わらび餅で下痢・腹痛に!もしかして消化に悪い? 賞味期限が原因?

ぷるぷる食感が癖になるわらび餅。ついつい食べ過ぎてしまう方も多いのではないでしょうか。実はわらび餅で体調不良を起こしてしまう事もあるようです。体調不良を引き起こす原因は何なのでしょう?また、わらび餅は日持ちするのでしょうか?そこで今回は

  • わらび餅で下痢・腹痛になる原因は?
  • わらび餅の賞味期限は?
  • 本わらびとスーパーのわらび餅
これらのテーマについて紹介いたします。

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わらび餅で下痢・腹痛になる原因は?

わらび餅を食べることで下痢や腹痛が生じる場合があります。考えられる原因としては食物繊維の量のバランスが崩れているのかもしれません。

食物繊維には大きく分けて水溶性食物繊維と不溶性食物繊維がありますが、両方の性質を持つ難消化性デキストリンという消化されないでんぷんも関与している可能性があります。

どれかが過剰に、若しくは不足していると下痢や便秘、腹痛につながる恐れがあるのです。

消化に悪い

原材料は山菜のわらびですので、その根っこから抽出されるわらびのでんぷんにも豊富に食物繊維が含まれています。腸を綺麗にし、整える作用がある反面、消化されない成分でもあります。

消化されずに腸内で便を柔らかくしたり、蠕動運動を促すために腸内を刺激したりしますので、結果的に下痢や腹痛の要因となり得ます。

不溶性食物繊維

炭水化物は糖質と食物繊維に分けられ、食物繊維も水溶性食物繊維と不溶性食物繊維に分けられます。わらび餅に多く含まれているのは不溶性食物繊維です。不溶性食物繊維は便のかさを増やし、その刺激で排便を促す効果があります。

お通じが良くなる効果が期待できる一方、腸に刺激を与えますので腹痛が生じる場合もあります。

1日の適量は?

一日での適量は5~7個ほどという見解が多いようです。

但し、わらび粉の原材料によっては1.5倍ほどカロリーが高くなる場合もありますし、きな粉に含まれる砂糖の量や黒蜜の量によってエネルギー量の数値が変わってきますので、食べ過ぎないよう意識しましょう。

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わらび餅の栄養成分は?

わらび粉を使ったわらび餅には、食物繊維やビタミンE・ビタミンB群・カロテンなどが含まれています。

見た目はシンプルなわらび餅ですが、実は栄養が多い食べ物なのです。食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維がありますが、わらび餅には両方が含まれています。水溶性食物繊維よりも不溶性食物繊維が多く含まれていおかげで、便秘解消など整腸効果を期待することができます。

食べ過ぎは太る?

わらび餅のカロリー

わらび餅(100gあたり)約169kcal、わらび餅1個(約16gあたり)約27kcal
です。
わらび餅の種類に注意!
近年販売されているわらび餅には、わらび粉ではなくタピオカ粉を使用されているものも多数あります。この場合、上記のカロリーよりも高めになることに注意が必要です。

アレルギーはある?

わらび餅を作る際に用いられる主材料は本わらび粉とわらび餅粉、どちらかが使われています。本わらび粉はわらびの根っこにあるでんぷんを叩き出して抽出したでんぷん100%で出来ています。

一方、わらび餅粉はサツマイモやタピオカ、葛などからとれるでんぷんで出来ています。本わらび粉の方が、生産量が少なく、希少価値が高いです。基本的にどちらもアレルギー物質ではないですが、注意点があります。

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わらび餅の賞味期限は?

こげ茶色のわらび餅は日持ちせず、冷やすと弾力が無くなってしまいます。一方、透明のわらび餅の方は比較的保存が利きます。

賞味期限

最短で当日のものがあるほど、日持ちがしない和菓子です。長いもので要冷蔵5日ほどの様です。以降は風味がどんどん損なわれていきますので、美味しく食べたいのであればすぐに消費してしまいましょう。

消費期限

賞味期限が切れてしまったけどもったいない…まだ食べられそう…と思う人もいるかと思います。先ほど記述したように賞味期限は美味しく食べられる期間を指しますので、消費期限はもう少し先です。

原則、消費期限は安全に食べられる期間に0.8をかけた期間で算出されますので、多少過ぎてしまっても食べることは可能です。

わらび餅には消費期限というよりは、賞味期限での記載が多いかと思いますが、賞味期限を過ぎて1日2日ほどであれば食べれたとの情報がありました。

但し期限が切れている事には変わりありませんので、食べるか食べないかは自己責任でお願いします。

腐るとどうなる?

わらび餅が腐ると以下のような状態になります。

変色

異臭

食感の変化

粘り気が発生

腐った際の状態変化は比較的小さいようですが、少しでも異変を感じましたら速やかに食べるのを止め、処分することをお勧めします。

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本わらびとスーパーのわらび餅

わらび餅を作る際に用いられる主材料は本わらび粉とわらび餅粉、どちらかが使われています。スーパーでよく見かける透明なわらび餅はわらび餅粉を使用したものです。

一方、和菓子屋などで販売されているこげ茶色のわらび餅は本わらび粉を用いています。

本わらび

本わらび粉はわらびの根っこにあるでんぷんを叩き解して抽出したでんぷん100%で出来ています。わらびの根10㎏に対し、70gしか採取できないため生産量が少ないです。

また、でんぷんを抽出する際、非常に手間がかかるため、希少価値が高いです。日持ちもしない為、本来は春しか食べられない和菓子です。

スーパーのわらび餅

わらび餅粉はサツマイモやタピオカ、葛などからとれるでんぷんで出来ています。

わらび餅粉を製造する際に用いられるでんぷんの主材料は様々で、中には小麦由来のでんぷんを使用していることもあります。アレルギーを持っている方は注意して確認してください。

本わらびの方がお腹を壊しやすい

わらびの根に食物繊維が豊富に含まれており、効果を発揮しますので腸へダイレクトに影響を及ぼします。

その結果、お腹の不調へと繋がりやすいです。わらび餅粉は他の食材のでんぷんで作られていますので食物繊維の量やカロリーはものによってバラバラです。食物繊維の量に関しては本わらび粉を上回ることは無いと考えられます。

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まとめ

「わらび餅で起こる体調不良やその原因」などについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

この記事をまとめると

  • わらび餅の原材料には大きく分けて2種類ある
  • 含まれる栄養素の量が違う為、原材料によって身体に及ぼす影響の度合いが異なる
  • わらび餅は日持ちしない食品で、美味しく食べたいのであれば早めに食べる

わらび餅と一口に言っても原材料はものにより違いますので、原材料、栄養成分はチェックしましょう。また、食べ過ぎなければ整腸作用も期待できますので嗜む程度に食べましょう!

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