ラーメンの一番の楽しみといえば何でしょうか?スープ、麺などラーメンを構成する要素は様々ですが、その中でも「チャーシュー」は最後まで大事に取っておきたくなるほど美味しいですよね!家ではなかなか作ることができないので、贈り物でもらったりすると嬉しくなっちゃいます。
そんなチャーシューですが、煮ているものに「焼豚」というものがあります。ではチャーシューと焼豚の違いっていったい何なのでしょうか。今回の記事ではチャーシューと焼豚の違いやチャーシューの作り方について紹介していきます。
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目次
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焼き豚とチャーシューと煮豚は違うもの
まず初めに焼豚とチャーシューの違いについて紹介していきますね。
実は焼豚とチャーシューの違いは日本ではほとんどありません。そもそも日本では焼豚と書いてチャーシューと読むこともできますよね。ですが日本のチャーシューはほとんどが煮て作る「煮豚」です。なので、焼豚とチャーシューが同じものだとすると焼豚=煮豚という不思議な関係になってしまいます。
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チャーシューとは
チャーシューの本場の広東や香港では、チャーシューは叉焼と書きます。これはもともと「串焼き」を意味する言葉で、豚のバラ肉やもも肉を専用の炉で焼き上げて作るものを指します。広東や香港のチャーシューは煮豚ではなく、ちゃんとした「焼いた豚肉」なのです。
ちなみに広東や香港のチャーシューは「赤いチャーシュー」です。これは紅麹をつかった紅糟という、赤い色のついた調味料をタレとして使うと着色されます。最近では単純に食紅を使って色付けをしているチャーシューも多くなっています。
焼豚
本場の中国ではチャーシューは叉焼と書くという説明を行いました。日本では焼豚とかいてチャーシューと読みますが、日本の焼豚は煮込んで作る「煮豚」です。ごくまれに本場のように炉に入れて焼いて作る焼豚が提供されているお店がありますが、ほとんどすべて煮豚だと思ってもらって良いでしょう。
結論として
ここまでの説明をまとめると、本場広東や香港のチャーシューといえば「焼いた豚肉」の叉焼で、日本のチャーシューは「煮豚」であるということでしたね。これを踏まえて、まず考えることは「チャーシューは焼いて作るチャーシューと煮て作るチャーシューがある」ということです。
チャーシューという食べ物自体が、大きな枠組みで分類されており、煮ても焼いても作ることができるということを知っていれば混乱しなくなりますね!
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異なる点とは
ではチャーシューには焼いて作る方法と煮て作る方法があるということが分かっていただけたと思いますが、それぞれの調理法によってどんな違いが出てくるのかを解説していきますね。
焼いて作るチャーシューは専用の炉が必要
焼いて作るチャーシューの場合は、最初から最後まで煮る工程がありません。そのため中まで火を通すのが非常に難しくなり、専用の炉が必要になります。もちろんチャーシュー専用の炉を家庭に用意するのは難しいので、日本で作る場合は自然と煮て作るチャーシューになります。
味の違い
本場の広東や香港で食べるチャーシューを味わったことがある方はイメージできるかもしれませんが、煮て作るチャーシューと焼いて作るチャーシューは味わいが大きく異なります。
焼いて作るチャーシューは香辛料の味わいと甘味、ジューシーさを強く感じることができるといわれています。一方で煮て作る日本風のチャーシューは、味の強いラーメンの中でも存在感が出せるようにしっかりとした醤油ベースの出汁の旨味を感じることができます。
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チャーシューの作り方
圧力なべを使ったチャーシューの作り方
チャーシューは分厚い豚肉の塊を使用するので、通常の作り方だとかなりの時間を要します。ですが、圧力なべがあるなら比較的早くに火が通るのでご家庭でも簡単に作ることができます。
<材料>
豚肉肩ロースブロック:2本分
ネギ:1本
生姜:1/2
にんにく:1片
醤油:120~130㏄
砂糖:100g
<圧力なべを使ったチャーシューの作り方>
- ①豚肉肩ロースをタコ糸で巻く
- ②ネギは3等分にして、生姜はスライスにしておく
- ③圧力鍋に肉を入れ、 お肉よりも3~5㎝上にかぶるように水を入れる
- ④圧力鍋にネギ、生姜、にんにくを入れて蓋をし、強火にかける
- ⑤圧力鍋のピンが上がったら中火にして30分ほど火にかける
- ⑥ピンが下がるの確認して蓋を開け、肉を取り出してフライパンに乗せる
- ⑦圧力鍋にある煮汁を肉が半分くらい浸る程度フライパンに入れる
- ⑧醤油と砂糖を加え、中火にかけひっくり返しながら10~15分ほど煮込む
- ⑨肉を取り出してタコ糸を切ると完成!
- ⑩お好みでバーナーで表面をあぶれば、香ばしい炙りチャーシューになる
圧力鍋を使うことによってとろとろで柔らかいチャーシューになりますよ!チャーシュー丼にしてみたり、ラーメンに乗せたり、チャーハンに入れても美味しく食べることができます。
バーナーで焦げ目をつけるとより香ばしく食べることができますので、ご家庭にバーナーがある際はぜひ試してみてくださいね!
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まとめ
いかがでしたでしょうか?日本のチャーシューは焼き豚ではなく煮豚であること、本場中国のチャーシューは専用の炉を使って最初から最後まで焼いて作るチャーシューであることがわかりましたね!日本のチャーシューももちろん美味しいですが、機会があれば是非本物チャーシューを食べてみることをお勧めします。
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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