わらび餅といえば透明でプルプルとした食感が美味しい、黒蜜やきな粉をかけて食べる和菓子のことですね!材料さえ揃えれば家でも簡単に作ることができるわらび餅は、お客様が来た際のお茶受けなどにとてもオススメな和菓子です。
今回の記事ではわらび餅とはどのような和菓子なのか、わらび餅の味、わらび餅の作り方について解説していきたいと思います。
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目次
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わらび餅ってどんなお餅?
わらび餅は、平安時代の醍醐天皇が好んで食べていたと伝えられているほど有名な歴史のある和菓子のことをいいます。そのわらび餅に使われていたのは、植物のわらびの根から採取したデンプン「本わらび粉」です。これがわらび餅の語源になっています。
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わらび粉ってどんなもの?
わらび粉(わらびこ)はわらびの根からとれるデンプンを乾燥させて粉末状にしたもので、とても粘りが強くデンプンの粉臭さがないのが特徴的です。
精製にはかなり手間がかかってしまいあまり生産量が多くできないため、比較的粉類の中でも高価な部類に入ります。
わらびの地下茎を掘り、叩いて、ほぐして、洗ってからデンプンを取り出して乾燥させる工程を経るとわらび粉になります。10kgのわらびの根っこから取れるわらび粉はわずか70gとされており目を掘り起こす作業は冬の寒い時期に行われるので、生産量が少なくなってしまうのも頷けますよね。
わらび餅はわらび粉でできていない!
私たちの身近でもわらび餅が販売されていることがありますよね。
わらびもちに使われる原料は基本的にわらび粉になるのですが、先ほども冒頭で説明した通りわらび粉はかなり高価な食材であるため、わらび粉100%で作っているわらび餅はとても珍しいとされています。
わらび粉100%で作られているわらび餅は「本わらび餅」という名前で販売されており、通常のわらび餅のなんと6倍以上の金額になるということですから、わらび粉はとても高価な原料だということがわかりますね。
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わらび餅の味
わらび餅の原料はわらび粉と砂糖と水ですので、わらび餅の味はほんのり甘い味が感じられます。そのままでも美味しく食べることが出来るのですが一般的にはきな粉や黒蜜などの好きなものをかけることでさらに甘さを引き立てて食べます。
大福などの一般的なお餅と違って歯切れがとても良いので噛みきれないということもなく、歯に不安を抱える人でも安心して食べることができます。
黒蜜きなこの他にも
わらび餅はきな粉や黒蜜をかけて食べるのが一般的ですが、きな粉を抹茶に変えたり、果物の缶詰のシロップと中の果物を並べてわらび餅と食べると見た目も印象もガラッと変わりとても美味しくなります。
透明なシロップをかける事によってプルプルとした半透明の状態になり、見た目から涼しさを感じることができますよ!
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わらび餅は家でも作れる?
わらび餅は材料さえあれば家でも簡単に作ることができます。わらび粉は少し高価なのですがぜひ手に入れた時にはわらび餅を作ってみてはいかがでしょうか。おもてなしの際のお茶菓子としてとてもおすすめですよ!
わらび餅の材料と作り方
<材料(四人前)>
- わらび粉:50g
- 水:250㎖
- 上白糖:25g
- きなこ:30g
- 黒蜜:適量
<作り方手順>
- バットにきな粉をふるい入れて広げる
- ボールにわらび粉、水、入れて耐熱性のゴムベラでよく混ぜ合わせる
- 混ぜ合わせたものをザルで濾しながら鍋に入れて混ぜながら中火で加熱していく
- 半透明になったら弱火にして混ぜ続ける
- 透明になってからさらに2分ほどよく練り混ぜる
- 練り混ぜたものを、きな粉が載ったバットに入れて上からさらにきな粉をかける
- スケッパーで食べやすい大きさに切り分ける
- お皿に盛り付けて黒蜜をかければ完成
材料と混ぜ合わせてゆっくりと鍋で加熱して練り合わせれば簡単にわらび餅の完成です!非常に簡単に作れるので、覚えておいて損はないレシピだと思います。
わらび粉と上白糖と水は最初に混ぜ合わせてダマになるのを防ぐために必ず濾してください。このようにすれば綺麗なわらび餅が完成しますよ!火にかけたらゴムベラでしっかりと混ぜ続けないとすぐにダマになってしまうので注意しましょう。
また生地をバットに広げる時にはとても熱いので火傷に注意してください。
片栗粉でも代用可能?
どうしてもわらび粉が手に入らないという方は「片栗粉」で代用が可能です。分量は先ほど紹介したわらび粉と同じ分量を使うようにすればOKです。
わらび粉よりも片栗粉を使った方が透明度も高い、よく市販されているプルプルのわらび餅になります。ですが本わらび粉を使うよりも食感が少なくなり、風味も劣ってしまう傾向にあります。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- わらび餅は平安時代の醍醐天皇が好んで食べていた和菓子
- 高級な本わらび粉を使う
- わらび餅の味はほんのり甘さを感じる程度
- 黒蜜ときな粉をかけたり抹茶と黒蜜をかけたり、果物の缶詰のシロップをかけたりするなど様々な食べ方ができる
- 材料さえ揃えれば家でも簡単に作ることができる
- 片栗粉でも代用が可能
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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