本わさびは辛くない？辛くする方法･辛くない食べ方｜西洋わさびとの違いは？ |

わさびは辛いものですが、辛くないこともあるようです。何が原因なのでしょうか？また、本わさびと西洋わさびには辛味の違いがあります。今回は、

わさびが辛くない原因
本わさびチューブって100%？
わさびを辛くする方法 / 辛くない食べ方

これらのテーマについて紹介いたします。

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1 わさびが辛くない原因は味覚障害？
- 1.1 わさびの辛味成分
- 1.2 する前のわさびは辛くない
2 本わさびは辛くないの？
3 わさびを辛くする方法･食べ方
4 わさびの辛くない食べ方･方法
5 まとめ

わさびが辛くない原因は味覚障害？

わさびは鼻にツーンとした刺激が来る絡みの強い薬味ですが、辛くないことがあるようです。辛いはずのわさびが辛くないのは、コロナ禍のご時世的に味覚障害？と思うかもしれませんが、わさびが原因な時もありますよ！まずは辛味成分から確認していきましょう。

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わさびの辛味成分

わさびの辛味をつくっているのはアリルイソチオシアネートという成分で、からしにも含まれているものです。アリルイソチオシアネートには解毒代謝酵素を活発にする働きがあり、発がん物質を無毒化する効果があることもわかっています。

また、 強い殺菌作用 があり、 からだの老化を予防するアンチエイジング効果 にも優れていたり、 殺菌効果 もあり食中毒予防にもなります。

する前のわさびは辛くない

わさびが辛くない原因の一つに「すりおろしていない」ことが挙げられます。実はわさびは すり下ろすことで辛味を増します 。

すり下ろすとわさびの細胞が破壊されてミロシナーゼという酵素の働きが活発になり、それがシニグリンという”からし油配糖体”と反応することによって辛味成分アリルイソチオシアネートが生成されるのです！

つまり…

ミロシナーゼ(酵素)＋シニグリン(からし油配糖体)＝アリルイソチオシアネート(辛味成分)

アリルイソチオシアネートはすりおろすことで生成される成分のため、すりおろしていないわさびは辛くないというわけなんです。

本わさびは辛くないの？

本わさびとは、綺麗な渓流地でしか栽培することができない「THE・わさび」のあのわさびです。チューブわさびと違い本格的なものですが、実は本わさびはあまり辛くないものなのです。一方でしっかりとした辛味を持つ市販のチューブわさびには、西洋わさびというものが使用されていることが多いです。

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本わさびの特徴

本わさびは水が綺麗で冷たい場所にしか生息せず、収穫できるまでに３年もの月日がかかります。そのためスーパーに出回ることは少なく、生産地付近や飲食店を中心に流通します。国内では静岡県や東京の奥多摩地域・島根県・長野県での栽培がメインとなっています。本わさびは辛味がそこまで強くなく、上品でほどよいピリリ感が特徴です。

西洋わさびの特徴

西洋わさびは市販のチューブわさびに使用されていることが多く、ホースラディッシュとも呼ばれています。西洋わさびは本わさびと違い、色が白く、辛味が強いのが特徴です。

「本わさび使用」チューブは100%？

市販のチューブわさびには「本わさび使用」と記載されていることがありますが、”西洋わさびではなく本わさびを使用していますよ”という目印なのです。しかし、「本わさび使用」と書かれていても減量が100%本わさびとは限りません。

エスビー食品のチューブわさびは、本わさびを50%使用しているものには「本わさび使用」、50%未満のものには「本わさび入り」と表示しているとHPに記載があり、完全に100%本わさび使用でない場合でも記載があるようなのです。

本わさびは流通量も少なく価格も高いため、市販のチューブわさびで100%本わさびのものを見つけるのは難しいようです。