ヤーコンと菊芋の違いとは?形・味・栄養素・効果効能をそれぞれ解説

皆さんはヤーコンという食材をご存知ですか?ヤーコンはシャキシャキとした食感が特徴的な野菜で、畑になる「梨」とも言われるほどみずみずしいのが特徴的です。

そんなヤーコンですが、最近健康効果が高いとして注目を集めている「菊芋」という食材と間違われることが多いといいます。確かにどちらもメジャーな食材ではありませんよね。

今回の記事ではヤーコンと菊芋の違いについて解説していきたいと思います。この機会に、ヤーコンと菊芋の特徴について一緒におさらいしていきましょう!

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ヤーコンってどんな野菜?

ヤーコンはアンデス原産のキク科の根菜で、根や茎を食用にする他、葉をヤーコン茶に加工して飲用します。一見するとサツマイモのように見えますが、味やシャキシャキした食感はナシのようです。炒めものや揚げ物、生でサラダに入れたりと様々な調理法で楽しめます。

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ヤーコンの特徴

ヤーコンが畑の梨といわれる理由は?

ヤーコンの見た目はサツマイモに似ていますが、風味は全く違っていて、梨のような風味と言われています。梨でも甘味が少ない梨に例えられていて、食べやすいのが特徴です。梨だと出されれば、甘味の少ない梨と思われ、ヤーコンとは気づかれないようです。

ヤーコンはサラダと相性が良い

ヤーコンはサラダとよく合います。みずみずしく、あっさりしているため食べやすく、食感もシャキシャキとしているため、サラダとよく合います。ツナ缶と合わせたり、マヨネーズをかけて食べられるそうです。

ヤーコンはサラダなどで食べるなら、まずはアク抜きをしましょう。切った後にアク抜きをしないと、ヤーコンが黒ずみを帯びてしまいます。そのため、水か水に酢を入れたものに漬けるか、お湯で少し茹でてください。ただし、アク抜きをする理由は黒ずみを防ぐためなので、見た目を気にしない方はアク抜きをしなくても大丈夫です。

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ヤーコンの栄養成分

  • カリウム
  • カルシウム
  • マグネシウム
  • リン
  • カロテン
  • ビタミンE
  • ビタミンK
  • ビタミンB1

などざっとあげただけでも8つもの栄養が含まれていました。体内の予防な水分を排出し、むくみの予防となるカリウムなどが含まれていました。その他には、体を健康に保つためのビタミン類も豊富に含まれていて、健康に良い食べ物ということがわかりましたね。

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菊芋ってどんな食材?

菊芋は北アメリカを原産地とするいもの一種で、日本には江戸時代に家畜の飼料用として伝来しました。そのため当時は「豚いも」という名前でも呼ばれていたようです。

食べる部分は根っこの部分で、加熱するとほくほくとした食感でほのかに甘みもあります。里芋に似ていますが生で食べることのできる野菜で、生の場合はサクサクとした食感を楽しめます。淡白な味なので濃いめの味付け料理に用いられる根菜です。

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菊芋に含まれる「イヌリン」がすごい

菊芋には「天然のインシュリン」と呼ばれる、「イヌリン」という成分を豊富に含んでいることから、最近では美容や健康面から注目を集めています。

<イヌリンの効果>

  • 食べ過ぎを防ぐ(ダイエット効果)
  • 血糖値の上昇を抑制
  • 整腸作用
  • コレステロールの低下

このようにたくさんの体に嬉しい効果がイヌリンを摂取することで期待することができるのです。特に血糖値の上昇を防ぐ効果が高いので唐揚げや油もの、糖質がたくさん含まれているものと一緒に食べることでより効果を発揮します。

イヌリンってそもそも何者なの?

イヌリンは水に溶けやすい水溶性食物繊維の一種で、体内で消化吸収することができません。通常の栄養素だと胃腸で消化され、腸で体内に吸収されます。一方で消化されないイヌリンはそのまま腸に到達します。

水溶性食物繊維は腸に入ると周りの水分に溶け込み、ゲル状のものになります。このゲルが腸内での糖質や脂質の吸収を抑えてくれ、血糖値の上昇を抑制したりコレステロールを下げる働きがあると言われているのです。その他にもこのイヌリンで作られたゲルは、腸内を清掃しながら移動するので便秘解消効果や腸内環境の改善効果も期待できるとして知られています。

ミネラルやポリフェノールも豊富に含む

菊芋にはイヌリン以外にも、体の水分量を調整してくれる大事な栄養素であるカリウムや強い抗酸化作用(アンチエイジング作用)をもつポリフェノールが豊富に含まれています。このような体に良い成分を豊富に含む菊芋は「スーパーフード」として、世界中のセレブや健康志向の強い方に親しまれています。

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ヤーコンと菊芋は全く違うもの!

今回はヤーコンと菊芋それぞれの特徴について解説してみました。このように二つ同時に紹介すれば全く違うものだということがわかりやすいですが、販売されているものは少し見分けがつきづらいかもしれませんね。

簡単な覚え方としてはヤーコンはさつまいも似で、菊芋はサトイモ似ということでしょうか。それぞれ独特な特徴を持っていますので是非料理に活用してみてくださいね!

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • ヤーコンはサツマイモに似た形をしているキク科の野菜
  • 菊芋は里芋に似ている野菜
  • どちらも生で食べることができる
  • ヤーコンにはミネラルやビタミンが豊富に含まれている
  • 菊芋にはイヌリンと言う血糖値をコントロールしてくれる栄養素が豊富 

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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