です。長芋や山芋は腐ったり傷んだりすると酸っぱい味になります。酸っぱい味以外にも、いつもと違う味であれば腐っていたり、傷んでいる証拠ですので食べるのはやめましょう。酸っぱい味の場合は加熱しても食べられません。お腹を壊す可能性があるのでやめましょう。

どろどろに溶けている

腐ったサインの4つ目はドロドロに溶けています。長芋や山芋は痛み始めたり腐りはじめの最初の段階ではぶよぶよになります。さらに腐敗が進むとドロドロに溶けるような状態になります。このような状態になったら加熱しても食べられません。ですので、破棄してください。

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危険だと思ったら食べないで捨てることも考えよう

一部分だけ腐っている場合はそこだけ切り取ってとろろにできますが、完全に腐り切っている場合や、手に負えない状況の場合はそこの部分を切り取っても危険です。

このようになった山芋や長芋は食中毒を引き起こす可能性があるので、腐敗が進んでいる場合は食べるのをやめましょう。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • 山芋や長芋は体調に影響を与えやすい食材
  • アレルギー症状や食中毒症状が出ることがある
  • アレルギーには様々な症状が出る場合があるので注意が必要
  • 口の周りがピリピリとするのはシュウ酸カルシウムの可能性もある
  • 一部でも腐っている場合は食べるときに注意しよう
  • 無理して腐っている物を食べる必要はない

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。 

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