わさびを食べ過ぎるとどうなる?副作用・デメリット・致死量はどのくらい?

わさびを食べ過ぎると副作用を起こすことを知っていますか?過剰摂取すると命の危険性もあるようです。致死量はどのくらいなのでしょうか?今回は、

  • わさびの栄養成分 / 効能
  • 食べ過ぎのデメリット
  • わさびに致死量がある!どのくらい?
  • 1日の摂取目安量

これらのテーマについて紹介いたします。

スポンサードリンク

わさびの栄養成分と効能

わさびにはどんな栄養成分が含まれ、それによってどんな効能があるのでしょうか?それぞれ確認していきましょう。

栄養成分

わさびには、カリウムカルシウムといったミネラル類や、ビタミンC・B1などのビタミン類も含まれています。特有の辛味はアリルイソチオシアネートという成分で、辛子にも含まれている成分です。

  • カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
  • カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。
  • ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
  • ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
  • リン:リンはカルシウムと結合し、リン酸化カルシウムとなり骨と歯の材料になります。そのため、カルシウムとセットで摂ることが大事です。また、細胞の遺伝子情報の核酸に不可欠なミネラルです。加えて三大栄養素から分解したエネルギーを蓄える最終形態ののアデノシン三リン酸の材料にも必要です。

スポンサードリンク

効能

わさびに含まれるアリルイソチオシアネートには 強い殺菌作用 があり、 ガン予防やからだの老化を予防するアンチエイジング効果 にも優れています。

また、 殺菌効果 もあり食中毒予防になるため、お刺身と一緒にわさびを食べるのは理にかなっているのです。他に、血液が固まるのを予防して 血液をサラサラにする効果や、臭みを消す口臭効果 もあります。

わさびを食べ過ぎるとどうなる?デメリットは?

わさびは一度に沢山食べることはなかなかありませんが、万が一食べ過ぎてしまうと体に副作用が起こることがあります。わさびの食べ過ぎによる症状をいくつか見てみましょう。

お腹を壊す・腹痛・下痢

わさびの辛味成分アリルイソチオシアネートは刺激が強いため、食べると胃腸を刺激して腹痛や下痢を起こすことがあります。

胃がムカムカ・気持ち悪い

また、胃腸が刺激されることによって胃がムカムカしたり気持ち悪くなることもあります。酷い場合は胃の粘膜が炎症を起こすこともあり、治療が必要になることもあるので食べ過ぎには注意しましょう。

味覚が変になる

大量にわさびを食べると辛味成分に舌が刺激されることによって、一時的に味覚障害になることもあります。感覚が麻痺し、他の食べ物の味がわからなくなったり、舌の表面が荒れて細胞の再生スピードが遅くなることがあるので注意しましょう。

わさびで死亡するって本当?

わさびを食べ過ぎると死亡することがあるって知っていましたか?お刺身やお寿司に少量つける程度が通常の摂取量ですが、大量にわさびを食べると死に至る危険性があるのです。

イスラエルの60歳女性が、わさびとアボカドを間違えて大量にわさびを摂取してしまい、「たこつぼ心筋症」という病気を発症したケースがあります。たこつぼ心筋症とは胸痛、胸の圧迫感、息切れなどの症状が現れることで、ストレスフが原因では発症することもある病気です。心臓が「たこつぼ」のような形になることが病名の由来となっています。わさびを大量摂取は危険なのです…!

スポンサードリンク

わさびの致死量

わさびの致死量ですが、体重50kgの人が一度に食べても良いギリギリの量は600gとされています。わさび600gを一度に食べることなんてまずあり得ないですが、この量を食べてしまうと死亡する危険性があります。

わさびの食べ過ぎってどのくらいの量?

わさびの致死量は600gですが、1日の目安摂取量を基準にしてあまり食べ過ぎない方が良いでしょう。食べ過ぎると死亡することはなくても、味覚がおかしくなったり胃がムカムカしたり、腹痛を起こす可能性もあります。

1日の摂取目安量

 わさびの1日の摂取目安量は、3〜5gでティースプーン1杯ほど になります。わさび好きの方はお刺身を食べる時など、わさびを巻いて食べる方もいますが、食べ過ぎると胃腸を刺激してしまいますので気をつけてくださいね。

まとめ

「わさびを食べ過ぎるとどうなる?致死量や目安量は?」というテーマについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

この記事をまとめると

  • わさびの食べ過ぎは腹痛・下痢・胃もたれ・胸やけ・味覚障害の原因となる
  • わさびの致死量は600g!海外では食べ過ぎで心筋症になった方も
  • わさびの1日の目安量は3〜5gで、ティースプーン1杯ほどの量

わさびは辛味成分が強いので一度に沢山食べてしまうことはなかなか無いですが、副作用や命の危険性もゼロではないので食べる量に注意してくださいね。

スポンサードリンク